全ては糧となる

主人公の一志は妄想癖のある普通の高校生だった。幼馴染の伊織に好意を寄せているが、声を掛けることもままならず、付き合う妄想をする毎日。そんな彼は、突然前触れもなく、妄想を現実にする力を手に入れることとなった。その力は、体力を消費することで想像した物資を現出させ、考えた状況を再現できる力を持っていた。一志はその力を妄想力と名付けた。
ある日、一志は妄想力を利用して、未来の自分を偶然呼び出すことになる。キャラの名前を由来に、自分のことをフィルと呼んでくれと彼は言う。その後、フィルから未来では伊織とは付き合うことも出来ず、更に彼女は若くして亡くなってしまうと聞かされる。そんな最悪の未来を変えるために、フィルと協力して、まずは伊織と付き合うために行動することとなる。
そんなフィルがいうには未来で伊織と…続きを読む