ボーイ・ミーツ・サイバーガール

「見られると面倒だからさ、お兄さんに恨みは無いんだけど、ね？」

22世紀を超えて国という枠組みが形骸化したネオ東京。
学生でも成れる何でも屋、万事屋の少年コウリンは放課後に荷物を預かる為、新東京都庁を訪れていた。
その帰り、道すがらのビルが爆破され混乱するまま彼は裏路地に逃げ込んだ。

そこに爆破犯が居るとも知らずに。

謎の銀髪美女の掌から飛び出す銃口に目を奪われながら少年は生きる為に足掻く。
生きる目的は無いが、死にたいとも思わない。
ネオン輝くサイバーパンク世界で少年は走り始めた。