概要
虚無の証明
「俺にとって、喜怒哀楽の全ては憧憬の対象なんです。
何か一つの感情でも、複数でも、真に "支配されること" にあこがれる。
いくら人の真似をして演じたところで、本当に俺のものにはならないから、
だからずっと、”道化"のままなんだと思います」
*主な登場人物*
市橋望(いちはし のぞみ)
― 東京都在住、私立大学四年の21歳。就活実績ゼロながら、意に介せず。
上京は、警察官だった兄の死の真相を知るためだった。
演劇サークルの "女神" 兼監督補佐で、主に作品のプロット決めと、
エキストラハントをしている。高宮と出会ったのは、それがきっかけ。
高宮和利(たかみや かずとし)
ー 閑静な住宅街のはずれにある、ピエログッズ専門店の店主。27歳。
外見は "売れない役者"。髪は透
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