第11話 総集編②/《きさらぎ》について
■第1話 《かまいたち事件》/出題編
・『――――かくして、名探偵は敗北し、事件は迷宮入り。』
・『犯人』が、『誰か』を、ミサキの前に差し出した。
・凄惨な空間には、どこまでも場違いな、ピンクと白が基調の寝袋だった。
■第3話 彼女を殺す、その前に
・「そいつは《きさらぎ》と呼ばれている。《きさらぎ駅》という怪異を利用することからつけられた名だね。
そいつとは、過去に対峙したことがあるけど、仮面と変声機をつけていて、顔も声もわからない。そいつは、《怪異》を人にばらまいて、怪異事件を引き起こしている。辻めぐるの件も、私は《きさらぎ》の仕業だと考えている」
・「……私とアキラは……。……そうだな……利害が一致したんだ。《きさらぎ》は、人間・怪異双方にとって危険すぎる。人は怪異の力で狂っていき、怪異は人に支配される。私は、こいつを絶対に許さない」
・「謝って許されるなんて思わない。ただ、私は未熟で、《きさらぎ》にいいようにやられたんだ。私が、キミの姉を……アキラを撃ち殺した」
・「どうして、お前が、姉さんと同じことを…………」
■第4話 《透明なストーカー事件》/出題編 「気持ち悪いから、二度と捜査に関わらないで」
・サクの部屋のベッドには、臓器が剥き出しになった牛の姿がポップに描かれた寝袋が置いてあった。
■第5話 《きさらぎ》の正体は
「《きさらぎ》=白銀ミサキってことか?」
「その可能性もあるし、白銀が《きさらぎ》と共犯って可能性もあるだろ。ハルトに『一緒に《きさらぎ》を捕まえよう』って提案してるのは、ハルトを嵌めようとしてるって考えたほうが、自然だ」
「《きさらぎ》は女である可能性が高い、っていうのはアキラさんが危険な戦いを繰り返して掴んだ手がかりだ。オレは信頼できると思ってる」
・白銀ミサキは、《きさらぎ》を捕まえるのに協力して欲しいという提案をしてきた。
→白銀ミサキ=《きさらぎ》ではないのか?
→ハルトを嵌めようとしている?
→《きさらぎ》は女である。これは春日アキラが手に入れた情報で、戦闘の際に組み付くなどして、体つきから判断しているので、確度の高い情報である。
他にも、《きさらぎ》が扱う《怪異》は《雪女》など、女性の方が高い適正を持つものばかりなのも、女性説を裏付ける要素と考えられる。
・(サークが《きさらぎ》ってのだけは……、勘弁してほしいな……)
・「……とりあえず、まずアキラさんは何かを隠している。極端に、アキラさんについての資料が少ない」
■第7話 「ちゃんと私を殺してね」
・「私を探って、引き裂いて、暴いて、解き明かして、私の真実を貪ることが、それがキミのアキラへの、愛の証明だろう? ねえ、違う?」
・「私の全部を知って、ちゃんと私を殺してね」
■第9話 水没へのカウントダウン
・「犯人は、《怪力》の扱いに長けてる、ってわけだ」
・――ミサキや、アキラにならばできるのではないか?
■第10話 絶望の選択肢
・「結論から言うと、辻めぐると平戸シホノは限りなくシロに近い。それぞれ、《きさらぎ》に与えられた怪異で事件を起こしてはいるが、それが限界だ。《きさらぎ》のようなことができるほどの才能はなかった。これは《メデューサ》を使っていた広山ハクも同様だ」
・「これで二人にまで絞られたって考えていいと思うぜ。……白銀ミサキか、松原サク。《七不思議》クラスを操れる才能の持ち主なんてそうはいない。どっちかが、《きさらぎ》と見ていいだろ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます