「全て 私」を含む小説

　クリスマスイブの夜。 　現代社会において自分は無価値であることに全てが嫌になった僕は冷たい海に落ちて、死のうとした。 そんな僕の前にラフカディアという異国の女性が現れる。彼女は…

　杏子が目を覚ますと、目の前には土下座で謝罪を繰り返す少女がいた。 　彼女を責めるように取り囲むのは、勇者・魔女っ子・騎士というファンタジー感あふれる面々。杏子は自らが異世界に…

「妖精が飛べなくて泣いている」 「跳べない私に価値なんてない」 　春川美嘉はとあるバレエの国際コンクールの出演者。だけどその大舞台で美嘉は大失態を演じてしまう。どうやらトゥシュ…

ランデルワース王国には『生ける魔法具』の二つ名を持つ大魔法使いが存在していた。 ランデルワースはこの大魔法使いを召し抱えることで様々な問題を解決してきた。 ……してきた、のだ…

≪第１章≫黄昏と竜 創作者が集う街、アポロ・ポートで暮らす凸凹作家コンビ、アルバートとアルフレッド。ふたりはある一冊の本をめぐって二つの事件に巻き込まれる。果たして彼女を守るため…

「ま、待って、なんで！？」 聖女見習いとして、「勇者に最も近い」と呼ばれた勇者候補の一人、ジークのパーティーに所属していたパムことパーミット・エクレシア。だがパムはジークに裏切ら…

突如事故によって記憶を失った高校2年の少女。だが彼女の前に現れる人々に聞く彼女の人柄は全て違っていた。 彼女は誰になるのか…

大貴族の令嬢、タドラ・フリン・アマジークは冒険者に夢見る乙女だった。成人したと同時に彼女は家を飛び出し、冒険者となるべく職業養成所でジョブ診断を行った。 結果――彼女はその美し…

罪を償えるなら、どう償えばよいでしょうか？重すぎる罪は？時間は全てを洗い流すでしょうか？親、友人、知り合い、検察官、キリスト教学者…それぞれ言うことは異なると思います。これは私な…

寝る前にふと思い出してしまう作品を

「おっぱい揉みたい！」俺の魂の叫びに答えたのは天使のような女の子、未仔ちゃんだった。「お、おっぱい揉ませたら、私と付き合ってくれますか……？」甘々でイチャイチャな理想の毎日。彼女…

ある田舎町の山の中には廃集落に建つ廃病院がある。田舎町のタクシードライバーの間では、そこへ行きたがる客を乗せてはいけない。と言い伝えられていた。ある日、新人ドライバーの和彦はそこ…

蓮の花が美しく咲く小国・ロテュス王国。 貴族令嬢のリィシアは家出中で、地方の養老院に匿われながら老人の世話をしてる。 そんなリィシアには、不泣姫《なかずのひめ》という由来不明のあ…

　虹色に彩られた無意識の世界への旅は、私に大きな視点の変化をもたらしました。 　一瞬一瞬の時空の形成の中に無限の軌道があり、どこまでいっても個は個として存在し続ける、生命の永遠性…

辛い、苦しい、泣きたい、居なくなってしまいたい。 楽しい、嬉しい、喜びで飛び上がってしまう。 辛いも楽しいも全て"人生を謳歌する"ことの内。歳をとって、過去を振り返ったあなたは自…

幸せは誰にでも平等じゃないから。 誰かが幸せになる時、別の誰かは必ず不幸になる。 でも。 　 もし、全ての不幸を背負っても、そこに希望があるなら。 私が誰かの希望になれるなら。…

　私には年子の妹が居る。 　少し甘やかされて育った妹には悪い癖があった。同じ物を貰っても｢お姉ちゃんの方が良い｣と私の物を欲しがるのだ。 　時が経つにつれ、それが無くなってきたと…

五十年余り生きてきた私の、良い面も悪い面も全てひっくるめた自叙伝となります。

私は、長年計画していた海外旅行を実行する。いきなり進路変更となったモスクワで、ロシア人から小鳥のフィギュアをもらう。やがてフィギュアは本物の小鳥となり、私は人間を襲う妖怪の存在を…

　2月14日。バレンタイン。 　けれど、私はソレを受け入れられない。 　古くからの友人や街行く知らない人達までも全てがバレンタインで浮かれて見えて腹が立つ。 　ーーなんでこんな…