5-5 通院生活

かくして猫氏の通院生活も始まりました


病院に連れてって、順番が呼ばれるまで一緒に半寝で待って(爆)、呼ばれたら連れてって、それまで使った注射器を破棄してもらうのに返却し、体重を測り、時々触診されw、心音とかもたまに聞かれて、血糖値を測ります


よくペット系の動画ではとにかく病院を嫌がる様子が見られるけどw 猫氏は病院を嫌がるということはありませんでした


ただ採血だけは暴れるので、手に穴があいた事件からはちゃんとカラーをつけて採血してもらいます

カラーをつけると、文句は言うけど暴れなくなりますw


足の部分に消毒液をかけて、血管を出して、採血用の針を刺して、ちょっと取ったら針を抜き、押さえながらティッシュをあて、アシスタントの人に引き継いで、アシスタントの人が止血まで押さえ続けます

この時の注射針は普通の太さです。プロってすごい

採血したやつを専用の機械(テプラみたいなちっちゃいやつ)に垂らし、ちょっと待つと数値が出ます

調べる項目によって費用がかさむので、猫氏はいつも血糖値だけの検査でした


人間は具合が悪いと言葉で伝えることができるけど、動物は喋れないので、数値や状態を見て判断するしかありません

しかも猫ってちょっと興奮するとすぐ血糖値が上がる生き物らしく、病院で測った数値が果たして本来の数値なのかも怪しいみたいです。めんどくさい生き物である


あんまり数値が高いと高血糖すぎて調子悪くなるし、低血糖になっても死ぬ可能性があり、しかも高血糖と低血糖は一見症状が似てるし、そんなわけだからコントロールも難しいので、医師の治療の判断も難しい病気だそうです


なので、月イチの通院での数値はほんとに目安で、最期の方はほんと長年の勘(爆)でインスリンの量を調整してました

ほんとは医師の判断なしで量を変えるのはイカンって薬のサイトには書いてあるんだけど、日々調子が変わるので止むを得ずです


度重なる通院、しかも何年も続けてると、自分で決めたこととはいえ時々迷うこともあるものです

寛解なんてほんとはしないんじゃないかとか、寛解しなければ死んじゃうんだから、今やってること自体そもそもただの延命措置なんじゃないかとか、ここまでお金をかける意味が本当にあるのか、とか、色々です

他の要因が見つかればやめると決めたものの、その要因が見つかるかどうかもわからない


まあ結局なんだかんだで4年やってましたが(;´∀`)


若い時は突発的な怪我とかでお金かかることはあるかもしれないけど、歳をとると人間と同じで、ほんと通年で病院代かかるな~と思いました……蓄えって大事……


ちなみにペット保険は入ってなかったので、負担は全て十割です

保険入っときゃよかったかな~ともちょっと思ったけど、保険によって条件が色々あるので、人間の健康保険とは大分違うんだなと思いました

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