28話 久しぶりの旅行。7


2人は意気投合して昨日はそのまま、シェーン公爵が泊まっているホテルのスイートルームで、深夜遅くまで客船で起きた不思議な事件を推理していた。



流石の二人も睡眠は必要で、ふかふかの絨毯で幸せそうに寝てる。



マイクはベッドルームからタオルケットを取ってきて2人に掛けた。





ベンジャミン・フランクリン巡査とマイクは豪華な朝食を頂きながらマイクはシェーン公爵との出会いを話していた。



「マイクは新聞を売っていたのか、それでシェーン公爵と知り合ったのか?」



「そうだよ、シェーン様がおいらを雇ってくれたんだ」



朝食を食べ終わり、2人は紅茶を入れてケーキは、ケーキスタンドから好きな物を取り食べているシェーン公爵とソリティ警部補2人が起きて、文句を言い出した。



シェーン公爵は、ベンジャミン巡査とマイクが仲良く朝食を食べて、紅茶にケーキも食べているのが少々ムカついていた。


「朝食が無い、お前達2人で俺の朝食まで食べたのか?」



ソリティ警部補は腹が減っていて朝食が無いのがショックだった。


「ここの、朝食美味しいと聞いたから楽しみにしていたのに」


マイクは、シェーン公爵達より先に豪華な朝食を食べたことで、ビビっていた。不味い言い訳考えないと。

「シェーン様のは起きたら直ぐ持って来ると言ってましたよ」


今一番の言い訳ーーー!



俺の1人分だと、きっとソリティは泣いたはずだ。

「マイク、済まないがボーイが外に居るから、チップを渡して朝食の準備2人分用意するよう頼んでくれ」



良かったーーー~!


「朝から何、騒いでいるのですか?」


「ヴィヴィアン五月蝿かったか?朝ご飯が少なくて今注文していたんだよ」



「人が多いと賑やかで楽しいですね」



「そうだね」





暫くすると、さっきマイクとベンジャミン巡査が食べた物よりも豪華な朝食が届き、2人は満足していた。


そして先に食べた2人は次からは、待つことを学んだのだ!







教会の地下室で女性の死体が発見され大騒ぎになっている、教会関係者が犯人?と、思われるだけでダメージが大きいのだ。



その前の、溺死死体も解決してないのに教会の地下室で女性の死体!?



どこかの貴族のお嬢様で、腹部に刺し傷があるから、死亡原因だと推測している。



今回は死亡して数時間なので死臭もまだ少ない、シェーン公爵にヴィヴィアンとソリティ警部補、マイクとベンジャミン巡査5人で捜査を始めた。



シェーン公爵とマイクにヴィヴィアンは警察関係者ではありません!



マイクとベンジャミン巡査は誰か目撃者は居ないか聞き込みに行き、シェーン公爵とヴィヴィアンにソリティ警部補は死体を調べた。



今回は、愛犬ポチも連れて来ている。



鼻が利くので連れてきた。



ポチに死体の臭いを嗅いだ後、臭いのする方向へ追跡させた。教会から出ると石畳の道から暫くするとアップル・エンドル伯爵家屋敷がある。



ポチは迷わずアップル・エンドル伯爵家の屋敷に進んで行った。



ポチが喉が渇いてゼイゼイしているので、皿に水を入れて、ポチの前に置いた。



あっという間に飲んでいる水を足してやった。



後、オヤツのジャーキーも遣ると、目をキラキラさせながら食べていた。



やはりエンドル伯爵家屋敷の門で座りこんだ。




門まで行き呼び鈴を鳴らすと、執事が出て来て事情を話すと中に入れてくれた。





ブルガリア・エンドル伯爵です、私の娘が教会の地下室で死んでいると?



「私の娘アップルなら屋敷に居ます、呼びましょうか?」



なんだって!だがポチが間違えるはずがない!





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