6-7 突然の介護生活

猫氏は時々血尿が出るようでした


あと、たまに十分おきくらいにトイレに行く(いつもではない)

ちょっと出してはトイレから出て、また少ししてトイレに入って……

その兆候が見られたら、もうめんどくさいのでおむつです

猫氏はトイレでもケツを上げてすることが多いので、トイレに入ったら様子を見てなきゃいけないのです


しかしこのおむつ、実際に使ってみると結構便利なことがわかりました


まず、おむつが大体吸収してくれるので、ケージがびしゃびしゃにならない

掃除が楽です(単純)

ただ、猫氏が糖尿病で多飲多尿なので、おむつが耐えきれないこともしょっちゅうありました

おむつしてるのにケージがちょっと水浸し……

でも、おむつしないでケージに入れとくよりは掃除が楽です

おむつのパッケージには十二時間もつ!みたいに書いてあるけど、カッコ書きで「おしっこ4回分」って書いてあって、それってうちの猫氏だとどれくらいもつんだろうというツッコミはありました

実際、もたない時は7時間もたない時もありました(;´∀`)w

でも、掃除の負担を減らすのであればおむつはやっぱりイイ

しかしながら長時間はもたないので、そこから仕事の昼休みに一度帰宅し、猫氏のおむつを取り替えて戻る生活が始まりました

往復できる範囲に住んでるとはいえ、便利だけど大変でした(ヽ´ω`)


それでもご飯は食べるし、おちびのご飯も横取りします

おちびが食べようと思って行ったら何もなかったこともありました


なんだかんだで元気になったじゃんと思いました

でも、猫氏の最期はやっぱり迫っていたのです


大好きなウェットフードも、食べる時と食べない時が出てくるようになりました

ぼーっとしてるおめめの時もありました(元気な時もちゃんとある)

おむつを履かせる時は相変わらず嫌がってたけど、問答無用です

ちなみにドギーマンの犬猫兼用を使ったこともありましたが、やっぱり猫専用が良かったです

ユニチャーム最高……



猫氏は小さい頃、バケツに入って遊ぶのが好きでした


バケツは風呂場の前に置いてあります


猫氏はご飯の量がまばらになってから風呂場に行きたがるようになり、行けないとわかると(ドア閉めてるからね)前に置いてあるバケツに入って寝ることがありました


猫は調子が悪い時、涼しいところを好むようになり、室内だとそれが大体風呂場なのです

確かに四年前、ケトアシドーシスから戻ってきた時も、時々風呂場に行きたがったり、いつの間にか風呂場にいたりしました


猫氏はだんだん歩けなくなり、歩いても数歩でヘタってしまい、その場で寝転がってしまうことが多くなりました


そうして、とうとうご飯を食べなくなりました

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