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概要
とある北海道の雪山。山小屋に中年の大男が一人暮らしていた。経営実態のない、ほとんど打ち捨てられたスキー場を管理するという名目で、広大なロッジで毎年冬ごもりしていた。そんな孤独な生活を送る彼のもとに、異様な雰囲気の夫婦がやってくる。二人は警察から逃亡しながら、各所で罪を重ねる殺人夫婦だった。山男は、殺人夫婦と奇妙な共同生活を送ることになる。当初は緊張感のある関係が続いたが、やがて三人の中で絆のようなものが生まれる。そして冬が終わり、春めいた頃に、警察の機動隊が突入してくる。
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