「凪」を含む小説

部のなかで若干の流行りを見せている「フラッシュフィクション」＝一行小説のうち、部誌に掲載されたものを順番を整え、まとめました。フラッシュフィクションというジャンル（おそらく耳馴染…

部員の鳶田夜凪（とびたよなぎ）による短い詩です。恋とその惨めさがうたわれています。

部員の鳶田夜凪によるファンタジー短篇です。構想中の連作の一つとなっているそうです。 渇きにより破滅へと向かう世界の“最終列車”で、詩人と人魚が出会います。 ——言葉が私を殺すな…

そこは、海を奪われた世界。 はるか昔、海のかなたから押し寄せたヨモツオニに、海は奪われ蒼い月となり、世を治めていた神々は破れ、その残滓がナレノハテとなった。 海を奪われ、神の…

　あの月の夜、僕は君に出会った。君と過ごした日々は、少しずつ僕を変えてくれた。 　この人生に楽しいことなんて何一つない。今を楽しむ同級生を冷めた目で見ているうちに、生きる理由を…

人間と関わることなく生きて、自分が自分を嫌いなことに気づいてから、いつしか死ぬ事ばかりを考えを始めた少年、天野奏。 それでも、勇気がない少年は死を先延ばしにしてきた。桜が見たい…

「名無しの鏡」それに向かってなりたい名前を唱えると、元の名前が消えて新しい名前に世界が順応してくれる。一見便利なものかと思うが実は大きな代償があった。 名前は「凪」。それは父親の…

なぁ、どうやったらこの世界からはぐれないかな。

始業式の前夜、鬼灯満（ほおずき　みちる）は見知らぬ幼女に包丁を向けられた。「私のことを、買ってください」「……………へ？」。そう言って満を脅す彼女の名は伊香賀凪咲（いかが　なぎさ…

主人公『ナギ』は異世界の神。ろくな文明がない世界で退屈な暮らしをしていた。 しかし突如現代日本と繋がり冒険を求めた人間達がなだれ込んできた。 そんな人間達に興味を持ったナギは『凪…

　嫌なことがあり、会社を辞めてしまった水瀬雫だが、ひょんなことから港で働くことになってしまう。 　兄の問題も暫くは大丈夫だと知ると心が晴れて仕事にも精を出して人間関係にも恵まれ…

幼馴染みの凪と奈美。 高校生となり、うずうずし始めた奈美は計画をする。 最強の変身グッズ。メガネを手に入れ、作戦を実行する。

　　二十代半ばとなった香坂 凪沙（ｺｳｻｶ ﾅｷﾞｻ）は、高校時代の仲良し三人組と久々に揃って集まり、昼間から居酒屋で優越感と充実感、なんとも言えない解放感に浸りながら、あ…

　　高校生一年生で生徒会長になった『ウィラ』は、体育祭の危険な競技である騎馬戦に猛反対。 　委員長会議の予算審議において、体育祭実行委員会の予算をカットしたことにより、怨…

【３章開始！】 僕──吉村凪は、花の高校生活を陰キャオタクとして過ごしていた。 特に不自由なことはなく生活できてたけど、このままではさすがにヤバいと思い始めた。 そこで僕は、現…

一話完結の掌編。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説です。

初瀬凪と入船紬葵は幼馴染み。 大学生になり半同棲中だが、彼女の理想ははるか高みだった。 トリあえず言った言葉で彼女は……

遠い未来。 テラフォーミングが完了した火星で、普通の少女———言凪ノアは新カマクラ市で普通に暮らしていた。 だがその日常を一隻の海賊船が壊す。 火の海に包まれるノアの街。 …

須藤凪は現代の高校二年生。親が道場をしており、剣道、空手、合気道、柔道など、多彩な武術を身につけさせられた。しかし、彼は突然戦国時代の日本へと迷い込んだ── 数十年、彼は戦国の日…

凪沙は中学一年生。今日は土曜日で、親友と出かける予定なのだが、朝から熱っぽい。