「ウソ」を含む小説

世界的無秩序が蔓延る今日、日本は先人が守って来た平和を貫けるか。次世代次々世代、その先の世代の安寧のために……。西洋人の観念には神というウソがある、という司馬説も紹介。

ウソばっかり。

　赤き血の眷属『紅血人（フェルベ）』と青き血の眷属『蒼血人（サキュロス）』の間の100年にも及ぶ戦争。 　だけどそんな長きにわたる戦争も終わった今日。 　俺は国境付近で青い髪…

ネコに擬態することで、人間に可愛がられ世話をされて生きる生物、『ネコもどき』。 われわれは今回、あるネコもどきの生活を調査することで、彼らの恐るべき実態を垣間見た。 これは、その…

篠原隆は友人の佐々木瞳から、京都旅行に誘われる。その時、渡月橋に着く。 瞳は告げる。この橋を一緒に渡ったカップルは永遠に結ばれると。だが、それはウソだった……。 　クロノヒョウ…

　推し活を創作に活かした有名人といえば、かのドイツ三大Bのひとりに数えられる作曲家ブラームスがいます。 　クララの夫・シューマンが亡くなって以降、なんと４０年もの長きにわたってブ…

平和な日常を乱す悪を討つため！　ではなく、ヒーローとしてただ目立ちたいだけの一人の男により、無理やり付き合わされたメンバーたちと、不運にも巻き添えを食らった名もなき人々の、波乱に…

結婚できない28歳の会社員、紬。 家と職場の往復を送る日々。 帰る家には安らぎがなく、職場には安定が無い。 そんな安定しない日々に少しづつ追い打ちをかけるように歪が生じていく。 …

３年目の結婚記念日を迎えた若い夫婦の、それぞれの「ウソ」とは？ ちょっと悪趣味でシニカルな、疑心暗鬼ミステリー 意味が分かると怖くない話

予備校に通う高3の佐々木理桜(18)は担任の秋川(30)のお説教が嫌で、余命半年だとウソをつく。秋川は実は俺も余命半年だと打ち明ける。しかし、それは秋川のついたウソだと知り、理桜…

「私の娘は、デマに殺された……デマで『死んだ』んじゃない、デマに『殺された』んだ」 　ある日、大学生の女性がコロナウイルスによる肺炎で亡くなった。家宅捜索で見つかったのは大量のイ…

　夏の日。 　青山凪月(あおやまなつき)は好みドストライクの美少女・篠崎聖良(しのざきせいら)をナンパした。　 　経過は良好。楽しくお茶して、街を回って、いい雰囲気だ。 　これな…

おばあちゃんの話。 おばあちゃんは死ぬまで、私のことを恨んでいたと思う。たとえ相手がガキだろうが関係ない。 恨んでいたと思う。 恨みって育つと思うし。時間と環境と湿気によって。 …

『ダムに行きたいなー』という気持ちによって書き始めた旅の日記です。 全部ウソの旅行の話をしています。 いろいろな嘘です。

携帯電話が普及する、少し前。 当時、陰キャだった筆者は仲間と肝試しをしたいが為に、霊障《れいしょう》に困る妹に対してウソを吐いてしまう。 自前の、今にも壊れそうな白い軽自動車に仲…

いよいよ明日、俺は結婚してこの家を出ていく。 「いい？　絶対にあのことは遥香には内緒だからね」 俺の婚約者、遥香は姉貴の後輩でもあって親しくしていた人だ。 念を押す姉貴に俺は…

好きな子を惚れさせるための練習として幼馴染の松岡東司(まつおかとうじ)に頼まれた飯田友里(いいだゆうり)は断ることができず引き受けることになって…。

全俺が震えた！！コレは昨今増えている草食系とか雑食系男子に対するアンチテーゼである！（嘘）

日記がどうしても続かない『もちぬし』たちへ。 毎日日記が書けない気持ちはよーくわかる。 だから俺、日記帳の集合的無意識であり付喪神であるところのN・Ｉ・キーは自分で日記を書くこと…

「追放したのか、俺以外のやつを」 知らないうちに追放されていた恋人と、今度こそ結ばれたい。