「妖怪 男主人公」を含む小説

登場人物 吉川南斗　２８才勿論独身、冴えないサラリーマン ～人生は諦めることと見つけたり～ 投げやりに冷え切った自分を少しだけ暖める物語

　なぜ、小説を書くのか――。 　 　高校に入学した初日、『寿々木深夜』はその答えをクラスメイトの前でぶっ放した。しかし、全身全霊で書き上げた超大作を小説投稿サイトに掲載してみると…

妖怪の見える人間、田代光樹の実家"たしろ万店"は庭の掃除から犬の散歩まで依頼されれば何でも請け負う町の便利屋として知られている。 しかしその実、ただの便利屋ではない。 依頼に来る…

──4月19日、火曜日。 僕、日向蓮(ひむかいれん)は、人体自然発火現象によって焼死した── 何の変哲もない普通の人間だったにもかかわらず、突如として焼死してしまった少年、蓮。そ…

　探し物屋という、一見変わった店を町から町へ流れながら営む青年、九十九百環《つくもとわ》。 　彼には物に宿ると言われる、付喪神と会話ができる特殊な能力があった。 　ある日辿り着…

　一〇月。高校二年生の九鬼《くき》は、ある罰を受け、新たな町へと引っ越す。 　彼の新たなクラスメートとして現れた一番合戦《いちばんがっせん》は、剣の達人であり、妖怪絡みの事件事故…

昔々の語るも昔。人は怪奇を怖れ、ただ静かに共存を願う彼らを襲った。 襲われてただ黙っている怪奇でもなく、それらは人に牙を向いた。 千年続いた戦争は、やがて一人の怪奇を生み出した。…

川崎市 高津区 溝の口にある人外専門お助け組織「西萩相談事務所」 新たなメンバーを迎え、騒がしいながらも平穏な日々を過ごしていた西萩と船江。 だが、そんな彼らにまたも事件の気配が…

溝の口の一角に存在する妖怪や幽霊のお助け事務所。 その所長である西萩と、所員船江は今日も事件を解決すべく溝の口を駆けまわっていた。 これは、そんな西萩相談事務所のなんて事ない日…

川崎市 高津区 溝の口に並ぶとある雑居ビル4階。 そこにあるのは西萩相談事務所。 この事務所、なんと実は人ならざる者の手助けをするお助け事務所なのだった！ 幽霊や妖怪と接する機会…

俺、３６歳無職。元高校中退の引きこもりニート。ある日親父を名乗る男に強引に若返らされ、高校生として全寮制の学校へ入学する事になった。夜２０時から始まり朝３時に終わる少し変わった学…

あなたは鬼を知っていますか？ 平和な町がある日から不穏な町になった。そんな町に相談所を構えた青年、藤八尋。八尋は探し人を見つけるために人々の悩みや相談を聞いていた。 そんな八尋に…

昔々、年に一度、怪物に生け贄を差し出さなければならない村があった。生け贄は毎年くじで決められた。生け贄になる筈の母親が死に、息子がかわりに生け贄になったのだが……。 そんな昔話…

魔術が使えて当然のセカイで魔術が使えない、言わばゼロの少年。 力も無く勇気も無い、ただ嘆くしかなかった彼が飛び立つ物語。 ――ゼロから見たセカイはどの様な色を見せるのか――

人里離れ。遠い山間の渓谷に位置する集落〝暮雲村〟（ぼうんむら） そこに住む祖母の家へ。母と二人で泊まり行くことになった幸一は、幸か不幸か。数奇にも神に魅入られ、見ず知らず…

日本。この国には、陰鬼と呼ばれる脅威があった。それを駆逐するための学園がある。そこに通う沢瀉倫之助は、地味で、目立たなくて、まるで存在自体が幽霊のようだったが――ある日、それは訪…

　友人と「コックリさん」を行い、そのルールを破った秋山小谷（あきやまこやと）は「見えないなにか」に追われ、とある喫茶店に行き着く。そこにいたのはアヤカシを見る近衛朝霞（このえあ…