14話 新聞社での話し。
新聞社に着いて、50代、高身長、かなりのイケメンで女性にはモテルだろうと推測している編集長トミー・ジーター男爵に失踪した編集者の話しをしたら、新聞社の会議室に通され簡素なテーブルと椅子に座っていると、美人でスタイルの良い年齢は20歳〜25歳位の女性従業員が、お茶をテーブルにセッティングしてくれた。
編集長トミーが話し始めた。
「カミトールが、3年前の冬に突然失踪して、家族もいなくなって警察に届けたがカミトールは偽名で妻や娘も他人だったことが解ったと聞きました」
ヴィヴィアンはコーヒーにミルク砂糖を入れてかき混ぜながら聞いていた。
「3人とも突然消えたのですか?」
シェーンは紅茶に少しブランデーを入れて香りを楽しみながら話した。
「奥さん、らしき人と子供さんは、どんな感じでしたか?」
「今思うと、カミトールは妻に対して冷たく感じました。妻は必死に夫を繋ぎ止めようと努力していた感じかな、子供は奥さんには懐いていました。3人とも突然消えましたね普通は人間の痕跡は簡単に消えないが、この3人は違ったのです」
初めから居なかった。みたいに綺麗に失くなっていた。
「住んでいた。アパートに行くと違う人間が住んでいて、2年間、他国で仕事をしていたと、言っていたし嘘を、ついてるようには、見えなかった」
シェーンとヴィヴィアンは、お互いの顔を見て、この2人はただの不倫関係ではない、人間が突然3人いなくなる事は、あるかもしれないが、もっと特殊な例えば偽装潜入捜査とか?
そう、何処かの組織、我が国ならCだ!
国に戻って、潜入捜査を得意とするCに話しを聞くことにした。
久しぶりに転送魔法でCに送ることにした。
事前に、これから向かうと連絡したが返事が微妙ではっきりしない。
1つ問題があった。Cは国家機密契約で、ダン・ドリンク侯爵の任務を公の場で発表できないと解答してきたのだ。
ダン・ドリンク侯爵は、何でこんな面倒な組織で、働くんだ?
だいたい領地経営だけでも年間凄い額の収入が入るはずだ。
ダン・ドリンク侯爵はCの特別捜査官だったようで家族でも知らされて無い、違う意味で奥様が、かわいそうとヴィヴィアンは想像しながら、怒っていた。
では、公でなければ良いのでは、そう思い文書を送った。
しばらくすると返事が届いた。Cの本部がある首都に来るなら教えてやると書いてあった。
はあ!シェーン公爵を舐めているのか?
もう少し丁寧に書かれていました。
C本部に来いと言うなら行きましょう!
ヴィヴィアンは目が輝き、面白くなってきたわと、言いながらガッツポーズをとっていた。
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