「実はわたしも」を含む小説

　わたしはガチの雨女である。それまで晴れていたのに、わたしが外に出たとたんに雨が降りだしたりする。 　おかげでこの度、めでたく離婚することになった。

【「あのね、お姉ちゃんには充実した人生を歩んでもらわなくちゃ困るんだよ。わたしの人生分も満足に生きてくれなきゃ困るんだよ。自分のことだけを考えられちゃ迷惑なの。お姉ちゃんの半分は…

20歳になったつもりで書きました（中身は18歳）。 自分でも読んで何が言いたいのか良く分かりません。

「短編賞創作フェス」１回目お題「スタート」参加作品 高校２年生の秋、藤井あかりは片桐慎に告白して付き合い始める。 彼氏と初めて過ごすクリスマスをとても楽しみにしていた。 行きた…

【１分、ゆっくり読めば３分程で楽しめる】詩的小話。1日のはじまり、真ん中、終わりに、気分転換できる詩的小話はいかがですか？　短いので、内容は見てのお楽しみ。 （気持ちはこうして切…

高校三年生の二月。 放課後のグラウンドで、わたしはそこにいるはずもない二人を探してしまう。 新田隼人と市川新也は同級生で、わたしと同じ陸上部だった。 地平線さえ遥か彼方にあるそ…

　私はこの小さな病室や、陰鬱にだまり込む時計の音や、何よりもしっかりと絡めとる病の存在に慣れてしまった。 　目を覚ますたびに、常に同じ天井と、私の抜け殻のような体が私を待っている…

元旦の、思いがけない大きな地震で、逃げようか、どうしようかをただ悩んだ記録。 結果として「安心」と云う保険をとって、避難行動をスタートするまでの備忘録。 教訓や、役に立つ情報はま…

子どもの頃からノートに記録をつけている。 誰にも見せたことがない秘密の手帳。 ほんの少しのストレス発散。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体等は一切関係ありません。…

目覚めた夜明け。廃墟にただ一人。 以前pixivにてアップした作品に加筆したものになります。pixivのほうはしばらくしたら非公開にする予定です。→非公開済(2024.1.11…

見せかけと、ありのままの間で。

大学四年生、女、実家住まいでエロ漫画家志望。 就活は全敗、同人誌は売れない、恋人もいない、留年の危機、だけどぜったいに社会に出たくないでござる！！ ――でも来るべき日に向けて…

人の心の壊し方。

遠い遠い昔。広く、荒涼とした世界に、わたしはただ一人。そんなわたしは、今日も風に吹かれていく――

「わたしが人殺しだったら、どうする？」 あの日、桐の棺に横たわって永遠の眠りについたはずの彼女は夕日に染まった海を背にしてそう言った。 何事もなかったかのように。 あの日まで…

書き殴ったり、ふと思い付いたり、状況は様々ですが思いを込めて書いた短編作品のまとめです。 終わりは多分ないし、オチもないです。 でも長編よりは確実に、わたしの世界がギュッとひと…

大司教の息子であるアドライトはいつか勇者に断罪され首チョンパされる運命にあった。その悲惨な末路を知ったアドライトは反省し、決して私利私欲に走ることはないと誓う―― ことはなく、…

わたしはその男を見ていた。 ビルの屋上で煙草を吹かしながら。 本作品は、クロノヒョウさんの自主企画 『「お題でカクコン挑戦」企画』 に参加するために書き下ろしたものです。 ル…