かくして無能力者(バケモノ)と天才は始まった
- ★★★ Excellent!!!
ある意味で、出会いは最悪。けれどこれも列記としたボーイミーツガールである。いわゆる、お約束かもしれない。
ただしこの作品の場合はあるいは無能力者ミーツ天才、これを運命と呼ぶのだろう。
この物語は、無能力者と天才が出会うことで始まる「始まり」のための物語だ。
なぜ、無能力者がバケモノなのか。
無能力者である天宮楓とは何者なのか。
この世界は明確なる壁があり、残酷である。そして彼らは、その中で生きている。
伸ばした手が届かなかったとき、あなたならばどうするだろう。諦めるか、それとも更に手を伸ばすか。
どうか彼らの選択を、見守って欲しい。そして彼らの掴んだ「始まり」の先、神はなくとも差し込む光がありますように。
ぜひ、ご一読ください。