「夏の花火」を含む小説

夏祭りに行こう、と誘われた私は、その話を断っていた。 けれども。 遠くから聞こえてくる祭囃子。 その音を聞いていると、無性に屋台の焼きそばが食べたくなってきた。 だから、友達には…

その街の花火大会は、毎年最後の３分間が凄い。自分の全てをその「たった３分間」に注ぎ込むような、凄い勢い。 私にも、そんな生き方が出来るだろうか。

夏が終わろうとしている。 小説家の君は、あの日からずっと苦しみ続けている。それなのに、私にできることは何もない。 ――私が××だ、あの日から。 とある身内の交流会で最優秀賞をと…

花火の上がらなくなった夏祭りの喧騒を抜けて、十九歳の「僕」は小さな慰霊碑を訪れる。 もう会えなくなった少女に対する、複雑な心を抱えたまま――。 一話完結の短編読み切りです。

女の子2人が海に行く話です。平成最後だろうが何だろうが、彼女達の夏は彼女達のものです。百合。

この辛く悲しい出来事は私たち二人を紡ぐ。 この物語に入り込める人だけが涙を流す。 涙を流すことを忘れた私は、担当になった主治医。杉村将哉によって救われた。 すでに人としての心を…

夏が嫌いな僕が晩夏の花火大会で出会った少女は何処か不思議だった。

自主企画、同題異話！！ 今月もひっそりと参加します！ タイトルいじり(無理矢理感がひどい)、6話完結予定、600字縛り。 夏のあるひととき、短くて長くて。 9/1完結（笑） 言…

どこまでも女々しい少年の初恋の話。

夏の終わりに僕が好意を寄せている美紗季（みさき）と2人だけで神社の境内から覗くように見上げた花火。 それは鮮やかで儚くて、甘くて淡い色をしていた。 主人公 蒼（あおい） ※打…

やる気がないモノローグ、置いてきた記憶、さび付いた情緒、ごみ箱に捨てた今日。

　怒りは花火に似ているんだと思う。 　ゆっくりと頂点に向かっていく。そして、堪りに堪ったもんが爆発する。 　その瞬間、俺は『限界』というヤツを知る——。 　※短編作品です。この…

自主企画 同題異話 八月号『火花を刹那散らせ』参加作品です。 夏祭りの夜、地図屋・導（しるべ）の元にひとりの女性が尋ねてくる。彼女はかつて彼と夏祭りで花火を見る約束をすっぽか…

高一の葵は、祖母の家の隣に住む兄弟の兄の方、 二つ年上の啓人に、幼い頃から憧れている。 滅多に会えない彼への想いは募り、 今年の夏、思いきって告白しようと決めたが……。

LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト参加作品。 高校最後の夏の小さな花火大会

瀬戸内海に面する小さな町で起きた恋。青春時代に起きた純粋に真っ直ぐな物語。 ＊コメントなど是非お願いします。 ★100pv達成しました。(2018/12/28)

夏と花火と鎖骨の話。を書きたかったのですが、割合間違えましたね。これからも鎖骨にチャレンジして生きたいと思います。 他愛のない話になりました。

俺は花火を見たことがない。 そんな思いから、俺は花火大会が行われる町へと向かった。 けれど、俺は知らなかった。 誰でも小さな花火のことを。 あの少女が俺に教えてくれた 平成最後の…

　大学一年生の日野紫（ひのゆかり）は夏が苦手だった。 　夜空に咲いた大輪の花。優しい二人の笑顔。 　美しいはずの夏色の記憶が、紫を暗い暗い過去に縛りつける。 　だが、ミステリアス…