「文学？」を含む小説

双葉紫明さんの自主企画『思いつき文学賞』参加作品です。 よろしくお願いします。

【現代百合×サスペンス】約十年振りに、恋人である光平と共に実家を訪れた絢音。無事に結婚を承諾され、次は光平の両親に挨拶をしようと言われるが、絢音は頷く事ができずにいた。それには、…

母は58歳契約社員である。接客の仕事でその日々をおくっている。食事はカップ麵かチョコチップクッキー。それを酒で流し込んで眠る。早朝猫に起こされ一日が始まる。毎日、お金を稼いで生活…

頭もそんなに良くはない。勉強だって好きじゃないし、一生懸命やっても一番は取れない。 誰からも愛される、誰もに褒められるような人間にはどうしたってなれない。 （運動部の少女。日常系…

　思えば当たり前にあった日常。当たり前に一日が過ぎ、当たり前に人とすれ違う日常。 　そんな日常をふと振り返った時訪れるあの郷愁。そんな感情を少しでも残したくて。

少年と彼にだけ見える天使のお兄さんの話。 人の目について描いた作品でもあります。 2022年5月発行『掌編小説とエッセイのアンソロジー　BALM（赤盤）』寄稿作品 通販：htt…

洛中を訪れたマリー・アントワネットについての記録です。 *1 本文中に登場する文献は全て架空のものです。

　姿を消してしまった少女、山田海を救うために変わった相棒『魚』と一緒に森にやってきた本田星は、そこで一人の少年と出会った。少年の名前は葉山澄と言った。澄は自分のことを森の門番だと…

高校生活最後の一年、その人は私の前に現れた。 人と関わることが苦手な女子高生「和香」の前に現れたのは、再任用の年老いた現国教師「中嶋」。 一つの読書感想文をきっかけに、二人の…

古代より魔法こそ権力者の証とされていたため魔力が最も高いとされる王族が崇拝されていた。 しかし、魔法が使えなくとも魔法のような効果を付与できる｢技術｣が開発されたことによって｢…

助詞を変えていくことで起きること。

詩か純文学か、哲学か。 少しでも心が揺れたら、是非いいねや星を押してくださいませ。作者が喜びます。

みかんは甘くておいしいですが、みかんは悲しいです。 それでも、みかんはいずれ終わります。 心とみかん、どちらか必ずです。

※2023年11月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろ…

小さな頃から、大事な用事がある日には必ず雨が降るという呪いを身に受けた主人公。 しかしある朝、用事もないのに雨が降っていた。疑問に思いつつ家を出ると、雨の注がれるバス停…

うだつの上がらぬ男がいた 彼は新しい職場へ向かう途中、ある川沿いの道に突き当たる

主人公のホタルには亡霊が見える。主人公と無理心中を図って焼死した母親。家族を捨てて生きようとして首を吊った父親。ホタルを散々虐待し、病死した祖母。日常のふとした瞬間に現れる亡霊に…

妖精ウィリの言い伝えは、この村の誰でも知っています。 結婚前に死んだ娘はウィリという妖精になり、夜の森を舞いおどり、若い男を誘いこんで死ぬまでおどらせ続けるというのです。 ※古典…