過去の出来事②(※オルシウス視点)

 オルシウスはギルヴァに屋敷を任せ、兵士と共にサンザムの集落へ向かった。


「サンザム!」


「オルシウス様、申し訳ありません……」


 サンザムは今にも土下座しそうなくらい頭を下げたが、すぐに顔を上げさせた。


「カルロは?」


「他の集落の者にも手伝ってもらっているのですが、未だ手がかりは掴めておりません……」


「昨夜から戻らないと聞いた」


「はい、弟には夜の巡回だと告げたようです。しかし昨夜はカルロの番ではありませんでした。朝、弟から兄が戻らないと告げられてはじめて気付いて……」


 オルシウスは仲間を失った時のことを思い出していた。


 誰もが意気消沈して押し黙る中、カルロが「くそぉぉぉ!」と絶叫し、怒りにまかせて木をなぎ倒すほど、暴れていたことを思い出す。


 その時はサンザムが仲間とともにカルロを押さえつけ、騒ぎは収まった。


「ケガレに襲われた可能性は?」


「ないはずです。少なくとも巡回を担当した奴らに聞きましたが、異常はなかったとのことです」


「分かった。捜索範囲を広げよう」


「今は、このあたりまでです」


 サンザムは書き込みのある周辺地図に指を走らせた。


「なら、俺はこのあたりまで。俺が連れて来た奴らはここを……」


「分かりました」


 そうしてオルシウスも参加して捜索を行ったが、カルロの行方は分からなかった。


 オルシウスが恐れたのは、仲間の死にあれほどの衝撃を受けていたカルロが無力感に苛まれて自ら命を絶つこと。


‘頼む、カルロ。早まったことだけはするなよ!’


 だがどれほど探索に時間を費やしてもはかばかしい結果はえられず、太陽が中天に上ると同時に、集落に戻るしかなかった。


 捜索に参加した竜たちの表情は、どれも優れない。


 そんな折、屋敷から使いがやっていた。


「オルシウス様、ギルヴァ様からの伝令です。速やかに屋敷へお戻り下さいとのことです!」


「何故だ」


「わ、分かりません……。至急、とのことで」


「オルシウス様、ここは俺たちに任せてください。用事を済ませてから合流してください」


 サンザムはオルシウスが戻りたがらないことを察したように言った。


「だが」


「屋敷にはオルシウス様にしか決められないことがあるんですから。お願いします」


 下唇を噛みしめる。


「……すまん。すぐに戻るっ」


 馬をけしかけ、オルシウスは屋敷へ戻った。


 ギルヴァの姿は玄関にあった。


「こんな大事な時に一体なんなんだ」


「申し訳ありません。実は都より使者がきております」


「……こんな時に? 用件は?」


「分かりません。オルシウス様にしか明かせぬ、と」


「使者は?」


「応接室に」


 オルシウスは足早に、応接室に入った。


「オルシウス殿」


「お前は確か白き竜の……」


「アルズール様の秘書を務めております、グラハムと申します」


 栗色の髪を七三に、口ひげを整えた紳士然とした壮年の男が頭を下げてくる。


「用件は手短に頼む。今は忙しい」


「ケガレでも出ましたかな?」


「違う」


「では?」


「詳しく話す必要はないだろう」


「まあいいでしょう。では用件を。今より私と共に帝都へ来ていただきたい」


「なぜだ。黒き竜がいては、他の竜たちが気分を害するだろう」


「アルズール様が仰せになるには、あなたへプレゼントしたいものがある、との仰せでございます」


「結構だ」


「分かっておりませんな。これは提案ではなく、命令なのですよ。あなたに拒否権はない。来いと言えば、あなたには行くという選択肢以外、存在しない」


 グラハムは馬鹿にしたような薄笑いまじりに言った。


 オルシウスは舌打ちをする。


「今のは聞かなかったことにしましょう」


「……すぐに行く」


 オルシウスは部屋を出ると、外で控えいたギルヴァを見る。


「聞こえていただろうが……」


「帝都へ、ですね」


「あとのことは頼む」


「はい。……オルシウス様、どうかお気を付けて。帝都は魑魅魍魎の巣窟でございますれば」


「無論だ」


 オルシウスは、グラハムと共に帝都へ向かった。


 帝都へ行くのは実に十年以上ぶり。


 最後に帝都へ上ったのは、子どもの頃。


 アルズールの父である当時の竜帝に対して、父が戦死で次の黒き竜を継ぐ挨拶のためだった。


 今でも、竜帝とその周囲の竜たちの蔑みと侮蔑の眼差しは忘れられない。


 自分に向けられる、会ったことのない連中からの憎悪の眼差しが当時はただただ怖ろしかった。


 それでも泣かなかったのは、オルシウスを帝都まで連れて行った父の側近に、たとえ何があっても涙だけは見せるな、泣けば相手を喜ばせるだと強く言われていたから。


‘一体何の用だ? わざわざ帝都まで呼びつけるなんて……’


 帝都へ到着したのは昼頃。


 帝都は竜帝のお膝元。


 森では決してありえない喧噪に眩暈を覚えてしまう。


 往来を行き来する大勢の人々、その一人一人が全員、竜。


 ケガレのことを全て黒き竜に押しつけ、平和を享受している。


 オルシウスからすれば、醜悪の一言だった。


「オルシウス殿、こちらです」


 グラハムに案内されたのは、竜帝のすまう宮殿。


 中央に配された円形ドームに幾つもの塔が連なる城郭だ。


 周囲にはそばにある川から水が引かれ、城郭の周囲に巡らされている。


 日射しを浴びた水の流れがまるで黄金の道のように輝く。


 この宮殿を建設するためにオルシウスたちの先祖たちが動員され、その苦役によって何人もの黒き竜が犠牲となった。


 オルシウスからすれば、この宮殿は黒き竜の墓標だ。


 現在、竜帝は空位で、次の竜帝の座を巡り、白き竜、赤き竜、青き竜の竜帝候補たちがしのぎを削っていた。


 白き竜、赤き竜、青き竜、それぞれが本拠である都を持ちながら、わざわざ帝都に集まっているのは次の竜帝を決める話し合いのため。


 もちろん竜帝候補ではないオルシウスにとってはどうでもいい。


 誰が竜帝になろうが、黒き竜の境遇が変わることはない。


 大仰な警備が敷かれた宮殿内は静寂に支配されていた。


 回廊を行き交う人々はグラハムと擦れ違うたび、深々と立礼をし、オルシウスを見ると不快な顔を隠そうともしなかった。


 長い通路の先、赤地に金色の装飾のほどこされた両開きの扉があった。


 グラハムは脇へ避けて、オルシウスに道を譲る。


「お先に」


「分かった」


 扉を抜けてもすぐそこが部屋ではなく、控え部屋のようになっていた。


 そこで身体検査が行われ、剣を取り上げられ、ようやくこの先に進むことを許される。


「黒き竜オルシウスを連れてまいりました」


 グラハムの声が響く。


 通されたのは、黒き竜の集落が一つ丸々入ってしまいそうなほど広い空間。


 そこには、玉座に座る白き竜アルズールを含めた三人の竜帝候補と、それを守る騎士たちが控えていた。


「久しいな、オルシウス」


 玉座に君臨するアルズールがにたりと笑いかけてきた。


 礼儀に従い、オルシウスは片膝を折り、頭を深く垂れる。


 好きでかしづいている訳ではない。


 オルシウスがここで下手を打てば、こいつらはそれを理由に黒き竜をいたずらに殺そうとするだろう。


 領民たちを守るためならプライドなど捨てられた。


「このたびは、どのようなご用件でしょうか?」


「お前に引き取って欲しいものがあって呼び出した」


 酷薄な微笑を、造形の整った顔に浮かべたアルズールが騎士に合図を出す。


 すると、別の扉が開き、二人の騎士が何かを引きずってくる。


「っ!」


 心臓が大きく跳ねた。


「カルロ……っ!」


 カルロが両脇を騎士に掴まれ、引きずられていた。


 騎士たちがまるでゴミでも捨てるように、カルロを床に投げ出す。


 オルシウスは居ても立ってもいられず、駆け寄った。


「おい、しっかりしろ、カルロ!」


 オルシウスは、カルロの頭を膝に乗せ、頬を叩く。


 カルロの顔は血の気が失せて蒼白。


 その身体にはいくつもの斬り傷や痣ができていた。


「……お、オルシウス、様……」


 カルロはヒューヒューと苦しげな息遣いまじりに、うっすらと目を開けた。


「なぜお前がここにいるっ!?」


「……す、すいません……あなたの言葉、もっとちゃんと、聞いておけば……よ、よかった……」


 手を握る。


 体温を全く感じず、握り返してもこない。


「すぐに連れ帰ってやるっ」


 オルシウスが声をかけるたび、周りからはあざ笑う声が漏れた。


「……おとうと……のこと、頼み、ます……」


 握り締めていた手から力が抜け、カルロは半目のままそれきり動かなくなった。


「――全く。身の程知らずめ」


 アルズールが玉座から腰を上げると、カツカツと靴を慣らして近づいてくる。


「追放された身でありながら、まだ自分が栄えある白き竜の一族だと思い込んでいた。突然、訪ねてきたかと思えば、なんと言ってきたと思う? 我々にケガレ退治を手伝え、だと。誰がそんな野蛮なことに手を貸すものか」


「……こいつは、あんたなら、分かってくれると信じていた……」


「信じる? 馬鹿な奴だ。まあ馬鹿じゃなきゃ、この私に頼み事をしようとは思わないか……。なあ、みんなっ!」


 哄笑がさらに大きく深く、響く。


 アルズールは、オルシウスの黒髪を乱暴に掴むと顔を上げさせた。


「オルシウス、この私が話しているんだぞ。その馬鹿ではなく、この私をしっかり見ろ。お前の教育がなってないから、こいつが馬鹿なことを平気でするんだ。ちゃんと管理しろ。いいな?」


 髪から手を離すと、アルズールは手を出す。


 騎士の一人が恭しく差し出したハンカチでオルシウスの髪を掴んだ手をぬぐうと、それを床へ捨てる。


「用件はこれで終わりだ。さっさとそのゴミと一緒に消えろ。お前がここにいるだけで、吐き気がする。無能はケガレとでも遊んでいろ。それから、またこんなことが起きれば、お前のところの竜を嬲り殺しにしてやる。分かったか?」


 オルシウスはアルズールを無視して、事切れたカルロを強く抱きしめつづけた。


「……すまない、すまない、カルロ」


「おい、聞いているのか! 返事をしろっ!」


「ッ!!」


 瞬間、頭が真っ白になった。


 何もかもどうでもいいと、オルシウスは考えるよりも先に目の前のアルズールに飛びかかっていた。


 その頭を掴み、床へたたきつけた。


 アルズールが必死に手足をじたばたさせ、足掻く。


 しかしオルシウスを押しのけられない。


 白い肌が鬱血し、金色の目が血走り、大きく見開かれる。


「叛逆だ!」


「オルシウスを殺せ!」


 赤き竜と青き竜の竜帝候補が叫び、騎士たちが剣を抜いて飛びかかってくる。


 竜帝候補たちを守る騎士は同族の中で最も優れた竜が任命される、栄誉ある職。


 騎士たちは強い。


 しかしその強さは所詮、命のやりとりのない、訓練での強さに過ぎない。


 実戦を忘れた騎士たちは、訓練の延長線でオルシウスに斬りかかったのだ。


 命のやりとりの中で戦いつづけてきたオルシウスの敵ではない。


 オルシウスによって剣を砕かれ、鎧を引き裂かれ、騎士たちが鮮血をぶちまけながら倒れていく。


 熱い返り血を浴び、オルシウスは次々と襲い来る騎士たちをねじ伏せた。


 剣が、オルシウスの腕を、腹を抉る。


 しかしどの斬撃もオルシウスを止められず、騎士ばかりが倒れていった。


 騎士から剣を取り上げ、その剣で他の騎士を斬り捨てていった。


「ひいいいい!」


 赤き竜の竜帝候補が出口に向かって逃げ出そうとする。


「させるかっ!」


 投げた剣が竜帝候補の右足を貫き、ギャアギャアと泣き叫びながら浅ましく床に転がった。


「こ、この化け物が―――――!」


 青き竜の竜帝候補は竜に姿を変え、襲いかかってくる。


 オルシウスも竜の姿になり、攻撃を正面から受け止めた。


 空中で何度目かのぶつかりあいの果てに、オルシウスの腕が相手の翼を引きちぎる。


 飛ぶことのできなくなった竜が、頭から墜落していく。


「穢れた黒き竜ごときが、調子にのるなあぁぁぁぁ――――――!!」


 アルズールが竜に姿を変え、背後から襲いかかるや、オルシウスの首筋に噛みつく。


「っ!!」


 痛みが衝撃となって、オルシウスの全身を貫く。


 牙が深く食い込み、さらにアルズールの爪がオルシウスの身体を引き裂こうと動く。


「死ね、穢れた黒き竜! お前を殺したあと、お前の同族どもも皆殺しに――」


「死ぬのはお前だ。一緒に落ちようぜ!」


「っ!?」


 オルシウスは翼をはばたかせ、床めがけ自ら頭から突っ込んでいく。


 アルズールはオルシウスに爪牙を突き立て、身動きがとれない。


 このままではオルシウスごと、頭から床に叩きつけられる。


 その恐れがアルズールを支配し、ぎりぎりのところで離れさせた。


 無論、オルシウスに命を捨てるつもりなどない。


 アルズールが離れた瞬間を待っていたオルシウスは、方向転換をし、態勢を崩したまま空中にいるアルズールの胴を爪で斬り裂く。


「ぎいあああああああああああ……!?」


 負傷したアルズールは逃げようと背を向けた。


 オルシウスは逃がしはしないとアルズールの首筋に噛みつき、そのまま頭を床に叩きつけた。


 鏡面のように磨かれた床へ、みるみる血が広がっていく。


 オルシウスは、冷めた眼差しでアルズールの頭を踏みつけた。


 このまま踏みつぶし、殺すこともできた。


 しかし生かした。


 ためらう理由など何もない。


 あえて、生かしたのだ。


 楽に逝かせはしない。


 カロルやこれまで同じ竜族に嬲り殺しにされていった仲間たちのためにも、生き地獄を味あわせてやらねばならない。


 だから、オルシウスはその場にいた竜帝候補たち全員の角を折った。


 竜にとって角は権威の象徴。


 角を折られることは、去勢されたも同然だ。


「グラハム」


「ひい!」


 あえて一人だけ残した男の名を、オルシウスは呼んだ。


 グラハムは腰が抜けたのか、逃げることもできず、震えていた。


「……今すぐ、白き竜、赤き竜、青き竜の長どもを呼べ。オルシウスが用があると言っている、と。早く行けッ!」


 グラハムはへっぴり腰のまま、逃げるように部屋を出ていった。


 人の姿に戻ったオルシウスは全身を敵と己の血とで汚したまま、息絶えた騎士のまとっていたマントでカルロの亡骸を丁寧に包みこんで腕に抱き、玉座に腰かけて待った。


 あのままグラハムは逃げたかもな、と頭の片隅で考えているところに、扉が開き、長たちとその従者たちが姿を見せた。


 長たちは一族の者たちが息絶え、血に汚れた広間を目の当たりにしてどう思っただろうか。


 穢れた存在と忌み嫌い、迫害してきた黒き竜のオルシウスが玉座を占領しているのを見て、なにを思っただろうか。


「待っていたぞ」


「……こ、これは、これはどういうことだ……お、オルシウス……」


 白き竜の長は顔面蒼白なまま、声を震わせた。


「簡単な話だ。俺が次の竜帝に名乗りをあげようと思ったんだ。竜帝は竜の中で最も強い者がなる、そうだよな」


「何を馬鹿なことを。黒き竜に資格があるものか……」


「俺は真剣だ。安心しろ。お前らの大切にしている竜帝候補たちは死んでいない。死にそうにはなってるかもしれないが……」


 オルシウスを前にして、誰も動けなかった。


 目の前で同族が死の危機に瀕しているというのに、そばにかけより無事を確かめようとする者は誰もいない。


 オルシウスはその姿を冷めた眼差しで眺める。


「竜帝を決めるのには色々と規則があるのは知っている。だがこんな状況だ。今回は省略しよう。俺が竜帝になることに賛同する者は前に出て、忠誠を誓え」


「こんなことが許されるものか!」


 白き竜の長が叫ぶ。


「なら、お前が俺を止めるか?」


「だ、誰か! この大逆人を殺せ! 殺した者が竜帝だ……!!」


 白き竜の長の声が虚しく響く。


 誰も動けるはずがない。


 そもそも竜帝候補たちは、一族の中で最も優れた力と知略を持った者が選ばれる。


 そして竜帝候補を守る騎士たちもまた幼い頃から、戦うための技術をその身に教え込まれてきた者だけがなることが許される、精鋭。


 しかしどちらも今や床に転がり、ぴくりともしない。


「もう一度、言う。俺を竜帝と認める者は前に出て、忠誠を誓え」


 カツン……。


 しんっと静まりかえった広間に、固い靴音が響く。


 場がどよめいた。


 誰よりも先に足を踏み出し、かしづいたのは、グラハムだった。


 彼は顔を青ざめさせたまま、「りゅ、竜帝陛下に、忠誠を誓います……」と震える声で言った。


 それからは先を争うように、竜族の名門に連なる者たちがグラハムと同じ言葉を口にし、次々とかしづく。


 立っているのは長たちだけ。


「お前たちは認めない、か。なら俺に叛く意思があるとみなしていいか?」


 弾かれるように赤き竜、青き竜の長たちがかしづく。


「そのようなことは……。竜帝陛下に忠誠をお誓いいたします」


 オルシウスはじろりと、唯一立ったままでいる白き竜の長を睨め付けた。


「……りゅ、竜帝陛下に、忠誠を……」


 最後まで残った白き竜の長がついに膝を屈した。


「分かっているだろうが、黒き竜は今や竜帝の民だ。手を出す者がいれば、竜の法に基づき、その一族を皆殺しにする! 分かったな!」


 オルシウスは噎せ返るような血の臭いが立ちこめる中、こうして竜帝に即位したのだ。

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