その2 ウデク北部

<ここまでのあらすじ>

 エインフォートに無事帰還した一行の元を、リネアとジャンが訪れる。

 リネアの正体はウデク五樹リュカオン郷のワーウルフの娘であり、シトラス軍がウデク五樹に参陣要求してきたのを機に、エインフォートに取引を持ちかけてきたのだった。

 エインフォート侯爵は後背の安全を確保するため、他のウデク五樹の諸勢力にも使者を出す事にする。一行は大使を務めるカンファ公子の護衛としてウデクへ向かった。




<簡易キャラ紹介>

【パテット】(PC、グラスランナー/男/48歳):流浪の吟遊詩人バード。典型的グララン。

【サンディ】(PC、エルフ/女/41歳):ガンマンに憧れる銃士マギシュー。溺れたのは黒歴史。

【シェラルデナ】(PC、人間/女/17歳):祖国ハーグストン王国再興を夢見る姫剣士。旧臣と祖国再興に向け動き出した。

【ジューグ】(PC/GM兼務、リカント/男/17歳):キルヒアの神官戦士。重度のシスコンだが、最近はシェラが気になる様子。

【ケイト】(支援NPC、ナイトメア/女/20歳):キルヒア神官にして真語魔法使いソーサラー。ジューグの異母姉。


【ノエル・ディクソン】(人間/女/15歳):ハーグストン王国最後の騎士を名乗る少女でベルミア衆の一人。シェラに忠誠を誓う。

【キルシュブリューテ・ヴァイツェインゼル】(人間/女/18歳):エインフォート侯爵令嬢にしてエインフォート軍司令官。

【カンファ・シェルシアス】(人間/男/16歳):シェルシアス公第五子(第三公子)。キルシュを慕う。


【ロコト】(アルボル/女/20歳):ルオの里の血気盛んな若きアルボル。第1話にて“獣騎”シーロフに配下のメリアをさらわれており、PCと共闘した。

【リネア】(人間/女/21歳):実はワーウルフの娘(両親はリネアを産んでからワーウルフ化した)。人族陣営に取引を持ちかける。

【ジャン】(人間/男/19歳):靴職人の青年。リネアとは無事復縁した模様。

【センペル・レッドウッド】(メリア長命種/男/50歳):レッドウッド=トゥーソン商会の共同経営者。一行に同行を申し出る。


【雀】(スズメ/?/?歳):パテットがペットとして購入したスズメを名乗る不審鳥。三羽おり、時々牙を剥く。





GM : 薄暗くなってきた頃、ルオの里に着きます。


ジューグ : そういや、あいつらどんな家に住んでんだ……?


GM : 「止まれ!何者だ!?」


GM : 頭上から声がかかります。


シェラルデナ : おっと。


サンディ : あ~早速歓迎式典ですなぁ。


シェラルデナ : シェルシアスの使いだ! ロコトは居るか!


GM : 「……なに?」


シェラルデナ : シーロフを屠った者たちといえば伝わるぞ!


GM : 「……少し待っていろ!」


GM : しばらくして、木の影からロコトが姿を現します。


ロコト : 久しいな。


シェラルデナ : よっす! 久しぶり!


ロコト : まあ、用件は大体想像がつく。


シェラルデナ : だな! 大使をお連れしてきているんだ。良かったら話を聞いてくれないか?


サンディ : (ウォンウォンウォン)ロコトス!リュカオンはエインフォート側につくぞ(七英雄


GM : カンファ「はじめまして。シェルシアス公子息カンファです」


ロコト : リュカオンが……?


GM : センペル「へぇ、別嬪な姉ちゃんだな」


サンディ : 先にリュカオンの使者が訪ねてきてね。


ロコト : ふむ……。


GM : というとこで次回ですね。


シェラルデナ : お疲れ!


パテット : 前回とうってかわって複雑なお話…(


パテット : さて明日早いし寝るかー



===再開===



雀 : キシャー


サンディ : (一羽没収)


シェラルデナ : 絶対やばいやつじゃん!!!


雀 : ぢゅー;


GM : ルオの里へやってきました。


雀 : すずめのお宿はどこちゅん(


パテット : つづら選ばせられそうだなそれ。


ロコト : こちらは、意見が割れている。


シェラルデナ : 両者の意見を聞かせてくれないか?


ロコト : 『シトラスの要請などはねつけろ』、というのと……


ロコト : 『経緯はどうあれシトラスは要請を受けるべきではないか……』というのだな。


シェラルデナ : シンプルだな。


シェラルデナ : ロコトはどう思う?


ロコト : 心情的には、シトラスは信用ならん。


サンディ : 以前の件もあるしね。


サンディ : ただ、シトラスはすでに7騎の過半を失ってる。3騎は私達が倒し、1騎は内部抗争でこっちに亡命した。


パテット : 大魔王に呼び出される前の魔軍司令かな(謎


シェラルデナ : サンディが語る通り、私たちは強いしシェルシアスに味方する。友邦の架け橋にも喜んでなるさ。


パテット : 強さを基準にして選ぶのなら、猶更シェルシアス公国につくのはそう変な選択じゃないと思うなー


パテット : ただまあ、人族はどっかの竜騎将みたく大将の強さだけで優劣が決まるわけじゃないって事は覚えておいてね。


雀 : 蛮族の価値観って少年漫画みたいだちゅん(


シェラルデナ : 従来まで約束された繁栄と、将来約束する自治と友好に、これほど良い条件と機会は無いと思う。


ロコト : ……まあ、俺の前でしゃべってくれてもな。ついてこい。


シェラルデナ : だな! 案内してくれ!


パテット : 次に誰と会っても以下同文!で押し通す所存です(


GM : ロコトについていくと、小さな石造りの建物が現れます。


雀 : 面倒臭くなったら牙剥いて誤魔化すちゅん(まて


サンディ : (没収中


GM : そのドアを開けると、地下に向かって長い階段が延びていました。


雀 : オオオオオ(ヘッドバンギングスパロー)


GM : アルボルがどれくらい植物を大事にするのか、はまだ詳しく明らかにされていませんが、少なくともこの里では森をできるだけ損ねないように地下に集落を作っている設定です。


雀 : (虹色に輝きながら首を振る)


サンディ : ガンベルトのユーティリティーポーチに突っ込んどこう(


シェラルデナ : へえー、地下くり抜いてるのか。すごいな。


サンディ : 根っこぶった切ってない?(コラ


パテット : ある程度は斬ってるんじゃないかなw


シェラルデナ : 天井に根っこがにょきって出てるところもあるかもしれないな


GM : ま、根に干渉しないぐらい深くですね。


パテット : 森を痛めたくないなら木の上に家建てたらいいのにってどっかのエルフとフィーがゆってた(


雀 : 小鳥かな?


ロコト : 村衆を集めてくる。


GM : しばらく待っていると、アルボルが10人ほど集まってきます。


GM : 歳を取ったアルボルは樹皮のようなひび割れが出来てくるので、見分けがつきますね。


ロコト : 長老、人族の強者だ。


シェラルデナ : シェルシアス公子および、シーロフを屠った冒険者一行です!


GM : 長老「私が長のカイエンだ」


シェラルデナ : とはいえ、私たちあんまりぺらぺら喋りにくいよな。公子の手前もあるし。


パテット : ここは公子に語って貰おう、そして僕等は楽しよう(まて


GM : カンファ「シェルシアス公ローレルの第五子カンファです。此度は貴殿らに友好を求めに参りました」


GM : 長老「友好か」


シェラルデナ : (ちょっと見守るか……)


雀 : (地元の雀と共にずらっと並んで見守る)


雀 : (たまに変顔が混じる)


パテット : 何故だ、凄く簡単に見分けがつく;


GM : カンファ「何を今更、と思われるでしょうが。少なくともシトラスよりはよい条件を提示できるつもりです」


GM : 長老「ふむ。何をさえずるかな」


パテット : 長老、雀たちが暴れるのであんまり煽らないで頂きたい(ぇ


雀 : (ぱーてぃすぱろー(なぞ)


GM : カンファ「森の境目を巡って争ってきた境界線の画定を」


GM : 長老「我らに有利な境目を敷くのか。木こりや狩人どもはどうする?」


GM : カンファ「シトラスを討てば、新たな土地も手に入ります故」


GM : 長老「それを空手形と申すのだ。公子殿」


サンディ : ちょっと聞くけど、シトラスはどういう条件を出してきたのかな?


サンディ : (カルネージのストックを地面で鳴らす)


GM : 長老「似たようなもの。もっとも、オンロ村やヴィナ村を廃すゆえ好きにしろという大雑把な代物だが」


GM : 男「とはいえ、シトラスは軟弱な人族とは違う」


シェラルデナ : なるほどな。


サンディ : その軟弱な人族に~


パテット : それ絶対こっちの方が具体的な案じゃない?


サンディ : 3騎倒されましたけどぉ~?


シェラルデナ : 待て待て、とりあえず長老らの言い分や指摘も正しい。


GM : 男「ぬ……」


サンディ : 1騎はシトラス見限ってエインフォートにつきましたけどぉ~?


シェラルデナ : そこは新しい情報だろうな。お耳には入っておりませんでしょう?


パテット : そもそも勝った後どうなるかなんてのが空手形だってえなら、どこのどんな国だって空手形乱発してるよ。


GM : 長老「うむ。確かに」


パテット : 戦争前にボーナスどかんとはずんでさあ戦えなんて言える国ならそもそも戦争なんかしないよ、誰だって買った後の役得に目がくらんで喧嘩始めるんだ。


GM : 男「それとて、そやつらが勝手に申し立てておるだけでしょう!」


シェラルデナ : えーあー、まず“鉄騎”フリーシア・サストレーは、エインフォートの側に寝返っております。


サンディ : シーロフが倒されたのはロコトが見ているだろう。


ロコト : ああ。


GM : 男「ロコト、お前は人族の肩を持つのか!?」


パテット : 御疑いならシトラスに問い合わせてみたらどうすか、これから大戦だし高名な七騎そろい踏みのところが見てみたいそれイッキイッキとか言ってさ(ぞんざい


ロコト : 俺は目で見た事を言ったまでだ。


シェラルデナ : (みんな言いたい事あるだろうし、もうちょっと見守るぞ)


サンディ : (ッカァーン)お前はこの里を出てどこまで行ったことがある?古き時代より幻獣が見守る島やかつての人工海中都市を知っているのか?


GM : 男「なにいっ?このアバネロを愚弄するかエルフ!」


サンディ : よく言うよ。私達を先に愚弄したのはそっちだろうに。


パテット : まーまー、さっきから話が進んでませんぜ皆さん。


シェラルデナ : ええとだな、双方の話を読み解くに……


パテット : ほぼ他人事の圃人として言わせてもらいますけどね、愚弄がどうのとかお気持ちを排除して今まで出てきた事実だけ並べると、シトラスもシェルシアスも提示できてるの空手形だけじゃん。


シェラルデナ : それはそうだな。


サンディ : ではもう一つ事実を提示しよう。


パテット : 結局どっちが信用できるか、って事につきるよ。人を信用させるときに喧嘩腰はいかんね。


サンディ : リュカオンはエインフォートと協力する意向を示している。すでに前提条件は合意しているからまあ、普通に考えて正式なものになるとおもうけども。


シェラルデナ : これこそが恐怖であり、闘争の表れなんだと思うぞ。似た者同士じゃないか。


シェラルデナ : サンディみたく力強い説得も大事だけど、違うアプローチも仕掛けていかないとな。


GM : アバネロ「ならばこちらも言うが、ヴァラヌスはシトラスを支持したぞ」


GM : アバネロ「ベイルがドラゴンを擁し、シトラスを支持する故な」


サンディ : なーるほど態度はこれで判明したな。


シェラルデナ : なるほどな。


パテット : どっかの商人が言ってた、損得勘定は種族の垣根すら飛び越えた強力な絆となり得るって(


ケイト : ふむ……リザードマンはドラゴンを崇拝するからな。しかし、ベイルがドラゴンを擁するとは……?


シェラルデナ : 私も気になるぞそれ!


パテット : つまり皆さんはベイルとヴァラヌスがシトラスにつけば他の三勢力がどうなろうとシトラスの勝ちが決まったと思ってるわけだ?


サンディ : ウデク集落の内訳が覚えられてない(


パテット : シトラスの現状をサンディやロコトから聞いて猶そう思えるのが不思議だねえ、そんなに彼等は強いのかい?


GM : リュカオン=ワーウルフ、ルオ=アルボル、クユナ=ダークドワーフ、

ヴァラヌス=リザードマン、ベイル=魔神崇拝者デモニストでしたね。


サンディ : デーモンの類じゃないのそれ。


ケイト : 2d6+10 魔物知識 (2D6+10) > 12[6,6]+10 > 22


ケイト : ほう……。


シェラルデナ : 6ゾロじゃん!


ケイト : ベイルのドラゴンは、ラグナカングではあるまいか。



ラグナカング(Lv9)は直立したドラゴンのような姿をした魔神です。

モンストP201の挿し絵を見ると、まあドラゴンに見えなくもないですね。



パテット : ドラゴン・・・ドラゴン??


サンディ : やっぱデーモンじゃないか!ペテンだぞペテン!


雀 : (地図を指して)真ん中の6つ目の〇は何だっけちゅん(


シェラルデナ : 交易市場・中立地帯みたいなものじゃないか?


GM : 長老「……幻獣の里だな」


パテット : ああ、情報タブって要は覚書として使うんだ(


パテット : 幻獣達は何か言ってるの?


GM : 長老「かの幻獣たちは争いを好まぬ。少しの菓子と遊戯があれば良いと言う」


サンディ : プの字プーカだこれ!


シェラルデナ : へえ、変わったのもいるんだな。


雀 : まあこんなのが雀だと言い張ってるし(


シェラルデナ : 本当に変わってるな……


シェラルデナ : ところで本音を曝した故に、そろそろ辿り着く場所が見えてきたのでは?


パテット : ていうか互いに言いたい事言いつくした感が。


シェラルデナ : どちらも事実であり、正義である。その上で選べる選択は三つ。


シェラルデナ : 一つ、シェルシアスに与する。一つ、シトラスに与する。一つ、中立と決め込み静観する。


パテット : シトラスにつくか、シェルシアスにつくか、どちらにもつかず静観するか、ギャグに逃げてウヤムヤにするかだね(まて


雀 : ウデクが連合して一つの勢力になってシトラスとシェルシアスに次ぐ第三勢力になる手もあるちゅん。


シェラルデナ : この賭けには、双方氏族の繁栄と命運がかかっている。であるからこそ、ここまで互いに舌戦となったのは明白です。


パテット : どんどん数が増えるな…やりなおす?まさかの時の…(


シェラルデナ : 友情も信用も一夜にして金貨では買えますまい。


シェラルデナ : ですが、私たちには……人族には大きな強みがある。これは、シトラスには決して劣らない。


GM : 長老「それは?」


シェラルデナ : 愛情です、長老。


シェラルデナ : 皆、今日に至るまで、愛情が無ければ互いを慈しみ、支え、苦楽を共にしてこなかったでしょう。


パテット : 件の商人も言ってたね、人を繋ぐものの中で損得勘定は「二番目に」強い絆だってw


シェラルデナ : 私たちはその価値観を等しく、そして共に育てることができる。


パテット : 一番は…くっさい話だけどシェラと結論が同じなんだよねw


シェラルデナ : ただ私たちはそれを証明するために、ここに参ったのです。皆様方。


パテット : 損得勘定の話はさっき僕とサンディがもうした。それの真偽を確かめるのはいますぐは無理だね、ゆっくり考えてよ。


GM : 長老「それを、如何にして証明する気だ?」


パテット : シェラの言葉をひっくり返すようで悪いけど、それは証明するもんじゃないよ、積み上げるもんだ。


シェラルデナ : でも証明はできる。全てに等しく語り掛けましょう。自らの足で、ウデクの全ての長に。


パテット : 如何にして?ほぼ実力が伯仲してる者同士でも仲良くなることはある。どうやって?…これは蛮族だって同じじゃね?


パテット : 付き合うんだよ、今から酒でも飲むかい?w


パテット : きっとウデクの真ん中におわす幻獣とやらたちも、そうやってきたんじゃね?なかなか賢い連中じゃないかw


シェラルデナ : パテットの語るように、サンディの語るように、少なくともロコトとは共に剣を取った仲です。


シェラルデナ : 選択をするのは高値が良いと思いますが、平均を選ぶのも氏族の答えになりましょう。


GM : 長老「ふむ……」


シェラルデナ : シェルシアスの愛と力を、どうか評して頂きたいのです。


GM : 長老「あのが首を縦に振るとも思えんが……まあ良い、行くがいい」


シェラルデナ : 有難う御座います。では、続報をお待ちください。


GM : というとこで次回ですね。


ジューグ : リザードマンの奴ら、わりと適当なのか……?


パテット : 根が単純なのかも知れないね。決闘でも申し込む?w


サンディ : 割とキレ芸してた(


パテット : 寧ろ推定プーカが面倒臭そう…ああいう基本ふざけた連中がめんどいのは自分自身で良く知ってる(


シェラルデナ : それこそ冒険して確かめてみないとな!


シェラルデナ : 沢山遊んであげたらいいんじゃないか? ダメか?


パテット : 「たくさん」「あそぶ」の意味が人族に近い物だったらいいねえ…百年遊び続けろとか言われたらどうする?致死的な魔法の撃ち合いが遊びだったら?(ぇ


ジューグ : むしろ妖精連中だな、そういうのは。


シェラルデナ : どこかで妥協はしないといけないけどな。


パテット : さて今夜はこのへんでー



===再開===



GM : さて。


GM : シェラが「他の五樹とナシつけてくる」と宣言したとこですね。


シェラルデナ : 善は急げだ!


パテット : で、どこから攻める?


ジューグ : つっても、もう夜遅いぜ。


パテット : そだね、今夜は作戦練って具体的な行動は明日から。雀の串焼きでも食べつつ(


雀 : せめてうずらにするちゅん;


シェラルデナ : カンファ殿もそれでよろしいかな!


GM : カンファ「はい」


ジューグ : んっで……


パテット : どこ行くのが決まらないならいっそダイスで決めても良いかもね(まて


サンディ : まずは話が大体ついてるリュカオンでしょ。


シェラルデナ : 中央の幻獣を経由してクユナに行って、物騒なベイル、ヴァラヌス、最後にリュカオンでもいいかとは思ったんだけどな。


パテット : うん、僕もリュカオンか真ん中かどっちかだと思うな。


シェラルデナ : リュカオンを確実に固めに行くのもありだぞ。その方がいいか?


ノエル : (シェラに出された茶を毒味していくスタイル)


サンディ : 足がかりは最初に作るものってね。


パテット : ああ、お茶ってのは大抵相手も一緒に飲むから、先に飲むのを見てからにすればいいんじゃね。


雀 : どこの旅ちゅん(


シェラルデナ : ノエル、いつも身体張ってくれてありがとな!


ノエル : (パアア


ジューグ : じゃ。明日の朝はリュカオンか。


シェラルデナ : そうするか!



GM : 7月9日 朝


パテット : 明日も早いぞマイフェロー♪…あ、もう朝か(


サンディ : よーし出発!


GM : 獣道をてくてく進んでいきます。


GM : リネア「そろそろよ」


パテット : ところでこれ、距離はどれくらいあるんだろうね。


GM : 朝9時ごろ、煉瓦の壁に囲まれた集落が見えてきます。


GM : 行程としては3時間とみてます。


GM : なお、エインフォートからオンロ間が4時間(16km)


GM : 森の中の獣道なので、街道の移動速度とはまた違うでしょう。


GM : 門番たちはリネアを見ると安堵した様子。


シェラルデナ : 見えてきたか?


GM : リネア「ここよ」


サンディ : やれやれやっとだ。


GM : 門番「おう、無事だったかリネア」


GM : リネア「話はついたわ」


GM : 門番に郷の中に迎え入れられます。


サンディ : (ずっかずっか


ウルフ : わうわう。


GM : 飼われているらしいウルフ。


サンディ : これは素材ですねぇ・・・


雀 : (威嚇


パテット : 雀が怯えてるけどワンコは鳥は襲わないと思うな。


GM : ライカンスロープ化の儀式のためには素材となる動物が必要ですからね。


ウルフ : (集まってきた)


パテット : つまりこいつらはぶっ殺される運命と(


ウルフ : (じー)


シェラルデナ : とはいえ、御役目までは健やかであって欲しいものだな!


シェラルデナ : (わしわしの構え)


GM : 「リネア」


GM : 長老らしい男性が声を掛けてきました。


GM : リネア「長老様」


GM : ジャン(かちこち


GM : リネア「長老のハウル様よ」


GM : ハウル「彼らが……」


シェラルデナ : はじめまして!


GM : カンファ「シェルシアス公子、カンファでございます」


シェラルデナ : シェラルデナです!


パテット : パテットです!


雀 : みなみはるおで(古


GM : リネア「長老様、エインフォートは我々の条件を呑むと」


GM : ハウル「そうか……」


ウルフ : (とことこ)


GM : ハウル「ともあれ、よく来てくれた。歓迎しよう」


サンディ : シトラスとの件、ルオは割れてるようだね。


GM : ハウル「うむ……」


サンディ : ベイルが魔神召喚してそれを竜に見立ててヴァラヌスが騙されてるって?


GM : ハウル「ふむ、どうやって竜の協力を取り付けたのかと思っていたが……なるほど魔神か」


サンディ : このペテンを暴けばヴァラヌスも転ぶだろうね。


GM : ハウル「ルオは争論。クユナは……様子見というところか」


サンディ : クユナはダークドワーフか。ベイルは正直問題外とみたほうがいいね。


GM : ハウル「あそこはデモニストが魔神の力で民を従えてきた土地だ」


ジューグ : 筋金入りだな……(ウルフをなでる)


シェラルデナ : 何かに縋ること自体は別に構わないんだけどな。


サンディ : んで、ベイルがシトラスに与する理由はどーいうものが考えられるので?


GM : ハウル「まず単純に、そのやり方自体が他の人族とは相容れまい」


GM : ハウル「あとはまあ、をやろうというところか」


サンディ : うん。


サンディ : ベイルはほっとくのが正解だと思う(


GM : ハウル「他の集落とは交渉を?」


シェラルデナ : 交渉は始まったところだな! この後、順に語り掛けていく!


GM : ハウル「そうか。必要があれば、声を掛けてくれ」


サンディ : ルオとは話したけどまとまんないね。


サンディ : シトラス3騎を殺したのを信じてくれない。


シェラルデナ : まあ、それだけでは氏族の安全を保障できるわけではないからなー


ジューグ : まあ、1騎については証人がいるけどな。


シェラルデナ : リュカオンが味方してくれるだけでも心強いぞ!


ジューグ : 次はどこに行く?


シェラルデナ : 中央からのヴァラヌスかクユナだな。原因を解決してヴァラヌスか、背景を探るためにヴァラヌス、といった2通りを見てるぞ。


サンディ : クユナであちらの考え方を聞きたいところ。


サンディ : でもヴァラヌスにいくとなると、こっち攻撃されない?


シェラルデナ : クユナでもいいな。


ケイト : そもそもリザードマンだからな。


ジューグ : じゃ、ウデク中央に向かうか。


シェラルデナ : 行くぞ!!!


GM : 7月9日正午


GM : 大きな木が一本立っており、その周りが小さな空き地になっています。


GM : 空き地に足を踏み入れると、ちみっこい影があちらこちらからひょこひょこと顔を出します。


シェラルデナ : お、いるいる。


GM : 「あそんでほしいな!(いらっしゃーい!)」


GM : 「(ハッ)」


サンディ : うわ出た。


GM : 「いらっしゃーい!(あそんでほしいな!)」


シェラルデナ : よっす! どんな遊びが好きなんだ?


GM : 一見すると人間の子供のように見えるそのナマモノは、足が蹄になっています。


GM : 「かくれんぼ!」「おにごっこ!」「なぞなぞ!」


ジューグ : 2d6+9 魔物知識 (2D6+9) > 8[5,3]+9 > 17


ジューグ : プーカか……



プーカは2.0に登場した幻獣です。(※2.5ではおそらくエメラルドラクーンにポジションを奪われたと思われる)ウチの卓ではいたずら好きという習性はオミットされ、お菓子と遊びをせがんだり、PCたちのものまねをするマスコットアニマルとなっています。(※だいたい筆者GMのせい)



シェラルデナ : 沢山だなー


シェラルデナ : 折角だし、1時間ぐらい付き合っていかないか? 意外と重要な情報が得られたりするかもしれないしさ。


GM : プーカs「うわあい」


サンディ : ふーん、プーカくん、ベイルのデモニストがヴァラヌスのリザードマンを騙して戦わせようとしてるぞ?


GM : プーカ「だます?」


GM : プーカ「かなかな?」


シェラルデナ : 純粋無垢だから、もう少し言葉砕かないとダメかもしれないな。


サンディ : そーだなぁ、リザードマンくんはドラゴンがいれば言うことを聞くらしいんだ。


GM : プーカ「わー」「どらごんさん!」


サンディ : ベイルのデモニストはドラゴンみたいな魔神を呼んで、リザードマンくんたちをこき使おうとしてるんだよ。


シェラルデナ : がおー!


GM : プーカ「わー」「かわいそお!」


サンディ : よくないねぇ、よくないよぉ


GM : プーカ「どらごんさん、クユナの向こうにいるよッ」


サンディ : クユナの向こう…?


GM : (地図を更新)


サンディ : それは本物のドラゴンさんかな?


GM : プーカ「ほんものだよー」「こおりびゅーびゅー」


GM : プーカたちは木の枝で地面に絵を描きます。


ジューグ : 2d6+9 魔物知識 (2D6+9) > 7[3,4]+9 > 16


ジューグ : サイズからすると、ドラゴネットぐらいか。


サンディ : そうか~、本物のドラゴンさんならヴァラヌスのリザードマンを説得できるかもねぇ


GM : というとこで次回ですね。


シェラルデナ : お疲れ!



GM : センペル(プーカをたかいたかーい)


GM : プーカ(きゃっきゃっ)


雀 : なんかBGMが明るいちゅん。


パテット : ああ、プーカのテーマかw


GM : プーカのテーマです(独断)


パテット : プーカ達が緩衝材になってウデクのバランスが取れてるのかねえ。


シェラルデナ : かもな!!!


雀 : (意味もなく威嚇)


GM : プーカ「きゃー」


シェラルデナ : やっぱり雀じゃないぞそれ……


GM : プーカいわく、クユナ村の向こう側にドラゴネットがいるとのこと。


パテット : まあどれだけ牙剥こうがスズメ大の大きさじゃ別に怖くないし(


パテット : ドラゴネットか…僕等より確実に強いけど、竜としてはまだ子供だそうだねえ。


パテット : 子供っぽい無理難題言われなきゃいいけど;


シェラルデナ : 地図に落としておくか。


ケイト : 一般論として、長く生きたドラゴンは温和になるが、若いドラゴンは血気盛んだからな。


シェラルデナ : なるほどな。プーカよりは手厳しいかもしれないな。


ジューグ : ドラゴネットともなれば、まぁガキだな。


サンディ : でも、だからこそ


サンディ : 「ドラゴンの威光を騙った」ヤツがいるとなれば許さないんじゃない?


パテット : 子供がそこまで難しい事考えるかな(ぇ


雀 : 中の人パテットPLが最初に設定したドラゴンが子供丸出しだったから…ちゅん(


GM : それはそれとして、プーカと遊んであげるんでしたね。


シェラルデナ : そうだな。ちょっと遊びに付き合うか。


パテット : プーカの遊びってどんなんだろうね。現代日本ならテレビ番組が成立しそうな規模の鬼ごっことかやりそうでちょっと、うん。


GM : 生命抵抗やってみますか。


パテット : 2d6+9+(15/6) 生命抵抗 (2D6+9+(15/6)) > 3[2,1]+9+(15/6) > 14


ジューグ : 2d6+11 生命抵抗力 (2D6+11) > 11[5,6]+11 > 22


パテット : なんか出目が酷い。


ケイト : 2d6+11 生命抵抗力 (2D6+11) > 6[2,4]+11 > 17


シェラルデナ : 2d+9+(24/6) //生命抵抗 (2D6+9+(24/6)) > 9[6,3]+9+(24/6) > 22


サンディ : 2d6+8+2 生命抵抗力 (2D6+8+2) > 4[3,1]+8+2 > 14


GM : では。パテットとサンディがついていけずにへばってしまいますが。


GM : フルパワー放出したプーカsはうれしそうです。


パテット : 問題ない、ただの致命傷だ(


サンディ : ぐえーっ


雀 : 2d6 (2D6) > 8[3,5] > 8


雀 : (一緒に死亡中)


パテット : 雀って持久力あんまりなさそう。


GM : へばり組が体力を回復したのは15時ごろ。


パテット : プーカでこれだ…ドラゴネットはどうなるやら。


GM : プーカs「またあそんでねっ」


シェラルデナ : またな!



(つづく)

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