概要
婿入りで来た少年を慈しんでいたら、なぜか嫌われちゃいました!?
空光国の姫帝・涼葉との政略結婚で来た入婿・菊斗は小柄な少年だった。その愛らしさにすっかり心を奪われた涼葉は、菊斗を立派に育てることを決意し、たいそう寵愛したが、どうしてか菊斗にはそれが不満なようで……?
※題名よみ:ひめみかど、だいりにてむこどのをおそだてになること
※題名よみ:ひめみかど、だいりにてむこどのをおそだてになること
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!姫帝と婿殿が可愛すぎる〜〜〜〜っ!!!!
平安時代風の和風恋愛ファンタジーです。
主人公涼葉は空光国を治める帝。彼女のところに政略結婚で嫁いできたのは随分年下の菊斗という少年だった。涼葉は彼をとっても可愛がるけれど、菊斗からするとそれは到底受け入れられないもので……!
惚れ惚れするほどの端正な文章がまず読者のハートを鷲掴みにします。
その端正な文章で綴られる涼葉と菊斗の関係が大変に良い……。頭はいいし責任感はあるけれどもどこかズレている涼葉と、少年ゆえにまだまだ世慣れないところがある菊斗のすれ違いっぷりが可愛いのです!
対等な夫婦関係でいたいけれど、年齢や身分などで対等に振る舞うことが難しい二人。でも、そんな二人に大きな災難が襲っ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「だったら来なさいってば!」姫帝は布団に拳を叩きつけた。
疫病が大流行した空光国。
姫帝の夫になるはずだった相手も次々に罹患して死に、ようやく来たのは自分より6つも年下の少年だった。
「かっ、可愛い過ぎる……ッ!」
幼夫がどストライクだった涼葉は、菊斗を「褒めて撫でて可愛がって慈しんで甘やして育てる」ことを決意。
ちょっとやばい姫帝に、「夫としてなんか違う気がする」と思う菊斗。
やがて、「弟扱いはよくないな」と反省し対等な夫婦関係を目指す涼葉。冷静になった涼葉を見て、「あれ、本音を晒して貰えなくなってない?」と焦る菊斗。
お互いが歩み寄ればすれ違いが起きる中、空光国の疫病は深刻化していた。
空光国を守る神様から、「お前さっさと病鬼退けないと一…続きを読む