概要
事件より、怪異より、もっと解けないもの、教えてあげようか?
学園一の美少女にして生徒会長の白銀ミサキ――彼女には、裏の顔があった。
それは、《名探偵》。
彼女に依頼すれば、どんな奇怪な事件も解決できるという。
春日ハルトは、ミサキへ依頼する。
《かまいたち事件》。
ハルトの所属する剣道部員達が、次々と『不可視の刃』で切りつけられるという事件だ。
犯人は、人間か、それとも《怪異》か?
「もうこの謎は尻尾を出しているよ、簡単だったね」
「……え、もう!?」
あっさりと真実にたどり着いてみせるミサキ。
しかし、この事件は世界を揺るがすさらなる謎に繋がっていて――――!?
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- ★★★ Excellent!!!白銀ミサキ先輩は美人で、ウザくて、裏表もバリバリの、最悪の名探偵です
《怪異》の事件を解決する、
図書準備室の奥にいるという『七不思議』の名探偵、白銀ミサキ。
そこを訪れた春日ハルトは、
そんなミサキとともに《怪異》事件に挑んでいくことになる。
だが白銀ミサキは美人の生徒会長という表の顔とは裏腹に、
態度はデカくてノリは軽い、しかもうざ絡みをしてくる、
わりと最悪な存在だった。
そんなミサキとハルトはやいのやいの悪口を叩き合いながら
《怪異》事件を解決していくが、その裏にはそれぞれまったく別の思惑がある。
次第に明かされていく過去と現在。
ハルトの姉の死とミサキの関係。
事件と同時に様々な人物の秘密と思惑が蠢き、
やがてそこにある【きさらぎ】の正体へと迫る…続きを読む