概要
泣くことを忘れた僕が「愛しい」という感情を知るまでの物語
糸島市に住む高校三年生の安藤洋介は、母を亡くした喪失感から泣くことができなくなっていた。映画館でホラー映画を観て泣いている女性•美波と出会う。涙の理由が気になった洋介は、翌日、美波と再会するが無視されてしまう。モヤモヤした思いを猫のマルマリに相談すると、それは恋だねと指摘される。ある日、洋介の父親が営むカフェに美波は友人の祥子と共に訪れる。そこで、美波が盲目である事実を知る。洋介は、エスコート役として彼女との時間を大事に過ごしていく。惹かれる一方で、彼女の抱える問題の大きさに自信をなくしていく。喋る猫の正体と思惑が明かされたとき、洋介は美波の抱える問題と対峙することになる。
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