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概要
物言わぬ少女は事件現場で推理を紡ぐ。
舞台はラインと言う埋め込み式の電脳受信装置が発展し、電脳空間が一般化した世界。主人公のウォルターは王の一手の諜報員であり、組織からの命令でヒロインである車椅子の名探偵リリネルが自国に仇なす者かを調査する。彼女はラインのサーバーである液化記憶媒体に落下し全身にライン手術が施され一命を取り留めたが、半身不随と発声に難を抱えていた。だが殺人事件の現場では肉声により推理を紡ぐ事ができ、喜々として事件に臨む少女を彼は受け入れ難く思う。けれど徐々に等身大の彼女を知る中で打ち解けていく。元少年兵のウォルターは、東西に分断された大陸に残るトルネシア自治区での内戦に従軍した。戦後彼はアイズマンと言う諜報員に保護される。だがウォルターは組織に反抗した為に記憶の改竄を受け幽閉されていた。二人は失踪したアイズマン
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