「短編 青春」を含む小説

　幼い頃からずっと、自分は他の普通の人とは少し違うという、漠然とした違和感に悩み続けてきました。 　思春期に性に目覚めてからは更にその違和感は加速して、社会を恨んだ事もあります…

おくとりょうさん主催の自主企画『同題異話　5月号』、テーマは「叫んで五月雨、金の雨。」の参加作品です。 難しそうなテーマなので、この際登場人物に考えてもらうことにしました。頼んだ…

大学で仲良くなった友達をいつの間にか好きになっていた。彼女は推しにガチ恋してる。潤んだその唇を見てもらえるわけじゃないのに。

　イマをトキメクギャルギャルしい女子校生、『島風渚』は、一度切りの高校生活をエンジョイしていた。髪や服装はより派手に、友達との約束は何よりも優先させる。そんな若々しく、パリピめい…

高校の頃の思い出。 大学3年の時に作った短歌。 あの夏を超える夏はきっともう2度とない。

小学六年生の佐藤心美のことが好きな同級生である神谷樹だったが心美の父の都合で引っ越しが決まってしまう。離れ離れになってしまう心美と樹だったが文通をすることに。だがそこに次は樹が親…

幼馴染の瑠香はいつも何を考えてるかわからない。 思ったことの半分も口に出さないからだ。 そんな僕の心を読んだかのように彼女は言う。 「猫を見れば、私が何を考えるかわかるよ」 「…

8年かけて『イケメンの無駄遣い』な一番優しい彼に0.01まで近づきました。 一途な女の子の高校からの片想いの話です。 登場人物は別小説『残365日のこおり。』第２章に出てくる水…

「5分で読書 だれにも言えない恋」収録

時はバレンタインデーの翌日。 3人の男子高校生はサッカー部の帰りにカフェレストランへ立ち寄った。 バレンタインデーの余韻は未だ冷めず、新鮮な話題に話が進む。それが間違いだった…

中学でパシりにされている不知火人志に訪れた平穏の夏休み。 夜に犬の散歩していると裏山の火球が落下する。 落下場所へ急いだ人志が見たの物はＵＦＯから降り立つ薄い朱色の肌をした同年代…

中学三年生の内田海は、夏休み中吹奏楽部で最後の大会に向けて練習していた。 大会が終わり、最後の部活で海は同じ部の池原友樹と話をする。 部活、高校受験、恋、青春、そして家族。悩み多…

　噂がひとり歩きし地上最強女子中学生となってしまった岩熊紅愛は、ごく普通（？）の女子中学生だ。格闘家の両親をもち、長身で金髪といった怖そうな見た目だが。 　そんな、男子が恐れる紅…

おお、サレ妻よ！　浮気されてしまうとは情けない！ ソナタにこの女神イシュタムがもう一度チャンスを与えましょう。 シタ夫と同じ異世界で、素敵な出会いを掴むのです。 レスバに強く、洞…

ピッチャーの大和。キャッチャーの優。マネージャーのさつき。 三人は幼馴染でお互いの理解者だった。 高校三年生、甲子園球場。最後の夏が終わるころ、三人の関係にも微妙な変化が訪れて─…

　どこにでもいる普通の中学生・佐藤皇二(さとうこうじ）は進路に悩む。 親や教師の期待の眼差し、弟の反抗期。 それらすべてが皇二に重くのしかかり、逃げ道を塞ぐ。 ストレスに耐えかね…

「ふふふ、今日の『智哉《ともや》お兄ちゃんと恋人になる恋愛大作戦』はこれだ！！」 　壁に貼られた計画表を眺めながら、私はニヤリとした。 　私の名前は紗季《さき》。 　血の繋が…