アルバート・クレイン

一ツ木

第一章:黄昏と竜

prologue:lonely bird(ひとりぼっちのアルバート)

彼女は、群からはぐれたアホウドリアルバート


川に流れるだけの浮き草。


あてのない旅をする流木


秋空のはぐれ雲


その行く先を気にする者はなく

誰にも気づかれず

消えていく



愛する彼女を


孤独から守るため


クレイン


何を差し出すのか。

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