「秘密基地」を含む小説

　小学五年生の洋平は、思っていることをうまく言えず、すぐにかっとなってしまう男の子だが、母に悲しそうに叱られるのでそれを何とか直したいと思っている。一方で、洋平の姉と弟は優等生だ…

　夢を諦めて無気力な日々を送っていた螢。 　ある日、一人の青年に出会う。 　彼は、螢の空っぽだった心を蘇らせた。 　長編に初挑戦のはずが、中編になってしまいました(^^;

絵を書くことが好きな中学生の楓。毎年夏になると祖父の実家へ祖母の御墓参りに行っていた。実家の裏山に登り「秘密基地」で星を見るのが好きだった。中学2年の夏、いつものあの場所に行くと…

　高校生になったばかりの貴堂文弥は学生寮への入居当日に部屋を爆破され、新居を探さなければならなくなってしまう。 　新しい住居を探して辿り着いたのは、オンボロ木造アパート風雲荘。 …

写真好きだった祖父が亡くなった。 思い出の暗室はワクワクする秘密基地か。それとも異空間。 高校生のマコトの目から見た、静かな喪の作業。 (2009年の作品を少し修正しました。修正…

少年「宇都」は、通学路の途中にある墓場でホームレスの「アサキ」と名乗る人物に会う。 宇都はこの墓場を秘密基地にして友達との遊び場にするというが、ホームレスのアサキとしてはそれを阻…

僕とじいちゃんだけの秘密基地。 そこは学校や家とは違うとっても楽しい場所。 ある日、かけっこで勝てないから運動会が嫌だといった僕に、何故かおじいちゃんは双六をやろうと言い出した…

ー1949年ー戦後の日本に未知の生命体が関東に出現したという情報が政府に入った。しかしその存在はすぐに消えてしまい幻となった。ー2020年ー幻となった存在が東京を襲撃した。政府は…

少年たちが偶然見つけた、秘密基地。そこで思い切り楽しむはずが、幼馴染のヨオコに見つかってしまう。彼女は、いとこの冬美を連れてきた。一週間だけ共に過ごせる、外国住まいの少女。僕と冬…

あの日、僕は空を失った。 自分の心に小さな穴がぽっかりとできた。 誰か埋めてくれないだろうか。 そうやって時間は僕を置き去りにして、七年経った。 空はまた僕に会いに来た。

百人一首アンソロジーさくやこのはなへの提出作品です。 カクヨムは初めてですがどうぞよろしくお願いします。 （短編）

不仲の両親の下、郊外の街に住む小学四年生の「ぼく」は、ある日、森の奥の寂れた一軒家で家の持ち主である老人に出会う。老人は亡くなった妻子との思い出が詰まった今は住んでいないその家を…

　小学五年生のユウキは、両親の長期出張のために夏休みを田舎にある叔父家族の元で過ごすことになった。最初こそ乗り気ではなかったユウキだが、高校三年生の従兄のノリや、秘密基地で出会っ…

主人公・仲間邦雄が革命会社に入社する。その会社とは革命を起こす事であり、その国を破壊する事である。だが、その革命会社はCIAから工作を委任された組織である。仲間邦雄はインター…

　僕は昔『ヒーロー』というものに憧れていた。 　それこそ、日曜の朝にテレビでやっているような、強きを挫き、弱きを助ける『ヒーロー』に、年相応の男の子らしく憧れていた。 　それは自…

　すこしふしぎな、昭和の匂いが残るのどかなジュブナイル小説です。 夏の潮風と夕立のにおい、蚊取り線香の薫りを思い出してもらえるような物語になりますように(えっ)。

高校の新入生、清和啓の信条は傍観者。フレーム越しでしか人と関わらないように生きてきた啓の人生は入学式の日に転機を迎える。 その日偶然撮った同級生、初花の存在。そして、自分を神様だ…