その4 捜査パート 明かされる真相

<ここまでのあらすじ>

 PCたちにエインフォート侯爵令嬢である姫騎士キルシュから突然の依頼が来た。

 殺人事件の犯人がオーガである疑いがあるというのだが、パテットはその被害者の似顔絵に見覚えがあった。酒場で弾き語りのアルバイトをしているときに出会ったリルドラケン、グスタボである。

 PCたちは被害者グスタボの知人の線を洗うが、ひとまずジャンとリネアが蛮族でない事は確認した。



<簡易キャラ紹介>

 パテット(PC):流浪の吟遊詩人バード。典型的グララン。

 サンディ(PC):ガンマンに憧れる銃士マギシューのエルフ。溺れたのは黒歴史。

 シェラルデナ(PC):祖国再興を夢見る姫剣士。王家の指輪を質入れ中。

 ジューグ(PC/GM兼務):キルヒアの神官戦士のリカント。重度のシスコン。


 ケイト:キルヒア神官にして真語魔法使いソーサラーのナイトメア。ジューグの異母姉。

 キルシュ:エインフォート侯爵令嬢にしてエインフォート軍司令官の姫騎士。


 グスタボ:今回の殺人事件の被害者。リルドラケン。ハルーラ信徒でエドモンド商会に勤めていた。

 ジャン:靴職人の若者。恋人リネアと故郷の二択に悩む。グスタボの知人。

 リネア:食堂で働く女性。遠方の故郷に一緒に来て欲しいとジャンに頼む。

 トマ:父子家庭の男の子。最近の父親の豹変に悩む。

 エドモンド:リカント(タイガー)の商人。エドモンド商会を経営する。




GM : 朝は何時起きかな。システム上は6時間寝れば充分ですが。


サンディ : 基本活動は6時からじゃないかな。


パテット : まあシステム上そうしたほうが計算がしやすい(メタ


GM : では、5月10日朝6時。


ジューグ : ふわぁ……


ジューグ : (ノック)おいシェラ、起きてるか?


パテット : アーリーバード持ってないので起こせません悪しからず(ぇ


シェラルデナ : んにゅ……


シェラルデナ : 起きてる……(もぞもぞ)


パテット : まあ何なら終律:春の強風とか(まて


シェラルデナ : わー! 攻撃はナシだナシ!!!


パテット : ところで朝食はどうしようかね。歩きながら保存食齧るのが一番行動できるけど。


シェラルデナ : 今日はどう動くんだ?


パテット : トマの父親について調べたいとサンディが。


パテット : 僕としてはハルーラ神殿・衛視局・あとアームドスネイクでも色々聞けそうではあるかなとは思ってるけどね。


サンディ : ジューグ、君のお姉さんが場所(トマの家)しってるよね。


ジューグ : ああ。


シェラルデナ : お姉さんいたんだったな! どんな人なんだ!?


パテット : ちゅことはキルヒア神殿にも行った方がいいのかな?


サンディ : こう…ねぇ。


シェラルデナ : ふむふむ、そう……おおきいのか。


シェラルデナ : そうなのか?


パテット : おおきいのか…(グララン的には朗報ではない


ジューグ : ただでかいだけじゃねえよ、美人なんだよ!


GM : 重度のシスコン設定がようやく生きてくる(ry)


サンディ : 彼はシスコンです(棒


パテット : グラランはロリコンがデフォです(どうでもいい


GM : まあグラランは男の方も容姿は子供だから……


GM : ドワーフの方が色々と問題(何)


パテット : じゃキルヒア神殿に大きさを確認しに行くということで?(まて


サンディ : まあ会いに行こうじゃないか。


GM : では、キルヒア神殿に向かいますと。


シェラルデナ : ふーん。


ケイト : おや、おはよう。


サンディ : モーニン


パテット : おおき…おはよう(


ケイト : 仕事かな?


シェラルデナ : はじめまして!


シェラルデナ : シェラルディナだ! よろしく!


ケイト : ケイトだ。こちらこそよろしく。


サンディ : ちょいとした事件だね、いや全然大事件だけども。


パテット : トマ君とやらのお父さんについて聞きたい事が…とサンディが(投


ケイト : 先日問題になっていた件だな。


サンディ : うんまあ。


パテット : え、ラクシアの大事件って軍隊が壊滅とかそんなでは(地方が違う


サンディ : オーガがどうも入り込んでいるらしい。


ケイト : 名前はモリス、32歳。つい先日まで石工をやっていたが辞めたらしい。


パテット : つまり今は自由な石工と…フリーメーソ●…うん怪しい(キバヤシ脳


サンディ : 最近急に人が変わったのがいたら怪しい、ということだね。


サンディ : で、そいつはどこに?


ケイト : 住所はこの番地だな(ぺらっ)


シェラルデナ : んで、そこにいけばいいんだな!


サンディ : ついてくるかい?


ケイト : ふむ、そうだな。私も気になっていた事ではある。



【ケイト・アトロクス】(ナイトメア/女/20歳)

ソーサラーLv7、プリースト(キルヒア)Lv5、セージLv5、アルケミストLv1

HP:42 MP:60

《魔法拡大/数》《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《鋭い目》



GM : さすがは姉ちゃん(さすねえ)。防護点以外はジュー坊の上位互換じゃね?(酷)


ジューグ : 姉ちゃんだからな!


サンディ : めっちゃ目が輝いてるよあの弟(


GM : とはいえ、他の前衛は(防護点薄めの)シェラルデナしかいない以上、ジューグの代替にはなりえません。


GM : では、そのままトマ、モリス父子のハウスへ?


サンディ : そうね。


パテット : まあこれ以上姉自慢聞きたくないし(




GM : 5月10日8時、トマの家。


パテット : ここがあの親子のハウスね(


GM : 「おら、とっとと行ってこい!」


GM : トマ「はぁい……」


パテット : いきなりきた。


GM : ほとんどたたき出される勢いで、とぼとぼと歩いてくるトマ君です。


パテット : トマ君を包囲捕獲する?(


シェラルデナ : ケイトが接触して誘導すれば自然じゃないか?


パテット : そいやいたね、姉(


パテット : じゃそこらへんは任せるー


ケイト : おはよう。


GM : トマ「あ、先生……」


ケイト : ちょっといいかな?


GM : トマ(こくこく)


パテット : おねショタの予感(すちゃ


サンディ : (げんこつ


パテット : ぐはあ


GM : ジュー坊が少年マガジ●特攻のジュー化するからやめて!


パテット : マガジン…●物語かな(違


サンディ : さて、私達は踏み込むか?


パテット : とするとトマ君から事情を聴くのはケイトに任せる?


パテット : 確かにそう言う事にして後でケイトから話を聞く形にした方が話が早いかもね、ゲーム的にも(


サンディ : いや一応事情は聞いとこう。


パテット : 聞くんかい。


サンディ : タイムテーブルは変わらないでしょ。


パテット : まあねー


パテット : んじゃトマ君や(キリ


GM : トマ「あ、サンディ先生」


パテット : 先生と話しといて(反応観て即座に投げたw


サンディ : やあトマ君、今日もお父さんの様子は変わらずかい。


サンディ : いつからあんな感じになったんだ?


GM : トマ「3週間くらい前から」


サンディ : まるっきり人が変わった…そう評して問題ないかな?


シェラルデナ : (その父親が協力者、または犯人の可能性もあるな)


GM : トマ「……うん」


パテット : その前後にお父さんに何か変わった事無かったかなあ。


GM : トマ「うーん……?」


サンディ : そうだね、例えばどこかへ出かけた、とか。


パテット : 知らない人と会ったとか、今まで行った事のない場所にふらっと行ったとか、急に食べ物の好みが変わったとか、黒目の淵が金色になったとか(後の方が段々変


GM : トマ「あー……『父さんお友達と遊んでくるから、先に寝てな』って言われて、でもその日は帰ってこなくて……」


GM : トマ「次の日、学校から帰ってきたら……」


サンディ : はいはい、怪しいね。


シェラルデナ : なるほど、なるほど。


サンディ : 多分、食われてる(ケイトに耳打ち)


パテット : お父さんの向かった行先はわかるかなー


シェラルデナ : そのお友達と会った事あるか?


GM : トマ(ふるふる)


パテット : あーうん、これは知らなくても仕方ないね。


サンディ : 石工をやめたのもその日を境にか。


パテット : これは蛮族の出入りについて調べないといけないだろうね…こないだからゆってたアームドスネイクか遺跡ギルドの出万かな?


パテット : 出番ねw


GM : トマ「そうみたい。煉瓦工場にテンショクしたって近所のおばちゃんたちがいってた」


パテット : 煉瓦工場…街壁の工事と関わってそうだなあ。


パテット : まあ石工だって関わってそうだけど、街の外側に出る機会がどっちが多いかと言うと…ねえ。


サンディ : うーん怪しいね。


GM : というとこで次回ですかね。


パテット : むう、次はどこ行くかー。ぶっちゃけエインフォート城以外どこでもいいようなw


サンディ : はーい。


パテット : では今夜はこれにてー


シェラルデナ : 分かったぞー


GM : ではん



===再開===



GM : さて


GM : 「トマの父さんは父さんじゃない」という疑惑。


サンディ : ところでトマ君、君のお父さんは先日の夜家をあけたかな?


シェラルデナ : だな! めっちゃ怪しいもんな。


GM : トマ「わかんない。でも」


GM : トマ「僕が寝た後、外に出かけてるみたい」


パテット : どこへお出かけしてるかわかるかなあ。


サンディ : それはまあ、聞き込みしかないでしょうよ。


GM : トマ「ううん、そこまでは」


GM : 聞き込みしますか?


パテット : …これ、ひょっとして昨晩尾行とかすればよかったやつでは。


パテット : まあ聞き込みできるみたいだし、やってみようか。


サンディ : まあ、まずはご近所さんに聞き込みだね。


パテット : この場合判定は何かなあ。


シェラルデナ : 探索か?


GM : 任意の技能+知力Bですね。


サンディ : スカウトでやろう。


パテット : じゃバードでミュージカルみたいに(まてや


サンディ : 2d6+10 スカウト (2D6+10) > 2[1,1]+10 > 12 ←1ゾロ


サンディ : ウッ


サンディ : しくじった(


パテット : ごじってんおめでとう。


パテット : 2d6+10 (2D6+10) > 5[2,3]+10 > 15


パテット : バード7の知力ボーナス3だからこうかな。


GM : んー、まあ


パテット : あ、フルートのほうがそれっぽかったかも。


シェラルデナ : 現場は足ってことでファイターで振るぞー!


シェラルデナ : 2d6+7+1 (2D6+7+1) > 9[5,4]+7+1 > 17


GM : では


パテット : なおどうやって笛吹きながら聞き込みするのかは謎。


パテット : シェラの体育会系的努力の勝利(


GM : おばちゃん「うちの人がお出かけするのを見たわね」


シェラルデナ : ふふん! こういうのは得意だ!


GM : おばちゃん「歓楽街かと思ったら、逆方向に出かけていったらしいわよ?」


サンディ : (ポンコツエルフ)


シェラルデナ : へえ、逆方向って何があるんだ?


GM : おばちゃん「あっちは、工場の方ね」


パテット : (ぽんこつと書いた紙をサンディの頭に貼る)


パテット : 工事現場だね。


パテット : …外壁の拡張工事をやってるんだっけね。町の外から来る蛮族と接触するには一番都合がいいねえ@眼鏡


サンディ : 届かないでしょグラランじゃ(185cm


パテット : あ、タグ間違えた。


GM : 工場ですね、工場。


サンディ : 工場が拠点っぽいわけね。


シェラルデナ : 工場かー何作ってるんだろうな


パテット : 現場近くに仮の工場とか置かない?


GM : おばちゃん「煉瓦の工場よ」


サンディ : 就職したとはいってたけども。


パテット : 余程魔動機術が発展した街でない限り、そう大規模な工場なんて無いと思うんだけど…モノづくりの主役は鍛冶屋って感じだし…(設定語り


サンディ : 普通、夜にやってるか?ということね。


サンディ : 昼も工場いってる?


パテット : 夜の工場や倉庫ってサスペンスドラマの定番だよね。


GM : おばちゃん「ええ、だから変よねって」


パテット : 24時間稼働する工場なんてそれこそラクシアに無いだろうねえ。


GM : 魔動機文明期ならともかく……今はなさそうですね。


GM : 聞き込みはそんな感じです。


パテット : まあそこは、夜になったら行ってみるか。忍び足で。


ジューグ : ふーむ、どうすっかな。


パテット : それじゃ、次はどこ行こうか?


パテット : ぶっちゃけ城以外どこでも何かありそうではあるw


パテット : 衛視局で進展具合聞いといてもいいし、アームドスネイクや遺跡ギルドで蛮族について聞いても良いねえ。そいやハルーラ神殿も関係してたっけ。


シェラルデナ : ハルーラ神殿で人柄とか聞いてみても良いかもな


パテット : 確か本物のグスタボってハルーラ信者だったんだっけねー


パテット : じゃハルーラ神殿行っとく?


サンディ : 工場を今チラ見するという手もあるけどね。グスタボがいればその時点で黒だけども、まあ都合よくいくかどうかは別で。


ジューグ : ハルーラでいいか?


パテット : 中の人がGMならそんな都合の良い展開はしないだろうねえ(ぇ


パテット : ま、今はハルーラ神殿でいいんじゃね?かなり前から行先候補に挙がってて随分放置してるしw




GM : では、5月10日10時。ハルーラ神殿です。


シェラルデナ : 工場は夜見に行こう!


GM : ”導きの星神”ハルーラは”奈落の盾神”イーヴの妹とされており、


GM : 許しと癒し、加護と導きを司るとされます。


ジューグ : さて。


パテット : ティダンとシーンの関係に近いのかなあ…あれは夫婦神だけど。


ジューグ : 許しとか慈愛はシーンと被ってるな。


シェラルデナ : 何か許しを請う事でもあったのか?


パテット : えーと、グスタボさんの事について調べてまして(相変わらず雑な質問


ジューグ : 独自なのは「導き」かな


ジューグ : 神官「……」


GM : 神官さんはちょっと困ったような顔。


GM : 神官「エドモンドさんの依頼で調べていらっしゃるのでしょうか?」


サンディ : (免状を見せて)公的機関からの依頼よ。


パテット : うんにゃ、僕等の依頼主はキルシュ…何だっけ(まてや


GM : 神官「……なるほど、こちらへ」


GM : 神殿長のところへ連れて行かれます。


パテット : まあここの偉い人とだけ(ボケつつ伏せる


GM : 神殿長「ようこそ」


GM : 神殿「グスタボさんの件で、調べていらっしゃるそうですね」


パテット : 壁がしゃべった(違


サンディ : なーにコソコソしたがることでもあるの?


GM : 神殿長「実は、このようなモノを預かっていまして」


GM : と、鍵のかかった箱を示します。


パテット : グスタボさんが神殿に預けて来たの?


GM : 神殿長「エドモンドさんが訪ねてきても、決してこの箱については明かさずにして欲しいと」


サンディ : ……


シェラルデナ : エドモンド……


サンディ : あのカギってもしかしてこれのカギ?


パテット : 開けたら最後に希望が残るやつかな(


シェラルデナ : ということは?


シェラルデナ : サンディ! 私、分かった気がするぞ!


パテット : そいや鍵が奪われてたそうだねえ。


ケイト : ふむ


サンディ : 中身を確認しないことにはなんとも言えない。


パテット : 魔法がかかっているやつじゃないなら、鍵が無くても開けられそうではあるねえ。


サンディ : 商会の不正の証拠という別件の話かもしれないし、あるいは今回の件かもしれない。可能性が同居してる以上はなんとかしないといけないわけだ(


パテット : じゃ、やってみますか。


パテット : 2d6+6+(24/6) 解除判定 (2D6+6+(24/6)) > 3[2,1]+6+(24/6) > 13


パテット : わー出目ひっく。


GM : それは流石にアカンですね。


パテット : この出目ならいっそピンゾロが良かった(ぇ


シェラルデナ : 6ゾロ狙って開けてみようか?


サンディ : 汚名挽回!(コラ


シェラルデナ : スカウト用ツールなかったら、達成値-4だったよな。


パテット : 返上してくれw


サンディ : 2d6+10 解錠 (2D6+10) > 7[4,3]+10 > 17


パテット : まあツールは僕らが持ってるわけだけどね。


GM : 開きました。


パテット : おー


GM : 中に入っていたのは遺書めいた手紙です。


パテット : かゆうま?(


サンディ : さて見てみよう。


パテット : しかしノスフェラトゥ語で書かれていて誰も読めない(ぇ


GM : 「これを誰かが読んでいるということは、俺は殺されちまったんだろうか」


シェラルデナ : 周り警戒しておくかー


パテット : ●見沢症候群ですか(


GM : ありがちな被害者の手紙ですよ()


GM : 「俺は、大恩ある人が蛮族と取引をしてしまったことを知り、今からでも説得を試みようとしている」


パテット : あー、それで商会にはナイショと。


GM : 「今であれば、告発すれば『自分たちも奴らに騙されていた』で済むんじゃないか。……そう思ったんだが、うん、まあ、考えが甘かったってことだな」


GM : 「俺の雇い主イーヴォ・エドモンド氏は高位のオーガと取引をした。報酬は、東部地域で産出する宝石だ」


サンディ : (顔をしかめる)


パテット : オーガって宝石とはよく貯め込んでるよねえ。


GM : 「それに対し、オーガは氏が所有する煉瓦工場の地下から地下道を街壁の外に向けて掘らせている。掘った土は煉瓦にして処分しているわけだ」


シェラルデナ : でもつまりそれって、露見して消されたってことだよな。


GM : 「俺は氏を説得してみるつもりだ。この手紙を自分で焼き捨てることができればいいが……」


GM : 手紙はここまでです。


サンディ : これは…当局へいこう。急いで。


パテット : うん、これは衛視局に知らせないとあかんやつだね。


シェラルデナ : そうだな!


GM : 神殿長「そのようですね……」


サンディ : しかし出待ちの可能性が十分ある。捜査で動いていることは昨日のうちに商会にバレてるからね。


シェラルデナ : とりあえず、神殿にも自衛してもらわないとな。


サンディ : 神殿に裏口は?


GM : ありますよ。


パテット : じゃそこからこっそりと。


サンディ : そこから急いでいこう。これはなりふりかまっていられない。


GM : では、衛視局ですね。


パテット : 移動力24で全力疾走ー(


サンディ : ぜぇぜぇ


GM : 衛視「おう、あんたたちか。そっちの状況はどうだい?」


シェラルデナ : ふー


パテット : えらいブツが出て来た。


シェラルデナ : めちゃめちゃあったぞ!


パテット : 今すぐ煉瓦工場にガサ入れしてもいいレベルじゃねこれ。


サンディ : グスタボの遺書だ。一応、責任者も出してくれ。


GM : 衛視長も出てきます。


GM : 衛視長「被害者の遺書だと?」


パテット : ええ、しかもほぼ完ぺきなネタバレです(ぇ


GM : 衛視長「むう……これは」


サンディ : 神殿に預けられていた。鍵のかかった小箱に…殺害現場にカギの回収痕があった。これを探しているかもしれないが。


GM : 衛視「なるほど、それで家を荒らしたのか」


パテット : ていうか犯人側はどうやってグスタボがあの箱を神殿に預けた事を知ったんだろうね…神殿にも内通者いるんだろーか。


サンディ : いや神殿に預けられているのは気取られてなかったはず。


パテット : ああ、家だけ荒らされてたしね。


シェラルデナ : バレてないから、神殿長が持ってたんじゃないか?


GM : 衛視「家に遺書か告発状でもないか、探したんだろうさ」


サンディ : それと、トマ少年の父親が昼夜煉瓦工場に足を運んでいるそうだ。3週間前…だったか?に、友人に会いに行ってから人が変わってるらしい。


GM : 衛視「昼夜……?」


GM : 衛視「なぜ昼夜なんだ……?」


パテット : 蛮族は朝と夕方に寝て昼と夜に起きることがおおいそうだよ(ぇ


パテット : サバンナの生き物みたいだよね(まて


サンディ : 昼夜問わずという意味合いだけどね今の(


パテット : つまり何が言いたいかというとトマ君の父親は既にオーガに…の可能性が大だとおもいまーす。


サンディ : 日中も工場に、夜、トマ少年が寝ても工場に…近所の人が夜中に歓楽街とは逆方向、工場へ行ってるのを目撃してたそうで。


ケイト : ふむ、ではジューグ。


ジューグ : あいよ。


ジューグ : 2d6+8 魔物知識 (2D6+8) > 3[1,2]+8 > 11


サンディ : 姉を前に緊張してるんじゃない(


パテット : とピンゾロを出した人が供述しており(


サンディ : テンペストを口に突っ込んでフル装填分ぶちこむぞ(


パテット : そんな弾がもったいない(


ケイト : 2d6+9 魔物知識 (2D6+9) > 9[5,4]+9 > 18


ケイト : オーガの「人化」には時間制限がある。


ケイト : 24時間ずっと人の姿を取ってはいられないわけだ。


GM : つまり、必ず一日のどこかで正体を晒さないといけないわけですな。


パテット : その間工場にいると。正確には工場の地下に掘った地下道かな?


シェラルデナ : なるほどなー


GM : 衛視長「では、その男性がオーガに成り代わられているわけだな」


パテット : たぶんねー。哀れトマ君。


サンディ : まずは一人ね。他にもオーガはいると思うけども、それが誰かまではまだ、ね。


パテット : 少なくともオーガが二名この街にいるわけだね。


ジューグ : つーわけで……


サンディ : 商会には私達が捜査に動いていることはすでにバレてる、というか普通に応対しちゃったもんでね。まあ、いきなり遺言状見つけられるとは思ってないだろうけど。


GM : 衛視長「ううむ、どうしたものかな……」


パテット : 工場に警備くらいあるだろうねえ。いつどうやって踏み込む?


サンディ : 動ける衛視や軍隊はどの程度あるの?案件的に、躊躇はしてられないでしょ。


シェラルデナ : 制圧するなら、商会と工場を同時にだな。


サンディ : 城壁に抜け道を作られたら、次の戦で落城間違いなしだよ。


パテット : 城壁側の出口も抑えないとねえ…これ絶対僕等じゃ手が足りない。


GM : 衛視長「そうだな……さしあたって兵100ほどなら」



<GM解説>

エインフォートには常備軍500と公都からの援軍500、合わせて1000人の兵が居ますが、周辺地域の砦に駐屯していたり城や街壁を守備していたりで、すぐに動かせる兵の数には限界があります。



GM : 衛視長「キルシュ様……司令官に提案しよう」


パテット : その100人の兵隊さんの強さはどれくらい?オーガって魔法も使うよね。


シェラルデナ : というより敵に与している人族の数がどれぐらいか。


GM : 平の兵士はLv3ですね。指揮官ともなるとLv5、Lv7クラスがいますが。


パテット : それはそんなに多くないんじゃないかなあ、蛮族と通じる人が多数派ならもっと堂々としてるよ(ぇ


サンディ : 兵士20人くらいいれば商会は制圧できそうじゃない?


GM : 衛視「傭兵を10人ほど雇っているようだが、彼らも取り込まれているかどうかだな」


サンディ : 悪事が露呈した以上、傭兵は毒食らわば皿までの精神で完全に蛮族につくか、次の仕事のために被害者を演ずるかしかないよね。


パテット : バレた時点で逃げてくれればいいけど、そんな都合の良いことはGMが(


ジューグ : 同時攻囲の配分をどうするか、だな。


サンディ : 商会側はうーん、傭兵10人なら商会は30人かな。


シェラルデナ : 工場が厄介だもんな。


サンディ : 残り70人と私らで工場制圧かな。


ジューグ : いつ動く?


サンディ : 夜中は商会がいないでしょ。


GM : すぐに始めますか?


サンディ : まあ、すぐ動く必要もないよね…もう少し現場周りを見てみる?


シェラルデナ : 偵察はやっておきたいな。


ジューグ : どこに行く?


シェラルデナ : ひょっとして、レンガの行き先って工事現場で使われてたのか?


ジューグ : たぶんな。


サンディ : 工事現場とレンガ工場は同一区画?


GM : 少し離れたところにありますね。


GM : 例えばこことここ、みたいな。(画面上の地図を示す)


サンディ : ん~


サンディ : 動く前に各個撃破の形で一人や二人しばき倒したい(


サンディ : 都合よく行けばだけど(


パテット : トマの父親()が自宅に居る時にシバけばいいんじゃね(まて


GM : 朝と夕ですね。


サンディ : じゃあ夕方か動くのは。


GM : どのように動きますか?


シェラルデナ : じゃあ、工事現場いってトマの父親のとこいって、偵察の結果を伝えてからゴー出すってのはどうだ!


パテット : トマの父親はもう偵察じゃなくていい気がするw


ケイト : トマ君の身にも注意が必要だな。


パテット : うん、人質に取られそうだよねえ。


GM : 朝夕は父子が一緒にいる時間帯ですからね。


サンディ : キルヒア神殿に今いるだろうから保護しとこう。


パテット : その意味でトマ君の件を優先したい。


GM : では、キルヒア神殿に向かいますか?


シェラルデナ : いいぞ!



GM : 5月10日14時、キルヒア神殿。


GM : トマ「あ、先生」


パテット : ところで夕方って何時から?(ぇ


GM : 17時からですね。


サンディ : トマ君、君は今日家に帰っちゃいけないよ。


GM : トマ「……」


パテット : じゃ次のターンでもう夕方だねえ…間に合ってよかった。


サンディ : 理由は聞かないのかい。


GM : トマ「……なんとなく」


シェラルデナ : よしよし(ぽんぽん)


シェラルデナ : 大丈夫だ! もう怖くないぞ!


シェラルデナ : 私たちは君の味方だからな!


ジューグ : 神殿長様にお願いしておく。


GM : というとこで、次回決戦へ、ですかね。


GM : ほんとは鍵を入手しないといけなかったんですが。


GM : 鍵を手に入れるシチュエーション次第では、これ、モタモタしてると黒幕に逃げられるなぁと(ぇ


パテット : トマの父親?は即殴って良かったんだね(ぇ


パテット : では今夜はこれにてー。




(つづく)

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