今からこの物語を設定を考えます！

超常の存在『ルーラー』が創造した世界——『アバベル』。
数万人もの人々が突然その世界へ強制的に飛ばされた。
高い塀に囲まれた王国のみで完結した世界。
そこでは人々の頭上に『役割』が浮かび、各々の『役割』下での暮らしを強制されていた。

——その約半年後。
若草道弥は『国民B』としての役割を強制され、場末のレストランで働いていた。
その隣には、彼の妻としての『役割』を担う少女、月島梅雨里。
ふたりは手を取り合い、支え合って日々を過ごしていた。
何も起きることもなく過ぎ去った半年間。

——この先、永遠にこの世界から出られることはないのか？

人々は徐々にこの世界に順応し始めていく。
物語の歯車が動き出すのは、そんな矢先のことだった。