概要
結婚できない女と言われるより聞こえがいいわ。男漁り上等よ!
「どうか、俺との婚約を破棄してほしい!」
王宮舞踏会の真っ只中、公爵令嬢フィオナは突然婚約者から懇願された。どうやら婚約者は運命的な恋をしてしまったらしい。多くの貴族たちの前でそんなことを言われてしまったフィオナは、しかし全くショックを受けていなかった。これまで六回婚約して、そのすべてで婚約者が別の女性と結婚してきたから。
「七回目の婚約破棄おめでとう」と言われ、フィオナは発奮して「悪女的な男漁り」と称した婚活を始めた。結果はなぜか周囲の縁結びばかり。フィオナは「思っていたのと違う」と涙目になり、巻き込まれた弟はひたすら遠い目になる。
美しく有能な行き遅れ令嬢が、持ち前のポンコツぶりを発揮しつつ、一人の男を逆に翻弄して、自らの意思で結婚したい相手を見出すまでの物語。
王宮舞踏会の真っ只中、公爵令嬢フィオナは突然婚約者から懇願された。どうやら婚約者は運命的な恋をしてしまったらしい。多くの貴族たちの前でそんなことを言われてしまったフィオナは、しかし全くショックを受けていなかった。これまで六回婚約して、そのすべてで婚約者が別の女性と結婚してきたから。
「七回目の婚約破棄おめでとう」と言われ、フィオナは発奮して「悪女的な男漁り」と称した婚活を始めた。結果はなぜか周囲の縁結びばかり。フィオナは「思っていたのと違う」と涙目になり、巻き込まれた弟はひたすら遠い目になる。
美しく有能な行き遅れ令嬢が、持ち前のポンコツぶりを発揮しつつ、一人の男を逆に翻弄して、自らの意思で結婚したい相手を見出すまでの物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!カクヨムコン9恋愛(ラブロマンス)部門特別審査員賞受賞作
婚約破棄から始まる物語は数あれど、ループ物でもないのに婚約破棄7回目という珍しさに惹かれました。また、ヒロインの公爵令嬢フィオナはすでに婚約破棄に慣れきっており、粛々と婚約破棄の手続きを進める家族も諦めモード。ですがフィオナも含めてみんな有能で、家族仲のよい様子にほっこりします。
婚約破棄にもめげずに、フィオナ嬢は次の相手を探すべく弟君(この弟君がまた有能かつ不憫ないい子なのです!)を番犬に数々の夜会に出向くのですが、意図とはズレた活躍になっているところも高ポイントで、最後まで一気読みしてしまいました!
(特別審査員・綾束 乙)