第12話 町へ帰る
ホープside
エリーがテントから出て行った後に2回ほど抱いてあげると満足したのか、それとも初めての経験で疲れたのか、ミラちゃんは眠りについた。
僕も眠かったので一緒に寝る。
翌日目覚めるとまだミラちゃんは眠りについているようで、ひとまずトイレに向かう。
トイレから帰ってくるとエリーが戻ってきていた。
「おはようエリー」
「ああおはよう」
「取り敢えず朝食の準備をするよ。昨日僕たち用の肉も取ってきたからそれを使うけど朝から肉で大丈夫かい?」
「問題ない。ステーキでも構わんぞ」
朝からステーキって凄いな。まあ楽だしエリーはステーキにするか。
「じゃあ作る間にエリーはテントを片付けておいて」
「分かった任された」
基本的に僕たちはテントをあまり使わないのだけど、高確率でミラちゃんが来ることは分かっていて、そのまま抱けると思っていたからテントを使った。
それに僕たちが使うテントは外に声や音が漏れないようになっている魔道具でもあるので盛っていてもバレる事はない。
エリーがテントを片付けるのに邪魔だと思ったのだろう。ミラちゃんが眠そうにテントから出てきた。
そして僕と目が合うと昨晩の情事を思い出したのか顔を真っ赤にして手で顔を覆った。
「すぐにご飯が出来るからね」
「そ、そんな悪いですよ」
「じゃあエリーを手伝ってあげて。その報酬でご飯をあげる」
「分かりました。エリーさん、何か手伝わせてください」
ミラちゃんは僕の言う通りエリーを手伝う。変に何度も遠慮しないと言うのは楽でいいな。偶にめんどくさい子もいるからね。
「二人ともご飯できたよ」
「分かった、こちらもあと少しだから先に食べてていいぞ」
「了解、じゃあ遠慮なく先に食べるね」
僕は女子二人に力仕事をさせている横で平然と朝食を食べる。
一晩ミラちゃんを抱いたので多少心象を落としても問題ないし、エリーとはいつもこんな感じなので既に当たり前の光景だ。
二人も片付けが終わり、食事を始める。
「その、ホープさん、そんなに見つめられると食べづらいです……」
「え? ああごめんね、美味しそうに食べてくれるからそれが嬉しくてつい」
実際ミラちゃんは美味しそうに食べている。わりと僕は美味しそうに食事をする子が好きで、それが僕の作った料理ならなお嬉しい。
まあそれよりも見つめる事で照れている姿を見ながらミラちゃんの仲間の事を考える方が好きだけどね。
昨日のお仲間さん二人を見る限り、カーターはミラちゃんの事が好きだったのだろう。抱かせろと言っていたのも無理矢理自分のモノにしてしまおうと思ったからだろうな。
多分だけど素行の悪い先輩冒険者にでも吹き込まれたんだろう。ヤッてしまえばこっちのモノだと。
さてと、二人も食べ終わったので片付けるか。今回はミラちゃんに手伝ってもらい、その間にエリーはミラちゃんの仲間二人を連れてくる。
ロープで縛っているので抵抗しようにも出来ないといった感じだ。
二人で力を合わせてもエリーの方が力が強いので無駄な努力だな。
「取り敢えず馬車があるか確認しに行こうか」
「そうだな、無くとも私達なら昼前には戻る事も容易だしな」
早速馬車の確認へと向かうとちゃんと馬車が用意されていた。
恐らく道が塞がれていて来るのが遅れただけだったのだろう。楽が出来て嬉しい限りだ。
馬車に乗っている間、ミラちゃんは僕の横に座りひっついてきて目をハートにしていた。
うーん、昨晩には<
まあそのおかげでカーターが再起不能なんじゃないかと思えるほど落ち込み
自分が先に好きだったのに、下に見ていた男に奪われてしまったのだ。しかも目の前で好きな女が見せつけるように腰を振っていれば仕方ないと言える。
他に乗車している冒険者もいないので目の前でミラちゃんの胸でも揉んでやるか。ついでに絡ませるようにキスもしておこう。
いいぞカーター、その目だ。その絶望した目をしながらも下は膨らんでしまっているその姿だ。
僕に触られ幸せを感じ、快楽を得ているミラちゃんをもっと見るんだ。
嗚呼、諦めていく二人を目の前で見る事が出来るなんて最高に気持ちがいい。心が満たされていく。
僕は町に着くまで自分から咥えてきたミラちゃんを見せつけカーターたちの心を折って悦に浸るのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます