47話 呪われた王家 2




シェーン公爵は、今回は危険だと認識していた。

「そんな話しで俺達夫婦にサイラン国に行けと言うのか」


「そうか、なら話すぞ、生まれた子は男子なら、その場で殺され女子が生まれたと知らされていたんだ、女の子は他国で生まれた赤ん坊を母親から奪っていた」



それを聞いたヴィヴィアンは涙が出てきて止まらない。

「旦那様、私達で何とかするしか、ありません」



今もメイデン事務次官とノンシュガー王女は行方不明です。


亡くなってるとは思いますが。



ヴィヴィアンを抱きしめて、謎を解いてこれまで殺された赤ん坊や子供を奪われた。母親達の無念を晴らさないとね。


シェーン公爵は誓った。

「この謎を解明するよ、300年続いた悪意だ。きっと初めた奴の子孫が今も同じ、ことを実行しているさ」




隣国サイラン国、首都コットンで一番の、三ツ星リッチモンドホテルに到着した。


大理石を贅沢に使ってある、建物内部の装飾も一流の物を使ってあるな。ここのオーナーは誰かベルボーイに聞くと即答だ。やはりチップ金貨1枚渡したかいがあったようだ。


ここのオーナーはディーク・メドーク、この国の大統領、300年前のメイデン・メドーク事務次官の子孫になる。




300年前メイデン・メドーク18歳の若いが事務次官になり将来を期待されていた。


メイデンに恋心を抱いて、いたのがノンシュガー王女でした。


彼女は思いを告げたのです。


メイデンは頭は良くて分別の、ある方ですが、女性のそれもこの国の王女様に抱きつかれ、『愛してる、貴方しかいません』


そんな告白されたら、貞操観念が高い男性メイデンもノンシュガー王女の告白には負けていました。


・・・・・・。


そのまま倒れ込み愛し合うふたり。



城のメイデン事務次官の部屋で遅い時間まで仕事していて、0時過ぎると扉を開けて中に入る人影を見たと逢い引き相手は誰だろう?噂されていました。


暫くするとノンシュガー王女が、フクヨカになり吐きけ、がすると言うので主治医の検診を受けたら。


診断は妊娠3ヶ月と診断されたのです。


妊娠が発覚すると王様は怒り相手は誰だと責め立てられノンシュガー王女は、仕方なくメイデン事務次官です・・・・・・。


告白されたのです。


ですがお父様が、まさか彼を無一文で、追放するなんて思ってもいませんでした。



王様は、メイデン事務次官の弁明も聞かず、その日の夕方追放されたのです。


着のみ着のまま追い出され、メイデンは歩くしかなかった。



ノンシュガー王女は、メイデン事務次官が国から追放されたと聞いて気が変になり部屋から一歩も外室をしないで部屋に、こもっていました。半年後1人で産んで、メイデン事務次官の姉モンローに託したのです。



「ここまで書かれて、おりますが続きが、あったようなので探してみます」


「お願いします」



それにしても昔の人は凄いは、1人で産むなんて私は無理よね、お産婆さん呼ぶわね。




日記があり読んでみると。



7月17日


ノンシュガー王女は、今もメイデン事務次官が迎えに、きてくれるの待っていました。



1月1日



ある日の夜中、彼女は宝石に金貨、高額で売れそうなドレスを持てるだけ持ち出し、迎えにきた者と、ノンシュガー王女は消えたのです。


メイデン事務次官と会えたなら生まれた幼子と再会できたら幸福に暮らせていたら幸いだ。






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