猫氏がご飯を食べなくなったので、またシリンジを出しました

水も飲まなくなったのでとりあえず水から、と思い、シリンジで水を吸い上げて、前と同じように抱っこして、口の端っこから入れます

前はこれで飲めた

なのに今回は、最初はちょっと飲んだけど、誤嚥っぽい反応がありました

また、シリンジを向けても嫌がります

前はそれでも無理やり（酷）口の中にぴゅっとすると飲んでたんですが、変な方に入ってしまうのか、呼吸がおかしくなる

猫氏は水が飲めなくなっていました

脳裏に蘇るのは、自分で食べたり飲んだりできなくなったら終わり、という言葉

猫氏を横にして寝かせて、水を含めた脱脂綿とかもチャレンジしてみたけど、最初だけちょっとぺろぺろしたけど、やっぱりだめでした

それから何度か、猫氏が吐きました

そこには血のような、赤黒いものが混じっていました

そんなの初めて見た

もう本当にだめなんだな、と思いました

翌日は通院日でした

この状態で連れて行けるのか

連れてったらきっと点滴はしてもらえる。けどそれは一時的なもので、点滴したからといって水が飲めるようになるとは限らないし、飲めるようになったとしても、またきっとすぐに飲めなくなってしまう

猫氏のインスリンを打つのをやめました

病院に連絡しました

先月の時点からここ数日で容態が変わったこと、インスリンをやめたこと、予約をキャンセルしてこのまま看取ることを伝え、注文してあった六千円も返品してもらうことにしました

猫氏は動かないので、一見寝てるみたいです

目は開いてるけどぼーっとしてて、傍でまったりしてる時の顔に似てました

苦しそうに呼吸することもないのです

でも、呼びかけても反応しない

時々手足は動くけど、多分生理的に動いてる感じ

猫氏の手触りは相変わらず良かったけど、頭を撫でても耳がぺたっと倒れることはありませんでした

あの仕草は猫は自分でやってることなんだと、この時初めて知りました

四年前、ケトアシドーシスになった時は三時間ごとに吐いて苦しそうでした

インスリンをやめたら、またそうなっちゃうのかしら

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