その2 捜査開始 被害者グスタボの足跡

<ここまでのあらすじ>

 PCたちにエインフォート侯爵令嬢である姫騎士キルシュから突然の依頼が来た。

 殺人事件の犯人がオーガである疑いがあるというのだが、パテットはその被害者の似顔絵に見覚えがあった。

 酒場で弾き語りのアルバイトをしているときに出会ったリルドラケン、グスタボである。



<簡易キャラ紹介>

 パテット(PC):流浪の吟遊詩人バード。典型的グララン。

 サンディ(PC):ガンマンに憧れる銃士マギシューのエルフ。溺れたのは黒歴史。

 シェラルデナ(PC):祖国再興を夢見る姫剣士。王家の指輪を質入れ中。

 ジューグ(PC/GM兼務):キルヒアの神官戦士のリカント。重度のシスコン。


 ケイト:キルヒア神官にして真語魔法使いソーサラーのナイトメア。ジューグの異母姉。

 キルシュ:エインフォート侯爵令嬢にしてエインフォート軍司令官の姫騎士。


 グスタボ:今回の殺人事件の被害者。リルドラケン。

 ジャン:靴職人の若者。恋人と故郷の二択に悩む。グスタボの知人。

 トマ:父子家庭の男の子。最近の父親の豹変に悩む。





GM : というわけで、捜査を開始しましょうか。


サンディ : まあ、まずは現場かな。


パテット : さて、とりあえず僕が把握してる感じだと約一名が既に危ない気がする(キリ


GM : エインフォートを模式的に表わすとこんな感じです。やっぱりイラストが欲しい……!



□□□□□□□□□□

□■■■□□□□□海

□■■■□□□□海海

□■■■■■■海海海

□■城■■■■海海海

□■■■■■■海海海

川川川川橋川川海海海




GM : 北東部が欠けた長方形、という感じの市域ですね。現在は欠けた部分を街壁で囲おうとしています。


シェラルデナ : ふんふん。


GM : 現状の行き先リストはこちら。



ライフォス神殿

キルヒア神殿

衛視局

歓楽街(酒場)

歓楽街(殺害現場)

遺跡ギルド(ミルタバル神殿)

街壁工事現場

アームドスネイク

エインフォート城



シェラルデナ : まずは現場か!


パテット : それもあるけど、正直僕はジャンの身が危ない気がする。


パテット : えーと、各プレイヤーの得た情報は共有されてると言うことでいいのかなー


サンディ : とはいえ。


サンディ : 家、知らないでしょ。


シェラルデナ : それは会話しないとなんとも言えなさそうだけどな。


パテット : そこはアームドスネイクで聞くつもりだけど?


サンディ : 知ってるかなぁ。


ジューグ : ジャンの家なんて、どうして支部長が知ってるんだよ?


パテット : あ、酒場かw


GM : そういうことですね。


GM : なお、行き先リストは情報次第で増えます。


GM : どうしましょうか?


パテット : とりあえず殺害現場と酒場が行先候補だねえ。他は正直まだ行く理由が見つからない。


パテット : どっちにしても歓楽街かw


サンディ : まあ、現場が最初ね現場が。


シェラルデナ : 現場だ!


GM : はい。


パテット : ま、この手の話は勝手に時間経過してNPCが死んだりはしないだろうし(メタ


GM : えっ……?(きょとん)


パテット : まあ中の人のシティアドならやる(まてや




GM : では、殺害現場です。


GM : 周囲にひもが張られて、衛視さんが実況見分していますね。


GM : 衛視「おや、悪いがここは今立ち入り禁止なんだ」


サンディ : 捜査を要請されてるんだ(免状を出す


パテット : 鑑識とか来てるなら話聞きたいなあ…あ、捜査権ありますよカード見せる。


GM : 衛視「おお……了解した」


GM : 衛視「被害者が倒れていたのはあの辺りだ」


GM : 生々しい黒い血痕が広がっています。


サンディ : ふぅん、周辺に不審な点は特にはないと?


パテット : 血痕が広がってる…つまりここでバラされたと。


GM : 衛視「遺留品らしいものはこれだな」


パテット : 死んでから運ばれたのなら「広がって」はいないだろうからねえ。


GM : 衛視が見せたのは、聖印らしいアクセサリーです。


シェラルデナ : 落ち着いたら探索してみたらどうだ?


パテット : まずは衛視さんから聞けるだけ聞いてからじゃないかなー


サンディ : これは…はて、神官ならなにかわかるかな。


ジューグ : 2d6+8+1 見識 (2D6+8+1) > 7[5,2]+8+1 > 16


パテット : 聖印らしい、てことは何の神の聖印かわからないってことだよね。


ジューグ : こりゃ、“導きの星神”ハルーラの聖印だな。


パテット : 割とメジャーだったw


サンディ : ガイシャは信徒だった?


パテット : えーとイーヴの妹神でテラスティアで言う所のシーンが近いのかなあ。


GM : 衛視「たまたま落ちてたところに血がかかった、ってんじゃないならな」


パテット : それは可能性としてはかなり低いなあ。


ジューグ : ん、血で汚れてるな。


サンディ : 証拠品ということで袋に入れておこうか。


パテット : ところでこの現場、元々衛兵さんが不審者見つけて逃げられた所だったんだっけね。


サンディ : 他には無いか、調べてみようか?


パテット : どう不審だったのかなあ…あ、なんか調べようか。


GM : 探索どうぞ。


シェラルデナ : 2d6 ◆平目 (2D6) > 7[5,2] > 7


パテット : 2d6+6+(18/6)+1 探索判定 (2D6+6+(18/6)+1) > 12[6,6]+6+(18/6)+1 > 22 ←6ゾロ


GM : おおう。では……


サンディ : ( ゙゚'ω゚')


パテット : おお、イラスト効果(ぇ


GM : 血痕の中に特徴的な型を見つけますね。


サンディ : え、エクスプローラーエイドとあふれる知力で高得点を狙いたかったのに…(コラ


パテット : 因みにこの眼鏡、ひらめき眼鏡の「金縁の眼鏡」って設定を拾ってるので微妙な悪趣味感は気にしないように(


GM : 鍵が血痕の上に落ちて、それを拾い上げた跡のような。


パテット : つまり血痕に鍵の形が残ってるんだね。


サンディ : カギ、カギねぇ…


シェラルデナ : 鍵の形、記録しておいた方が良さそうだな!


パテット : 記録できる感じかなー


GM : 大まかな形なら。それを使って合鍵まではちょっと……という感じですね。


パテット : だろうねえ。


サンディ : さて、現場では以上かな…


GM : ああ、不審というのは。


パテット : そう。さっきの話だけど、不審者って何がどう不審だったの?そこから犯人のヒントになるかなって。


GM : 二人の男がかがみ込んでゴソゴソやってるのを見た感じですね。


GM : で、「何をしている!」と言ったら逃げられて、遺体が残されていたと。


パテット : あ、それガイシャの身体を調べてる奴かな。


シェラルデナ : 犯人か、別件で追い剥ぎの可能性も無くはないってところだよな。


パテット : 死体あさりってか…それは趣味が悪い。


パテット : まああんまりヒントにはならなかったかー、まあいいや。


GM : 以上、現場からお伝えしました。


パテット : じゃ次かな、酒場に行ってみよー


GM : 酒場でよろしいですか?


パテット : 他に手がかりが思いつかんのでw


シェラルデナ : 酒場だな!


GM : では、酒場へ。




GM : 5月9日11時、酒場。


GM : 酒場の主人「おや、パテットさんじゃないか。どうかしたのかい?」


パテット : ジャンはどこだー(雑


パテット : …これ酒場で堂々と話していい事かなあ(ぼそ


GM : 真っ昼間ですから、他にお客もいませんよ。


GM : 酒場の主人「ジャンなら、下宿先の靴工房で働いてるんじゃないか?」


パテット : あとグスタボ。この二人の居場所を知りたいんだよね。親父さんなんか知ってる?


パテット : 靴工房か…行先が増えたな(


GM : 酒場の主人「グスタボさんかい?確か家は……」


サンディ : 通りの事件の話、聞いてるでしょう?


GM : 酒場の主人「ああ、なんか殺しがあったってのは耳にしたが……え?」


パテット : まあ全部は話さないでおくか(ぼそ


サンディ : 衛兵が被害者ガイシャの顔を見て似顔絵を用意した。こいつ、見覚えがあるって。


パテット : あ、言っちゃうかそれw…まあいいや。


GM : 酒場の主人「えええっ……!?」


サンディ : 別に絞る必要ないでしょ。


パテット : ぶっちゃけ被害者がグスタボそっくり(キリ


パテット : いやー親父さんがどこまでこの件に噛んでるのかわかんないかなって。


パテット : 所謂「信頼できない語り手」ってやつだね(メタ


シェラルデナ : んー


GM : 酒場の主人「なんてこった……」


パテット : もっとわかりやすく言うと「犯人は●ス」(まて…の可能性を考えたんだけど。


GM : ともあれ、靴工房とグスタボの家は教えてもらえました。


パテット : うーむ、一気に行先候補が増えたね。


パテット : ジャンの下宿・グスタボの家、ハルーラ神殿か…神殿もあの聖印からして被害者に関係ありそうだよね。


パテット : 僕としてはグスタボに化けたオーガがジャンを狙ってる可能性を考えてて、だからジャンが危ないかなって思った(こなみ


シェラルデナ : 要人を確保しておくのは良い行動だと思う。


GM : 酒場の主人「グスタボさんの雇い主は……たしかエドモンド商会だったなあ」


シェラルデナ : ふむふむ。


GM : 酒場の主人「私が知ってるのはそれくらいだよ」


シェラルデナ : ありがとな!


GM : さて、次はどうしましょうか。


パテット : ていうかグスタボって何してる人なんだっけ。商会の関係者てことは商人かなにか?


パテット : リルドラケンに商人って凄くありふれてるよね←おまいう


パテット : じゃジャンの下宿かな。第二の被害者を未然に防げー


サンディ : というか


サンディ : ジャンは手遅れじゃない?話聞く限り、去ることに不自然さがないようなこと言ってたようじゃない。


パテット : ちょ、おま、うすうす気にしてた事を(ぇ


パテット : まあそれならそれで新たな実況見分を(ぉ


GM : どうしましょうか?


パテット : ま、まあ下宿に行くかー


シェラルデナ : 導線を追うのが分かりやすいしな。


GM : では、靴工房へ。




GM : 5月9日13時、靴工房。


GM : 靴工房の親方はレプラカーンでした。これまた鉄板(何)


サンディ : はーい冒険者一行ダヨー


パテット : いやレプラカーンって凄くレアな種族だぞ;鉄板ちゅならドワーフあたりでしょ。


GM : 靴工房ですよ?


GM : 靴工房の親方「どうしたね?」


パテット : 職人ちゅと中の人的にはまずドワーフなんだよなあ…レプラカーンってシルキーやブラウニーみたいなお手伝い妖精的なイメージ強くて(ぇ


パテット : あ、ジャンいます?(雑


GM : 靴工房の親方「おう。おおい、ジャン!」


GM : ジャン「……なんですか?」


パテット : 良かった死んでない(ぼそ


GM : ジャン「あの……一体何の御用で」


パテット : ジャンには詳しく事情を話したほうがいいよね。


サンディ : さてまあ、君はこないだの夜どうしてたかね?


サンディ : ※こないだ=事件発生時


パテット : 寧ろあの酒場で潰れてたその後の足取りを知りたい…結果的にサンディと一緒の事聞いてる気がするけどw


GM : ジャン「酒場で酒を飲んで、そのままここに帰りましたけど」


サンディ : ほんとにぃ?(親方に聞く


GM : 靴工房の親方「ああ」


パテット : そっか。ところでジャン、結局好きな人と故郷とどっち選んだの?


GM : ジャン「……それは」


GM : 靴工房の親方「惚れた女を選ぶのもそりゃそれで人生とは思うがねぇ」


パテット : まだ迷ってるって感じかw


パテット : …いや、ここにいるって事は故郷を選んだのかな。


GM : ジャン「……まだ決めてません」


サンディ : ふん、しかしね。


パテット : ねえジャン、これは事件と関係ありそうだから聞くのであって断じて出歯亀根性じゃないんだけど(顔が胡散臭い


シェラルデナ : 故郷かー……


GM : ジャン「事件?」


パテット : …好きな人ってどんな人なんだろう?


サンディ : 君は殺人事件の容疑者なんだよ。


GM : ジャン「ええっ!?」


パテット : 容疑者というか重要参考人というかひょっとしたたら被害者側にもなりそうで何ともだけど;


GM : ジャン「そんな……俺は誰も殺してなんかいません」


サンディ : そりゃ誰でもそう言うよね。ところで、この聖印に見覚えは?


シェラルデナ : そういうことだ。だから、きちんと本当の事を聞かせてほしい。


GM : ジャン「ハルーラの……え……そんなまさか?」


シェラルデナ : あれか! ハルーラに何か意味合いがあるとかそういうのか?


GM : ジャン「おれの知り合いでハルーラの聖印をつけてるっていえば……グスタボさんですか?」


サンディ : ガイシャはリルドラケンとしか聞いてないね。


パテット : ああ、やっぱりグスタボってハルーラ信者だったんだ(ぼそ


パテット : サンディも色々伏せて詰めるなあ(ぼそぼそ


シェラルデナ : むむむ……


GM : ジャン「もし被害者がグスタボさんだとしたら、なんでおれが殺さないといけないんですか!?」


パテット : 流石に僕もそう思う(ぼそぼそぼそ


パテット : 寧ろ可能性があるとしたらジャンの想い人…ゲフゲフ


シェラルデナ : というわけで、できる範囲で身辺の関係者について聞かせてほしい。


GM : ジャン「……おれの身の回りと言っても」


GM : 靴工房の親方「ワシか、そうでないとしたら……」


シェラルデナ : グスタボとの出会いとか、彼の素性とかも聞けたら助かるな。


GM : ジャン「リネアが……?そんなはずはないです」


GM : ジャン「グスタボさんとは、パテットさんも知ってるあの酒場で知り合ったんですよ」


GM : ジャン「たしか、エドモンド商会で書記をしてるとか……」


シェラルデナ : ふんふん。


サンディ : 一応、グスタボの家に後で寄ろうか。


パテット : ふーむ…わかったありがとう。なんかグスタボさんと色々被ってきたような。


パテット : だね、エドモンド商会の前にグスタボの家かなあ。


パテット : ※単に中の人の思考順を追ってるだけとも言う(まて


ジューグ : リネアってのが例の彼女か。


パテット : 褐色肌の占い師かな(違


GM : ジャン「彼女は、食堂に住み込みで働いてます」


パテット : あ、また行先増えた(


サンディ : それが、どうして故郷との二択に?


パテット : うん、てっきり遠距離恋愛かとばっかり思ってたよ。


GM : ジャン「故郷が、とても遠いところにあるんです……」


パテット : ああ…なるほど;


パテット : 故郷ってどこだって言ってた?


パテット : まあ僕ほど遠くは無いだろうけど(まて


GM : ジャン「ゴシュのほうにあると」


ジューグ : あー、ゴシュ幻獣国か……確かに遠いけど、一生行き来できないってほどじゃねえと思うがなあ。


パテット : あーすまんジューグ、それどこだっけ(ぇ


パテット : 一生行き来できない可能性がかなり高い僕(


ジューグ : ここからずーっと西に行ったところだよ。徒歩で一週間か10日ってとこじゃないかな。


GM : ゴシュ幻獣国はわくわく動物ランド(何)


GM : 緑のたぬきエメラルドラクーンとかプーカとか腹ぺこドラゴンとかがいます。


サンディ : 西ねぇ


パテット : あれ?それって割と普通に行き来できそうだなあ。


GM : というとこで次回ですね。


GM : まあ、一般人パンピーにはなかなか行き来はつらいかもしれませんが。


パテット : ゴシュ幻獣国について調べる必要が出て来たかもー


パテット : ラクシアの一般人って一生生まれ故郷の街や村から出ない人も多いって言うし、寧ろこのへんは僕等が変なのかもねー


シェラルデナ : 西かー


パテット : しかし今回は僕の発言多かったような(


サンディ : 今までが今までだから(



===再開===



GM : さて。


GM : ジャンに事情聴取しました。


パテット : さーて行先候補がどんどん増えたけどどうしようか?


シェラルデナ : ただオーガの行動にも気をつけないと。


パテット : グスタボの家とリネアの下宿が候補かなあ。


パテット : そうだねえ、偽グスタボがどう動くかも考えないとねえ。


パテット : とは言え、そもそも奴の目的がわかってないから推測のしようがないんだよねえ。


ジューグ : んー、どうしたもんかな。


パテット : ちょっと思ったんだけど、被害者がグスタボであるって事は捜査当局…衛視局だっけ、そこは把握してるんだろーか。


パテット : そうなると衛視局も行先候補として挙がるねえ(話をめんどくさくするグララン


サンディ : というか。


サンディ : ガイシャがグスタボって話は聞いてないね。


GM : ・パテットが被害者の似顔絵を見てグスタボだと認識している。


パテット : うん、ぶっちゃけ僕がそう思ってるだけだよね。


GM : ・現場にハルーラの聖印が落ちており、ジャンは自分のハルーラ信者の知人ならグスタボだろうと言っている。


パテット : あちこちに僕らの考えを伝えておいた方が良い気はする。


サンディ : 戸籍情報なんてないからねぇ。


パテット : ただ、犯人側がどこにいて僕らの動きをどこまで把握してるかがさっぱりわからんから安易に広めていいのやら迷う。


サンディ : あと私らにはリルドラケンの顔の区別ができるか怪しい(


GM : 魔動機文明期なら指紋とか、DNA鑑定もあったかもしれませんが。


パテット : 少なくとも僕には性別の区別が。


GM : まあ、シェルシアス公国は典型的な人間が多数派の人族国家です。


GM : ドワーフ、リカント、エルフが人間に次いで多く、ルーンフォークやタビット、メリア、グララン、リルドラケンその他は少数派です。


パテット : まあそれを言うなら僕等グラランの年齢がわかる異種族って少ないけどね。


シェラルデナ : なるほどな。


GM : もちろんこれが冒険者になると、少数派の割合がグンと増えますが。


GM : 人口5000人の街ですから、リルドラケンはまあ100人もいないんじゃないでしょうかね。


パテット : 冒険者自体が社会全体では少数派だからねえ、当事者の僕等は忘れがちだけど。ツイッターの話題が全然一般的じゃないのと一緒(メタ


サンディ : あ、そういえば、と神殿であった一幕を話しておく(最近短気な父親の話)


パテット : するってーと何か?そのトマの父親もオーガと入れ替わってる可能性があると?


シェラルデナ : 時系列を確認しに行くのも良いかもしれないな!


サンディ : いやー最初は再婚でもするつもりかと思ってたけど、事件の話でもしやと思ってね。


パテット : うーむやる事がどんどん増える、何からやろうか?


シェラルデナ : リネアに会いに行っても良いぞ!


サンディ : グスタボの確認がこの際優先でしょ。


シェラルデナ : ん、わかった。


パテット : なり替わってるんだからグスタボは普通に家にいてもおかしくないよね。被害者がグスタボだと割れてない可能性が高い今なら更に。


パテット : 逃げられる前にグスタボ()に会っておく必要はあるかも。中の人がGMなら時間経過で会えなくする(まてや


パテット : おばさん「ごめんなさいねえ」


パテット : 誰だ今の。



<GM解説>

以前、パテットPLがGMのシティアドセッションでそういうことがあり、みんなのトラウマ(?)になりました。



GM : では、グスタボの家。


GM : 歓楽街にほど近い一軒家です。


GM : 衛視「おや、あんたたちか」


パテット : さてどこまで強硬策をやっていいか(悩…あれ?


パテット : ども、衛視さんもグスタボに会いに?


GM : 殺人現場にいた衛視です。


サンディ : ガイシャは確認取れた?


GM : 衛視「聞き込みで、被害者がここのグスタボらしいとわかったんで、確かめに来たんだが」


パテット : いなかった、と


GM : 衛視「留守みたいだな。中にはまだ踏み込んでいない」


サンディ : というか


パテット : 今から踏み込む予定?


サンディ : 死んでるならいるはずないでしょ、死んでるなら。


GM : 衛視「ああ、それを確かめようとしていたところだ」


パテット : この世界蘇生魔法もあるし、死んでても色んな可能性があるから殺人事件の捜査がややこしそうだね(


サンディ : ポゼッションできる神官がいればいいんだけどね。


サンディ : ポゼッションできる=死んでる できない=生きてる


サンディ : そういうレベルの神官は都合よくいないんだよねぇ(


GM : ポゼッションって操霊魔法なんですよ。


サンディ : そういやそうだった(


GM : 他のRPGだと、蘇生関係は神官が定番なんで勘違いしやすいんですよね。


サンディ : 死者どうにかするのは操霊だっけね。


パテット : メティシエ神官ならレイズデッドがあったんだけど、大陸が違う(


GM : ま、2.0の公式小説ではレイスとか使っちゃう操霊術士兼任の神官(それも一の剣サイド)いますけどね。


GM : 衛視「遺体そのものは衛視局で安置されてるぞ」


サンディ : んじゃあ、一緒に確認しようか。


パテット : よし、踏み込むか…みんな頑張って(おいスカウト


GM : オイスカウト!


シェラルデナ : 頼むぞー。


パテット : いや衛視さんがいるなら僕が先陣きっていいのかと。


サンディ : 解錠してみよう解錠。


パテット : ええと、解除判定だね。


パテット : 2d6+6+(24/6) 解除判定 (2D6+6+(24/6)) > 7[1,6]+6+(24/6) > 17


パテット : ま、無難な達成値だね。


GM : では、鍵が開きました。


ジューグ : じゃ、中に入るか。


パテット : 探索判定かな?


パテット : 2d6+6+(18/6)+1 探索判定 (2D6+6+(18/6)+1) > 9[6,3]+6+(18/6)+1 > 19


GM : 室内は荒らされた形跡があります。


パテット : 非戦闘時だと割と安定するなあ。


サンディ : はいはいこれは問題ありですねぇ。


シェラルデナ : 私も探索するぞー。


サンディ : 私も一応やるか。


サンディ : 2d6+10 探索 (2D6+10) > 8[6,2]+10 > 18


シェラルデナ : 2d6 ◆平目 (2D6) > 5[1,4] > 5


サンディ : わ、意味がなかったネ。


パテット : さて何を探していたのやら。


GM : 荒らされた形跡がある……にもかかわらず、金目のものは残ってますね。


GM : 衛視「うーむ」


シェラルデナ : ふんふん!


パテット : グスタボさんが日記か何か残してたらヒントになったんだろうけど、そうゲームみたいに行かないか(ゲームです


サンディ : もしかして、だけど。


サンディ : 殺人現場で見つけたカギの痕跡ってこの家のカギだったりしてね。


GM : 日記の類は発見できませんでした。


パテット : 鍵の形がわかんない以上推測でしか無いけど、僕もそう思う。


パテット : 衛視さん側で分かった事あるかなあ…衛視局に行ってみる?


パテット : 僕等別によくある探偵ものみたいに警察とケンカしながら仕事してるわけじゃないし(


サンディ : さて、荒したとあるけれども。


サンディ : 「何が」なくなっているのだろうね。



<GM解説>

残されているモノはわかるんですが、持ち去られたモノの有無は判別が難しいですね。『ある』とあらかじめ分かっているモノならともかく。

日記がない=日記が持ち去られた、ではなく元々日記をつけていなかった可能性もありますし。



GM : 金目のものは残ってますね。


サンディ : だろうね。金目のものが盗まれてるほうがまだわかりやすかった。


サンディ : となれば、商人なら帳簿とかそういうの持ってそうだけども…


GM : 帳簿も見つかりませんでしたね。


パテット : ここでこれ以上考察するより別の所で情報入れた方が早い気がするー


シェラルデナ : そうするかー


サンディ : ふむ、となると。


サンディ : やっぱり化けてる可能性があるもんだね。


パテット : 行先としてはさっき選択肢にあったリネアの下宿の他に、衛視局で捜査の進展を聞くとか死体を確認するとかあるけど、どうする?


サンディ : 衛視さん、一応靴工房にグスタボの知り合いがいるんだけど、グスタボの死はおおよそ確認がとれたことと、家が荒らされていること、以降グスタボが現れてもそれは偽物だということを伝えておいてくれるかなぁ。


GM : 衛視「ああ、わかった」


サンディ : エドモンド商会へいこう。確かグスタボはそこの所属だったよね。


サンディ : 彼が何を管理していたかとか、わかるかもしれない。


GM : では、エドモンド商会で?


シェラルデナ : おう!



(つづく)


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