概要
街も人も輪郭を失い、赤黒い肉の塊となってひとつに融け合い、劫火の果てに消える終焉の光景――
ある日、真弓の前に黒いコートと鎖を身にまとう謎の男が現れる。
男は自らを「探偵」と名乗り、こう告げる。
「世界は終焉を迎えようとしている。ぼくはそれをもたらすものを追っている」
同じ頃、東京では不可解な人体融解事件が続発する。
溶けた人々の残骸は赤黒く脈打ち、都市は少しずつ胎内のような変質を始めていた。
現代の東京を舞台に、終焉の探偵の物語が幕を開ける。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この謎に、ずっと浸っていたい。軽快で、不穏で、魅力溢れる謎に。
カクヨムのジャンル定義によると、ミステリーとは「謎の提示とその解決をテーマとした小説作品」だという。
だとすれば、本作は紛れもない「ミステリー」作品であろう。
本作は所謂"本格ミステリー"の体をなしていない。魅力的なキャラクターたち。軽快なアクションとコメディ。一方で随所に見え隠れする、背筋がゾワゾワするような不穏な気配。様々な魅力が渾然一体となって、読者を鷲掴みにして離さない。
それでもやはり、本作は「ミステリー」だ。冒頭で提示される、悍ましい終焉のイメージ。それを追う、謎めいた探偵。その他のキャラクターも、ミステリアスな背景を持つ者ばかり。
終焉とは何か? 探偵とは何者なのか? …続きを読む - ★★★ Excellent!!!キャラ、世界観、謎が謎を呼ぶ続きが気になる展開に息つく暇なし
絶対に流し読み厳禁の作品です。
章ごとに核部分の流れがあるので、1話ずつ更新よりもまとめて読むと世界観に一気に引き込まれて、読み終わったときに「続きが気になる病」に襲われます。
ホラー適正ゼロの私でも読める作品なので、ミステリー・ホラージャンルであれど、物語の核と呼べる「終焉」と「日常」と「謎」の部分の掛け合いバランスがうますぎる。
読むほどどんどん惹かれていくこの作品の面白さは断トツでキャラ。
主人公、探偵この二人だけで十分に読者の心を持っていくほどの破壊力のあるキャラの設定と、日本の某地域が舞台(今拝読させていただいている部分は)なので、もしお住まいの方がいたら「このへんだ!!」と世界…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界の終わりを齎す物の正体は??
世界が終わる夢を見続ける女子高生真弓。
そこに現れたのは、夢で見たのと同じ男性。
探偵を名乗るミステリアスな男と出会ったのを皮切りに、怪談アプリ、人間味を感じない転校生、そしていつもと違う謎の悪夢と取り巻く環境が変化していきます。
誰が敵か、誰が味方かも分からない中、少しずつ謎がわかるワクワク感、迫り来る緊張感がたまりません!
作者さんのホラー作品『にくゑ』とキャラクターの繋がりもあるので、読了後なのもあってワクワクします♪୧(୧* ' ꒳ '* ) ♪
探偵さんのキャラクターが素敵ですよっ!
おちゃらけたミステリアスな男性ってどうしてこんな魅力的なんでしょう。
現在少しずつ繋が…続きを読む