概要
無能と蔑まれた少女は誰よりも強かった。──バケモノと呼ばれるほどに。
現世と常世が境界を失くしてから十五年。五星結界という名前の結界の外には夜徒と呼ばれる獣が跋扈するようになっていた。人を容易く喰らう夜徒に対抗できるのは霊能力者だけ。ゆえに、霊能力者でない人々は冷遇され、結界の外での暮らしを強いられていた。
五星結界の外で過酷な生活をしていた天宮楓は、ある日突然、結界の中に連れていかれ、霊能力者を育成する青波学園に入学させられてしまう。その上、霊能力者を統べる天宮家の娘なのだと告げられる。しかし、問題は楓が無能力者であることだった。
場違いな高校生活が始まるのと時を同じくして、楓には護衛と称して同クラスの少年、相川光希がつくことになった。だが、無能の楓とは対照的に光希は霊能力の天才だった。剣術だけは得意だった楓が術を禁じた摸擬戦で光希を打ち負かしたことも
五星結界の外で過酷な生活をしていた天宮楓は、ある日突然、結界の中に連れていかれ、霊能力者を育成する青波学園に入学させられてしまう。その上、霊能力者を統べる天宮家の娘なのだと告げられる。しかし、問題は楓が無能力者であることだった。
場違いな高校生活が始まるのと時を同じくして、楓には護衛と称して同クラスの少年、相川光希がつくことになった。だが、無能の楓とは対照的に光希は霊能力の天才だった。剣術だけは得意だった楓が術を禁じた摸擬戦で光希を打ち負かしたことも
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!かくして無能力者(バケモノ)と天才は始まった
ある意味で、出会いは最悪。けれどこれも列記としたボーイミーツガールである。いわゆる、お約束かもしれない。
ただしこの作品の場合はあるいは無能力者ミーツ天才、これを運命と呼ぶのだろう。
この物語は、無能力者と天才が出会うことで始まる「始まり」のための物語だ。
なぜ、無能力者がバケモノなのか。
無能力者である天宮楓とは何者なのか。
この世界は明確なる壁があり、残酷である。そして彼らは、その中で生きている。
伸ばした手が届かなかったとき、あなたならばどうするだろう。諦めるか、それとも更に手を伸ばすか。
どうか彼らの選択を、見守って欲しい。そして彼らの掴んだ「始まり」の先、神はなくとも差し込む光…続きを読む