「KAC20237」を含む小説

　駅前ビルの中の本屋さん、と言えば聞こえはいいが、寂れた駅の前に建つ、同じく寂れたビルのテナントの一つ、と言えばなんとなくイメージが付くだろうか。 　“とまり書房”はそういう、小…

カクヨム企画「いいわけ」 遠距離恋愛から一年、高校一年生の少年少女のすれ違い別れる話までを描きました。

歓楽街には地下へと繋がる階段がいくつもある。風俗であったり、ただの居酒屋であったり、はたまた店名のない怪しげな店であったり。数多ある中から下る階段を間違えると天国にも地獄にもなっ…

KAC2023 第7回お題「いいわけ」 兼 女子大生と獣人少女の異世界滞在記 40話くらいのどこかの話。 やっと777字ぴったりにできたよ・・・

年の差あり、私と君は教師と生徒です。 幼馴染みだからって、親しいからって、学校では必要以上に近づかないで。

僕には七年付き合ってる彼女がいる。 友達みんなが声を揃えて言う。 「あんな彼女とは別れたほうがいいよ」 そんなのは周りに言われなくとも分かってる。 僕だって分かっているけれど、…

言い訳について

彼の言葉は言い訳にすらなっていない。

それを「犬ふぐり」として詠んで来た俳句の世界

「あんた、東京に行ってもゲイ・バーなんか近付いちゃダメよ」 　祖母にそう言われたとき、僕は脈絡のなさに驚くと共に、強くショックを受けた。

魔道具師の男ペドロと書籍修復士の女ダフネの痴話喧嘩を仲裁する若手宮廷裁定官。 なぜ宮廷裁定官が痴話喧嘩なぞの仲裁をしているかというと、二人とも宮廷で働き、あろうことか宮廷内で諍い…

作家は春を謳歌する。

KAC20237参加作品 お題『いいわけ』

飯部くんは言い訳ばっかりの小学生。だらしなくていつも宿題をやりません。家に帰ると宿題をすればいいのに、今日はパピルス(紙)を作り始めました。仕方なないので、僕は飯部くんのために、…

日々を研究室で過ごす僕の家族とも言える、カメレオンのモルが、僕のうっかりで居なくなってしまった。 探すためには外に出なければならない、でも、外に出るのは怖い。 引きこもりの研究者…

KAC20237参加作品 お題『いいわけ』

【KAC2023】参加作品・７回目お題「いいわけ」 期末試験も直前の教室で、男子生徒３人の馬鹿話に花が咲く。 ３人が試験勉強できなかった理由とは……。 あとがき代わりの近…

男二人の会話劇。 漫才ネタ、とも言う。

「何かあったら、いつでも連絡くださいね」 「何もないわよ、心配しないで」 「何か」が起きたのは、それから一年後のことだった。 他人になれないからこそ、生まれるひずみ。わけもなく…