第26話 コロラド旅行⑥番外編:それでバッファローは食べられたの?

 皆様、こんにちは。

 長らくお楽しみいただきました(願わくば)コロラド旅行記、今回は番外編として、『それでバッファローは食べられたの?』編をお届けいたします。


 覚えておられるでしょうか。

 コロラド旅行に出発する前、ウキウキしながら旅行準備のあれこれを書いていた中に、私個人の現地でのお楽しみリスト、というものがありました。


①バッファローのステーキ!

②温泉!

③乗馬!


 結論から言いますと、リスト①②は無事、達成いたしました。

(あ、バッファローの、ではなく******ではあったのですが……。詳細は後ほど)


 ③の乗馬は、1時間で80ドル(つまり2人で160ドル)という値段で、即却下となりました。


 美しいコロラドの自然の中をお馬さんに乗って楽しむのは素敵なのですが……1時間で80ドル……。


 2人で160ドル(およそ2万5千円)?

 高っ!!


 目的②の温泉は、スパリゾート的な施設がありまして、ただかなり古めかしい感じなのですが、屋外に20の温泉プールがあるところに行ってきました。


 プールといっても小さくて、サイズは大きめのジャグジーくらいのがほとんどです。

 大きいプールが1箇所ありまして、そこは15メートルプールくらいの大きさでした。


 小さいプールは、他のグループと一緒だとちょっと気まずいかな、というサイズ感で、各プールが壁で多少区切られているのもあり、基本的に1グループでプールひとつ使う感じでした。


 空いているプールがあれば移動して、新しいお湯の感じを楽しみます。


 お湯はぬるいのからかなり熱いのまで。

 料金は大人30ドルで、まあ、これならいいだろう、と思ったのですが、怖いので日本円には換算しないでおきますね。


***


 さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ目的①バッファローのステーキです!


 ちなみに、バッファローって、どんな動物かわかりますか??


 バッファロー(Buffalo)は、水牛を指している場合もありますが、アメリカでバッファロー、といえばまずアメリカバイソン(Bison)のことを指します。


 バイソンは野生の牛で、アメリカのオフィシャルトラベルサイト、GO USAによると、北アメリカ最大の哺乳動物になります。


▼GO USA(日本語サイト)

https://www.gousa.jp/experience/where-bison-still-roam-usa


 外見の特徴は、まず、筋肉ムキムキで、肩が小山のように盛り上がったマッスル体型でしょうか。

 すごい迫力です!


 今回のコロラド旅行で、バッファローのステーキが食べたいと思ったきっかけは、知人に「コロラドでカウボーイを見れるわよ〜」と言われたことでした。


 カウボーイ→ワイルド・ウエスタン→バッファローがいるに違いない!→バッファローのステーキを食べよう!


 いささか、根拠が怪しくなってきましたが、いざコロラドに着いて、ロッキーマウンテン国立公園に行った私は、とあるお子様向けの展示物を見て、衝撃を受けることになります。


 題して『枝角か角か』(ANTLERS or HONES?)。


 シカさんならアントラーズ(枝角)で、牛さんなら、ホーンズ(角)というわけですね。


 そこには、エルク/ヘラジカ(Elk)、ムース/オオジカ(Moose)、ミュールディア/ミュールジカ(Mule deer)、ビッグホーン/オオツノヒツジ(Bighorn sheep)などの写真が貼られています。


 なるほど、お子様が写真を見て、この動物は枝角か、角かを考えるというわけですね。


 そこに……あった、あった!

 バイソン/バッファロー!


 しかし、なぜか不機嫌そうに見えるバッファローの写真の下には、注意書きがありました。


『NOT IN THIS PARK』(この公園にはいません)。


 …………えぇ〜…………。


 ただ、これは野生のバッファローの場合です。

(GO USAのサイトには野生のバッファローを見られる場所が挙げられています)


 実はバッファローは牧場でも飼育されていまして、私の住んでいる田舎のあたりでも、車で30分ほどのところにバッファローを飼育している牧場があります。


 とはいえ、バッファローのステーキが食べたい、と思い続けてきたので、ここで食べずには帰れません。


 ネットで探して、私は一軒のレストランを探したのでした。


 そこで見つけたメニューがこちら。


☆ワイルド・ビルのジビエ・ミートローフ(WILD BILL'S GAME MEATLOAF)


———バッファロー、エルク、シカ、イノシシ、カモシカと認定アンガスビーフを絶妙なスパイスで味付け、ベーコンを巻いたミートローフをブラウングレイビーでお召し上がりください。マッシュポテトとインゲンを添えて———


 お値段は29ドル(約4千500円)。

 サーロインステーキより高かった。

 おそらく、一番高いメニューを頼んでしまいました。夫ごめん。


 もちろん、このミートローフの写真を近況ノートに載せますね。

 ただですね、残念ながら、全然オシャレな感じじゃないです・・・・・。


 お皿いっぱいのグレイビーの上に、どん! どん! とふたつの山がありまして。

 ひとつはマッシュポテト、もうひとつの山がミートローフです。


 多分、一見、ミートローフというよりも、ハンバーグ。

 付け合わせのインゲンが自由奔放にお皿から飛び出しているという、まさにジビエにぴったりのワイルドな仕上がりになっています。


 お楽しみいただけましたら嬉しいです♡


▼近況ノートの画像はこちら

https://kakuyomu.jp/users/sakuraikinka/news/16818093089210853601


 ちなみに、お味ですが、普通においしかったです!

 ボリュームたっぷりで、食べ応えもありましたし。

 ただ、バッファロー、エルク、シカ、イノシシ、カモシカと認定アンガスビーフが混ざっていますので、どれがどの味かは、正直よくわかりません。


 そうだ。シカの味って、おわかりになりますか?

 おそらく、エルク、シカ、カモシカは同じ系統の味ではないかと想像します。

 バッファローは野生の牛なので、脂肪分の少ない牛肉、という感じかと……!


 この一品を形容するとすれば、野性味のある肉感が楽しいミートローフ、でしょうか。


 ちなみに、調べてみたら、我が家から車で50分くらいのステーキハウスのメニューに、バッファローステーキがありました。


 コロラドまで行かなくても、食べられたということですね。

 ただし、お値段は『時価』。


 怖っ!! となりまして、まだ食べに行ってはいないのでした。

 でもいつか、バッファローの味を知るために、試してみようと思っています。



 以上、これでついにコロラド旅行記完結です。

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


 次回からはまた、田舎暮らしエッセイに戻りますね〜

 これからもどうぞよろしくお願いいたします♡









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世界の片隅で今日も生きてます 櫻井金貨 @sakuraikinka

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