第23話 コロラド旅行③ロッキーマウンテン国立公園(1)天空の山岳道路を走る

 皆様、こんにちは〜

 コロラド旅行記、第3回目はいよいよロッキーマウンテン国立公園のお話に入ります。


 まず最初に、ロッキーマウンテン国立公園の基礎情報はこちらです。


○コロラド州の州都デンバーより、北97キロに位置する

○100を超える湖を擁する

○560キロを超えるハイキングトレイル!


○ロッキーマウンテン自体は北はカナダ、南はニューメキシコ州に伸びる全長4800キロの山脈。そのうちロッキーマウンテン国立公園は1075平方キロメートルをカバーする。


▼上記の情報はロッキーマウンテン国立公園のサイトによります。

 https://www.rockymountainnationalpark.com/gallery/overview/



 ロッキーマウンテン国立公園の入り口は、西側のグランド・レイク側入り口と、東側のエステスパーク側入り口からなり、この2つの入り口を結ぶ唯一の道路が、トレイルリッジ・ロード(Trail Ridge Road/ USハイウェイ34号線)、別名『天空の山岳道路』と呼ばれる名物道路です。


 全長約77キロ、森林限界の上も走り、道路の最高地点は、標高3713メートル。

 富士山の標高は3776メートルなので、こんなに高いところを車が走ることに、ちょっとびっくりです。


 確かに、針葉樹林を見ながら道路を上っていて、気がついたら、森林限界を超えていて。

 雄大に広がる山並みのほぼ頂上付近をうねうねと道路が走り、普通に車が走っているのは、びっくりというか、シュールというか。


 道路も別に崖側にフェンスがあるわけでもないんですよね💦💦

 私は高所恐怖症はありませんが、あまり端っこに寄りたくない、そんな気持ちになります。


(余談:私は大丈夫なのですが、夫は高いところが苦手です。ハイキングが好きで、見晴らしのよい岩の上に立って記念撮影などもできるのですが、グランドキャニオンに行った時は「これはだめだ」と言って、谷へ降りていくトレイルは断固拒否。これはよくて、あれはダメ、の基準がいまだにわかりません)


 とはいえ、雄大な山頂の景色、そして空が圧倒的に近く感じること。

「うお〜!!」という高揚感が高まります。


 ただひとつ、問題が……。


 寒かったです。


 実は、この日、早朝に起きて6時には宿泊先を出た私達を待っていたのは、霜がびちっと張り付いた車の窓でした。

 すごく寒かったんですね、この日の朝。


 そして、まだ9月だし、とのほほんとしていた私達は、8月に買った中古車のヒーターがなぜか暖まらないのに、初めて気がつきました……。

 夏だから、クーラーしか使ってなかったので、気がつかなかったんですよねえ(しみじみ)。

 やられました。


 あまりに寒いので、慌ててジーンズを取りに部屋に戻りましたよ。


 上はTシャツ→ロンT→フリースの上着→ゴアテックスジャケット→フード付パーカ。

 下はハイキングレギンス→ゴアテックスパンツ→ジーンズ!!!


 見た目は無視の重ね着です。

 暖かな下着をきちんと用意すべきでした。


 そして、強風が吹き、一際寒いロッキーマウンテンの山岳道路をヒーターなしで走ったというオチになります。

 本当に山では油断してはダメですね〜。反省。


 この日の目的は、このトレイルリッジ・ロードを走ること、アルパイン・ビジターセンター(標高3594メートル)に立ち寄ること。

 そして有名なベアレイクという湖からスタートして、4つの湖を巡るハイキングをすることでした。


 4つの湖を巡る旅、なんていうと、ちょっとファンタジーぽいですね♡

 すごく楽しみにしていたのですが、実際はリアルに足がきつかったです💦💦💦


 幸い、午後には風もおさまり、そして気温も上がって、ご想像のとおり、着ているものを1枚また1枚と脱いでいったという。

 背中のバックパックはほぼ、脱いだ服の収納バッグと化していました。


 そんな波乱のスタートとなったロッキーマウンテン国立公園行き。

 次回は美しい4つの湖を巡ったハイキングのお話へと続きます。



▼近況ノートは、天空の山岳道路、トレイルリッジ・ロードを車内から撮った写真です。

 https://kakuyomu.jp/users/sakuraikinka/news/16818093087067577986



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