希望世界~ホープ・ワールド~
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第1話 起動
ー国会会議室ー
議員A「総理!!もう関東のここまでリゾネーターが迫っています!!」
議員B「早く対専用兵器の製造を宣言しなければ日本は終わります!!早急にご決断を…」
総理「世間に公表はしない。対兵器の製造ならもう間に合っている。」
議員B「となると…?」
総理「次に兵器を渡す者は決まっている。桐山模音という少女だ。」
ー流星学園ー
模音「うえ~…来週には2年の復習テストか~…」
私は桐山模音。この流星学園に通う普通の学生…になるはずだったんだけど…人生何が起こるか分からないよね。この時の私はそんなこと分かっちゃいなかった…
友人「でも2年だからそこまで難しくないと思うよ模音ちゃん!そんな気を落としちゃダメだよー」
模音「私にとっては2年が一番難しかったと思う!!」
3年に進級してすぐにこれとか…頭が死にそう…恐らく他の人も同じことを思っているだろう。
先生「桐山、ちょっと来てくれないか。」
模音「分かりました!」
呼び出し?えっ、私何か悪いことしたっけ?それとも退学処分!?はないか。
先生「ここで待っていてくれ。」
そう言うと先生は職員室の前に私を止めた。
ー数分後ー
校長「こんにちは桐山君。今日はちょっと君にだけ話しておきたいことがあってね。」
出てきたのは何と校長先生だった!!待って、まだ私3年なったばっかりで…ヤバイよヤバイ!!
模音「私にだけ話したいことって一体…」
校長「口で話すよりも実際に見てもらった方がいいと思ってね。」
校長先生は下に下りる用のエレベーターに乗った。普段なら車椅子とかの人しか乗れないはずなんだけどなぁ…
校長「ええと何処にやったかな…あっ、あったあった。」
校長は胸ポケットからクリーム色のカードを取り出し、1と書かれているボタンの下にかざす…すると、何もないはずの鉄の板がガシャンと動き、赤いボタンが見える…校長はそのボタンを何気ない感じで押し、エレベーターはそのまま下へいく…1階から下はないはずだ…でもなんでだろう、エレベーターの電子文字は「B1」と書かれている。
校長「さぁ、着いた。」
模音「これは……」
私が目にしたのはまるで映画の秘密基地。一方通行だけだが左右のガラスからは大人の男性よりもちょっと背が高いロボットが並べられている。奥に入ればオペレーションルームになっていた。
校長「ようこそ。我々の秘密基地「マクラウド」へ。」
でもだからと言って私に何があるのだろうか?
模音「すみません…まだ状況が読めなくて…」
校長「そうだったね。まずは我々のことから説明しよう。」
一体何があるのか、私の感情は楽しみと不安が混ざっていた。
校長「我々はここ最近になって関東に出現し始めたリゾネーターという未知の生命体を討伐する事を仕事としている。ここに構えているのは「東京支部」。他にも日本各地で様々な支部がある。そしてここの司令官は私だ。ここでの私は司令と呼ぶんだよ。」
模音「校……司令、そのリゾネーターってものは何なんですか?」
校長…じゃなかった…司令は懐からアイパッドのようなものを取り出すと私に画像を見せた。そこに写っていたのは全身真っ黒の中に赤い目が二つと口らしきものだけがある化け物だった。
校長「分かったかね?これが未知の生命体リゾネーターというものだ。リゾネーターは不定期に場所を選ばず突如出現する。君はこのリゾネーターを討伐する部隊に選ばれたんだ。」
模音「私が…戦う…?」
続く
次回予告
校長「人類の希望と最先端を君に託す。」
模音はホープミュードのアルテミスを受けとるが…?
模音「ちょっと!勝手に出ていかないでよ!」
貰ったばかりのアルテミスは自由行動!?
次回 悪魔殺し
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