言い訳の天才

えへへ

私には２人の可愛い娘が居ます。

ここで、少し親バカを。

長女は、努力家で秀才、気立ても良く小学校行事でも中心的な動きをしていて、大変良く出来たお姉ちゃんです。

一方次女は、その、なんだ、あれですよあれ……とても優しい良い子です。

そんな、例えて言うなら『リアルちびまる子ちゃん』みないな２人なんですが、２人揃って歯並びが悪く、小学校へ上がるとそうそうに、歯の矯正の為に歯医者に通う事になりました。

ところで、プレオルソって知ってますか？

従来の方法ではなく、マウスピース型の矯正器具を寝てる間に装着するとあら不思議、歯並びが良くなるという代物です。時間は掛かるものの、負担も少なく歯並びが良くなります。

実際、長女は歯並びが綺麗に治りました。次女はというと、お姉ちゃんを見習って頑張った結果、歯並びは治りました。しかし、どうも下顎が小さく、追加で顎を広げる矯正をすることに。

この矯正器具、夜は勿論ですがプレオルソと違って、日中も装着するように、始めに歯医者さんから指導がありました。

ついこの間、その定期検診があったんですが、歯科衛生士さんに次女が装着時間を聞かれて、

「次女ちゃん、矯正器具はどれくらい付けてる？」

「……」

「夜はちゃんと付けてるかな？」

「はい！」

「日中は、お昼の時間は？」

「……寝る前はちょっと付けてないかも」

私は、昼中に矯正器具を付けている次女を、見たことがありません。

いやいやいや、「付けてません」なら分かるけど、なぜ、寝る前のことだけ強調して言った。

それ、

「……寝る前はちょっと付けてないかも（他も付けてなけど）」

だよね。と、帰りの車中で私が問いただすと、

「えへへ」

と、言っておりました……。

彼女の前途に幸あれ。