5-2 もしもの時を覚悟してください

診察の結果、猫氏は糖尿病でした


猫なのに糖尿病……?


原因は色々あるみたいだけど、猫氏は元々丸っこい猫ではなかったので、病院からは遺伝の可能性、とのことでした


猫氏はケトアシドーシスと呼ばれる糖尿病の末期症状でした


脱水、嘔吐、意識障害……そのまま放っておいたらほんとに死んでしまうやつです


病院に一日置いてもらって、点滴などをしてもらうことにしました


「もしもの時を覚悟しといてください」と言われたものの、とりあえず病院に預けるしかできませんでした


糖尿病になると、ご飯を食べても痩せていきます


糖尿病になったまま放置してたからケトアシドーシスになったわけで、糖尿病になってたことに全く気付いていませんでした


元気な時は元気なので、体重なんて測らないまま何年も経っていました

四キロ弱あった体重は、三キロを切ってました

その時初めて、猫氏がガリガリに痩せてることに気付いたのです

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