小学生がタイムスリップしてパンデミックを阻止しようとする話

世界中に蔓延する新型ウイルス。
もしも今の知識を持って蔓延する前に戻ったとしたら、どうすれば感染を防げると思いますか？


結論は・・・
『危機を知っていたって防ぎようがない』
なのかもしれません。


それでも懸命に立ち向かう小学生。
未来の知識で家族の運命は変えることができるのか！？

何度目かわからなくなるほどの緊急事態宣言。そして、蔓延防止条例発令。
皆さま、それぞれに窮屈な毎日を過ごしておられると思います。

この物語の主人公は、もしかしたらあなただったかもしれない小学生の女の子。

彼女は、大好きなお姉さんを亡くします。
世界規模で広がったウイルスによって。

ウイルスが憎くて、どうにかしてお姉さんを助けられなかった自分が悔しくて……

気が付くと、少女はタイムスリップしていました。
まだ、お姉さんが感染していない時間へ。

小学生の自分に出来ることと出来ないこと。それらを突き付けられながら、少女は姉を救うために行動し始めます。

タイムリーだからこそ、きっとあなた…続きを読む

とてもタイムリーな内容です。
感染症で大事な姉を亡くしてしまった「私」は、突然、まだ姉が生きている一年半前の時間にタイムリープ。

未来を知ってる彼女は、姉を救えるか。
この先の国の運命がわかる彼女は、感染者数を減らすための何かができるのか。

短いながらも大事なことが詰まっていて、とてもたくさんのことを考えさせてくれる作品です。
この時代を、この先も生きていくみなさんに、ぜひ読んでいただきたいと思います。