ブリ子＆レヴィ　～潜入先の人型戦略兵器が“ダメかわ”すぎたので、スパイの私は世界を敵に回すことにした～

敵対するスパイと、兵器であることを忘れたアンドロイドの少女。 嘘から始まる二人の青春は、星間戦争の業火に飲み込まれるも、その魂の約束は悠久の時を超える。

敵国・シリウス連邦から潜入したスパイ、レヴィ。 彼女の任務は、帝国が隠し持つ「人型戦略兵器」の監視――のはずだった。 だが、ターゲットである少女・ブリ子は、遅刻はするわ、寝癖はついたままだわ、兵器としての自覚ゼロの「ダメかわ」なポンコツ娘だった！？

「おねえさま！」と懐かれ、調子を狂わされるレヴィ。 偽りの学園生活、屋上でのランチ、文化祭の練習。 いつしか任務を忘れ、二人はかけがえのない絆で結ばれていく。

だが、ブリ子の体内には、250年前の時空災害を引き起こした禁断の力――「位相収束（フェイズ・コンバージェンス）」が眠っていた。 …続きを読む