その4 シェラルデナ、起つ
<ここまでのあらすじ>
PCたちは、三つ子島へ遊びに行くついでに商人の護衛依頼を請けた。
ジューグの母方の実家に滞在し観光を楽しんだ一行は、
クルピア曰く、ギルマンに対抗すべく人族に共闘してほしいのだという。
彼女の同行者はシェラにとって思いがけない人物で……?
<簡易キャラ紹介>
パテット(PC):流浪の
サンディ(PC):ガンマンに憧れる
シェラルデナ(PC):祖国再興を夢見る姫剣士。今回無事借金を完済した。
ジューグ(PC/GM兼務):キルヒアの神官戦士のリカント。重度のシスコン。
ケイト(支援NPC):キルヒア神官にして
ユリシーズ・トゥーソン:今回の依頼主であるエルフの商人。三つ子島への護衛を依頼した。
イナンナ・パキケト:ジューグの母方の祖母。三つ子島西村の網元。
アトッキ・パキケト:ジューグの母方の祖父。
クルピア:海中都市パラスを根拠地にする人魚族の女性。
ノエル・ディクソン:ハーグストン王国の生き残りにして最後の騎士を名乗る少女。海中都市ジュノーに潜伏していたところをギルマン勢力の侵攻に敗退するも、人魚族に救出された。
ワルケリ:シトラス七騎が一騎“海騎”。シトラスからの支援によりギルマン勢力を拡大している。
GM : このキャンペーンは合戦(の準備含む)重点でお送りしております(謎)
サンディ : 戦が始まる(謎のジジイ)
シェラルデナ : 確かにこの島々の確保は重要になってくるだろうなー
GM : さて。
サンディ : はい。
パテット : さて中の人が寝落ちしてた間に新キャラが出てきた様子(
シェラルデナ : 寝てたのか!
GM : ジューグのばっちゃんのとこにクルピアを担いできました。
サンディ : (えっほえっほ
パテット : 人魚の肝を食べるとアンデッドになって死ねなくなるって本当かなあ(色々間違った伝承
GM : アトッキ「おー、どぎゃんしたとね?」
サンディ : 緊急~事態~
シェラルデナ : (そわそわ)
ジューグ : ばっちゃん!
GM : イナンナ「はいよー」
パテット : この島の近辺で戦が始まる予感がね。
GM : イナンナ「なんと」
シェラルデナ : というよりも、もう少し深い事情があって……
GM : ひとまず、かくかくしかじか。
GM : アトッキ「うーむ、えらいこっちゃね」
シェラルデナ : (本当にえらいこっちゃだよ……どうしよう……)
パテット : えー纏めると、ウロコ島の蛮族とパラスのマーマンが喧嘩してて、マーマン達が蛮族に捕まってた人達を匿ったと。
パテット : んでマーマンの代表が僕等にリキ貸せと依頼してきたと。こんな感じで良い?
シェラルデナ : そ、それなんだがな、パテット。
ジューグ : ?
サンディ : 本土との交通が遮断されるだけでなく。
サンディ : 最悪この島、占領されかねないね。
パテット : シェラが伏せておきたそうな辺りは触れてないつもりだよ(ひそひそ
シェラルデナ : 海中都市ジュノーに隠れ住んでいた人族が捕まって、脱出したのはそこの女の子で……え、あ、うん。
パテット : 僕等にとってはマーマンに肩入れしない理由は無いねえ。
パテット : なんせ放っておいたらサンディの言う通り、確実に蛮族はここにも来る。
GM : イナンナ「そやね」
パテット : 何より僕等はユリシーズさんの護衛で来てるわけだよ。ここらの海が封鎖されたら商売あがったり、黙っててもいずれ依頼されるよ。
GM : ユリシーズ「そういうことになるねえ」
パテット : とゆわけで僕等はすっかりやる気になってるわけだけど…これ絶対人手足りないよね。
パテット : たった5人で戦は無いでしょ、スパルタの兵でももう少し多かったよ(メタ
シェラルデナ : そうだノエル。捕まっている同胞は何人ぐらいなんだ?
ノエル : ……30人ほどです。
サンディ : 多いなぁ。
シェラルデナ : 30人か……負傷や戦闘経験の有無も考えると、戦力としては見ないほうがいいか……?
シェラルデナ : 戦力に加えたとしても、解放が前提条件になるし。武器は持ち込みよりも現地調達ってなると、それはそれで頭使わないとな……
パテット : そりゃこう聞けばいいんじゃね?…そのうち今すぐ戦える者の数は何人?
シェラルデナ : 脱出時の見立てでいいぞ!
ノエル : 「今すぐ」と限定されると4,5人でしょうか。
シェラルデナ : 島の状況も教えてもらえるか? 確か、三角形の島なんだっけか?
ノエル : はい、三角形の島です。
パテット : むう、その人数だとかなり思い切った奇襲じゃないといかんねえ。
シェラルデナ : 施設や道とか分かれば少しは作戦が立てやすいな。
ジューグ : そうだな……
シェラルデナ : うーん……
サンディ : そもそも前提として兵力足りないからね。
シェラルデナ : クルピア、海騎ワルケリとは接触したことないんだっけ? どんなやつか分かるか?
シェラルデナ : こう、見た目とか、性格というか感じというかさ。
ノエル : 背が低く、醜い顔の種族です。
シェラルデナ : 妖魔っぽい印象だな。
ジューグ : ばっちゃん、何とかならない?
GM : イナンナ「せやねぇ、島の衆で合力したら……」
GM : アトッキ「100人ぐらいは出せるんじゃないかね」
パテット : 凄い増えた。
シェラルデナ : とはいえ、先に威力偵察が必要じゃないか?
シェラルデナ : いきなり100人以上を島に揚陸したとしても、能動的に動けないんじゃ不味いと思う。
パテット : ファミリア飛ばすとかできないかなあ。
シェラルデナ : できるぞ!
サンディ : うわあ、結構な動員できるな…
サンディ : でも船が足りないか。
GM : アトッキ「船は、なんとでんなるばい」
シェラルデナ : 兵法としては3倍の数が欲しいけれど、船を出せるだけ出してもらうとして、
ジューグ : 3倍……うん、数はもっとほしいよなぁ。
シェラルデナ : マーマンたちに沖合で護衛待機してもらって、私たちの偵察の結果を受けて動いてもらう。
サンディ : 決定的な打撃力があればねぇ、例えばほら、村の伝承の幻獣が味方に!なんて都合のいいものはないけど。
シェラルデナ : 確かにな! だとしたら、蛮族もびっくりするだろうな!
パテット : そもそも蛮族の拠点を攻撃するなんて、本来軍隊の仕事だしねえ。ユリシーズさん、そっちに話持っていけない?
GM : ユリシーズ「ああ、エインフォート軍だね?」
シェラルデナ : (それをやると、公国に借りを作ることになるんだよな……)
サンディ : う~ん、軍は少し動くのが後手になりそうだ。
GM : ユリシーズ「公国としても、三つ子島がやられるのはマズいと思うよ」
サンディ : さて敵の侵攻に対する猶予はどれくらいありそうで?
GM : クルピア「1,2週間ぐらいは」
シェラルデナ : この三つ子島をがら空きにするわけにも、って考えるべき点は沢山あるな。
パテット : んで軍隊に依頼するならどれくらいかかりそうで?
GM : ユリシーズ「急いでもらえば、4,5日ぐらいかな」
サンディ : 一応間に合うか。
パテット : あれ、間に合いそう?
パテット : じゃその件はユリシーズさんに大至急頼もう。マーマン達が安全に人族に連絡する手段持ってるならそれでもいいよ?
シェラルデナ : とはいえ、私たちはユリシーズの護衛だろ?
パテット : ユリシーズさんが直々に動くとは限らないよ?別に僕等だけで船に乗ってきたんじゃないだろうし。
シェラルデナ : んー、お使いを頼むってところかー
パテット : もっと言えば連絡要員だけなら三つ子島の人達だってできるだろうし。
パテット : …蛮族の襲撃を受ける可能性はあるけどまあそれはそれで(ぼそぼそ
GM : アトッキ「うちの若い衆に行ってもらうかね」
サンディ : まーとりあえず現状往来そのものにリスクが発生するのが確定的に明らか。
パテット : じゃあ、この際ユリシーズさんや僕等が直々に往復しちゃってもいいんだけどねw蛮族が本格的に動き出すまで自分達の身を護るくらいなら何とかなるんじゃね?
ジューグ : 明日朝一で行けば、その日のうちに戻ってこられるぜ。
シェラルデナ : その方が良いと思う。どの道、帰る予定だったんだろ?
シェラルデナ : 軍には盟約に従って三つ子島の防衛を主として、
GM : ユリシーズ「そうだね」
シェラルデナ : 潜在的脅威であるウロコ島の攻略を従としてもらうほうが動きやすいんじゃないかって思う。
シェラルデナ : 送り届けて要請して、ここに戻って偵察に行って、
シェラルデナ : 偵察の事次第で攻略の是非でもいいし。
パテット : んで、できることなら親玉の暗殺とw
サンディ : やれやれ、とんだバカンスになったものだな…
パテット : まー元々仕事だしね。
シェラルデナ : 攻略を念頭に兵を沖合に忍ばしておくかどうかは……まずは島の腕に覚えがある者たちとマーマンたちを配置しておくのが無難だとは思う。
パテット : マーマン達は海上から動かずに牽制、リカント達と僕等で奇襲ってわけだね。
シェラルデナ : それが一番早いと思う。最終的に掃討戦を視野に入れるなら、なおの事だ!
シェラルデナ : むしろ潜入なら人数は少ない方が良いんじゃないか?
シェラルデナ : ということで、私の案はこんな感じだ!
ジューグ : ああ。
サンディ : 後の先を取るわけか。逆襲はできるだけ早くしないと虜囚が危ないかもね。
GM : イナンナ「わしらは他の村に話を通しておくよ」
シェラルデナ : お願いします!
シェラルデナ : ……
ジューグ : どうかしたか?
シェラルデナ : あのさ。ひとつ皆に謝らないといけないことがあるんだ。
パテット : え、実はもっと借金があったとか?(
シェラルデナ : そ、そんな借金まみれみたいな雰囲気出してたか!?
シェラルデナ : 違う違う!
ジューグ : うん?
シェラルデナ : 実は……ノエルとその捕虜たちは、私の大切な家族なんだ。
パテット : じゃあ名誉点の計算がおかしかったとか…あ、違うの(当たり前だ
ジューグ : ああ、ハーグストン王国の出身ってことか?
パテット : 随分家族が多いんだねえ(違
シェラルデナ : うん、そう……同郷なのは嘘じゃない。
シェラルデナ : 私は、ハーグストン王家に連なる家の出なんだ。
サンディ : へぇ~、お姫様かぁ。
ジューグ : ……は?
シェラルデナ : だから、皆が行かなくても私は行かなくちゃいけない。
シェラルデナ : 私に関わることなのに、血が流れることなのに、黙ってるのは……やっぱりできなくてさ。
シェラルデナ : 遠い大陸、遠い国の事に巻き込むのは忍びなくて。
シェラルデナ : それに、なんか喋ったら冒険者じゃなくなりそうな……皆と仕事できなくなると想像しちゃうと言い出しずらくって……その、ごめん。
サンディ : 姫騎士ってやつだね!クッコロ?(何
シェラルデナ : どんな状況でも、私はあきらめないぞ!?
シェラルデナ : 確かに……みんなに報いるものなんて、この身ぐらいしかないけどさ。
ジューグ : ……アホ。
ジューグ : 誰が行かねえって言ったよ?
シェラルデナ : まさか、ノエルたちが生きてくれているなんて……嬉しくて、でもこれからの事思うと……
シェラルデナ : ジューグ! 手伝ってくれるのか!
ジューグ : 当たり前だろ。つーか三つ子島がらみなんだから自分事だよ。
シェラルデナ : ありがとう! その、皆にも……これは違う側面も持つ戦いだけれど……私の名誉と血に誓って、お願いします!
サンディ : 開拓時代のガンマンはあるものは欲望のために、またあるものは平和のために銃をとったというけども、
サンディ : ま、私は後者だね。
シェラルデナ : サンディ! ありがとう!!!
シェラルデナ : ノエル、全員助けるからな!
ノエル : ……はい!
GM : というとこで次回ですね。
パテット : シェラの話聞いても『わー、僕も王族とコネできたんだ』って感想しかないなあw
パテット : 僕も奴のように立派なヒモを目指そうかな(まて
シェラルデナ : 私お金無いぞ!!!
パテット : だいじょぶだいじょぶ、王国が復活したら僕が考える程度の生活なんて幾らでも税金で(まて
シェラルデナ : そりゃもう復活したら恩には報いるけどさ!
ジューグ : 復活するまでが果てしなく大変そうだな。あっち、ハーグストンを滅ぼした国が支配してるんだろ?
シェラルデナ : 状況が攻略しようとしてる島以上に分からないからな。
ジューグ : そもそも、行く手段を見つけることからだな。
シェラルデナ : うん。それを見つけるためにも旅を続けないと。
パテット : 僕もタビットの神学者さんと合流出来たらテラスティアに戻れる可能性もあるんだけどねえ。
パテット : 彼は魔法使うからテレポートを習得したら即刻帰れる(まて
ジューグ : なるほどな。
GM : つっても、NPCがそこまで成長するかって問題も。
GM : お偉いさんはわりとスナック感覚で超越者になりますけどね!
パテット : じゃ今夜はこのへんでー
シェラルデナ : おつかれー
GM : はい。
===再開===
GM : さあて。
シェラルデナ : ふんす!
サンディ : アイコンできたな!
シェラルデナ : (裏で修正作業と差し替えとかやってるけどな!)
GM : シェラのカミングアウトもあり、決意を新たにした一行。
GM : 6月4日の朝に時間を進めましょうか。
サンディ : (ちゃきちゃき
ー6月4日朝ー
GM : 朝イチでエインフォートへ向かいます。
パテット : 行ったり来たり大変だねえ…で、また船酔い判定するの?
GM : 今回は、船に慣れたという事で生命抵抗に+2しましょうか。
ジューグ : 2d6+10+2 生命抵抗力 (2D6+10+2) > 12[6,6]+10+2 > 24
ジューグ : ここで6ゾロかよ……
シェラルデナ : 2d+7+(22/6)+2 //生命抵抗 (2D6+7+(22/6)+2) > 7[3,4]+7+(22/6)+2 > 19
サンディ : 2d6+7+2+2 生命抵抗力 (2D6+7+2+2) > 8[6,2]+7+2+2 > 19
ケイト : 2d6+10+2 生命抵抗力 (2D6+10+2) > 5[4,1]+10+2 > 17
パテット : 2d6+7+(14/6)+2 生命抵抗 (2D6+7+(14/6)+2) > 5[1,4]+7+(14/6)+2 > 16
パテット : なんか微妙な数値が。
GM : 今回は全員セーフのようですね。
GM : そして
パテット : せーふだった。
GM : 1d6 (1D6) > 1
GM : 行きと同様歓迎されました(過去形)
パテット : 居や歓迎されてる場合じゃないような。
ジューグ : 行きと同じメンツなら、まあ一蹴だわな。
パテット : ああ、蛮族の襲撃ね。
パテット : とりあえず先制判定ー
パテット : 2d6+7+(25/6) 先制判定 (2D6+7+(25/6)) > 9[3,6]+7+(25/6) > 20
GM : カット(謎)
パテット : うん、先制取れたね、ますます勝てるw
GM : 戦利品だけ判定しましょうか。パテットだけ2回振って。
===戦利品判定中===
GM : では、ギルマンsを蹴散らし、エインフォートに到着します。
ジューグ : よし、それじゃ……
サンディ : 城へかな。
シェラルデナ : キルシュブリューテとは面識あるし、そのルートからの方が早いか? どの道、城だな!
GM : では、エインフォート城へ向かいましょう。
パテット : これは城へ直行していい件だと思うなー
GM : 侯爵令嬢にしてエインフォート軍司令官のキルシュブリューテにお目通り願います。
パテット : コンピュータRPGの冒頭で城に飛び込んでくる伝令になった気分(死亡フラグ
キルシュ : おお、貴公らか。
サンディ : 極めて緊急の要件できました。
パテット : てえへんだてえへんだ(ぇ
キルシュ : うむ、聞こう。
パテット : あー、簡単に言うと三つ子島周辺の海が蛮族に制圧されかかってます(簡単すぎ
キルシュ : なにっ?
パテット : 蛮族の拠点の目星はついてるので援軍と依頼を出してくれたら僕等がボスをさくっとシメてきますがどうしますか。
サンディ : ウロコ島のギルマンが徒党を組んで、えーっと7騎の一体がそれを指揮してると。
キルシュ : ううむ……それはまずいな。付いてきてくれ。
パテット : んで周辺の海で暴れまわってると。僕等も二回ほど襲撃受けた。このへんは同じく襲撃されてるマーマンに助け求められて事情知ったんだけどね、と話しつつついて行く。
GM : 付いていった先は侯爵の執務室でした。
キルシュ : 紹介しよう。我が父キーファー・ヴァイツェインゼル。エインフォート侯爵だ。
キルシュ : 父上、先日の事件で活躍してくれた者たちです。
パテット : はじめましてー(貴族の作法何ぞ知らぬパテット
GM : 侯爵「ほう、君達が……」
シェラルデナ : はじめまして! シェラルデナです!
パテット : シェラも割と砕けた挨拶するのな。
パテット : なおちっちゃいアイコンも一緒に差分変わるけど、コマンドだけ入れたらいつでも変えられるみたい。
キルシュ : ディロフォス配下のシトラス七騎が再び動いているとのこと。
パテット : 既に六騎になってるけどねー
シェラルデナ : (全権委任状とか国を証明するものってないし、ちょっと様子見だ)
サンディ : え~、三っ子島の危機と。
サンディ : 付近の海底都市遺跡に人族が暮らしていたそうですが、ギルマンに捕縛されてるようです。
GM : 侯爵「ふうむ……」
パテット : 彼等はマーマンに匿われて一部が脱出、僕等にというか三つ子島に助けを求めてきました。三つ子島との関係を考えても援軍出したほうが良いかと。あと僕等の都合(ぉ
GM : 侯爵「三つ子島衆とは盟約を結んだ仲だ。そうでなくとも三つ子島が滅びればエインフォートも危うい」
パテット : あと援軍出してくれるなら武器とかを多めに持って行くと三つ子島と脱出してきた人族の人達がある程度戦力になってくれそうなのでそこらへんもできたらお願いしたく(延々
シェラルデナ : 現状の作戦については、私が説明するぞ。
GM : 侯爵「うむ、聞こう」
シェラルデナ : 恐らく、シェルシアス公国とディロフォス将領の橋頭堡……両者の海上における優勢を左右することはお考えの通りです。
シェラルデナ : 三つ子島への潜在的脅威となっている以上、私も攻略は必至かと思慮する次第です。しかしながら現状、ウロコ島と呼ばれる対象の島の地理、蛮族の陣形や物量の詳細は未だに明らかとなっていません。
シェラルデナ : そこで、私たちが斥候と威力偵察を兼ねて、先んじて島への潜入を考えています。
シェラルデナ : 一般に、不明な要素が多い場所へ闇雲に船で兵を送りこむことは、かなりのリスクを伴います。
GM : 侯爵「ふむ」
シェラルデナ : とはいえ、三つ子島の防衛も必要です。
シェラルデナ : そこで、主力となる軍は三つ子島に上陸し一時的に駐留。最低限、島を攻略・占領の維持ができるだけの兵と物資を、近海に配置して頂けないか検討していました。
シェラルデナ : 海上における船団の護衛は、マーマンに委ねても良いと考えています。
サンディ : (おーおー、流石は姫騎士ってやつだなぁ)
GM : 侯爵「なるほどな」
シェラルデナ : 島の状況が分かり次第、揚陸の可否は私たちが火夜や灯り等で伝え、判断を仰いで頂ければ。こうすることでシェルシアス公国軍は、兵員と物資の移動に関して最低限のリスクで済むと考えています。
GM : 侯爵「よかろう。司令官」
キルシュ : はっ。
GM : 侯爵「急ぎ援兵を編成せよ」
パテット : じゃあ火矢と弓を揃えておかないとなあ(ぇ
パテット : あ、サンディがいたかw
シェラルデナ : それと……閣下。もう一つ、ご相談事が。
GM : 侯爵「ふむ?」
パテット : と思ったら2.5の魔動機術にシグナルバレットが無くなってる!(ガビーン
シェラルデナ : 先ほどは仔細あってご挨拶を簡略させて頂きましたが……
シェラルデナ : 私の名は、シェラルデナ・ベルミア=ハーグストンと申します。シェルシアス公国の遥か北、アルフレイム大陸のハーグストン王国の出になります。
GM : 侯爵「ハーグストン?しかしあの国は……」
シェラルデナ : ご存じでしたか……私は、運よくこの地に流れ着いて、命を繋いでいた次第です。
シェラルデナ : 事が事なので、今まで伏せておりました。申し訳御座いません。
シェラルデナ : マーマンが捕らわれていた臣下を救出しており、攻略を予定しているウロコ島にもハーグストン王国の者が30名ほど捕虜となっております。
GM : 侯爵「……その立ち振る舞い、付け焼き刃では到底能わぬな」
シェラルデナ : もし島における蛮族の脅威が無力化された暁には、その後閣下のお力添えを頂ければという相談なのですが……
シェラルデナ : ジュノーと呼ばれる都市が再利用できるのであれば、それでも構わないのですが。
シェラルデナ : シェルシアスにとっては、他民の命を拾うことになります。
サンディ : (独壇場だねぇと心のなかでつぶやく)
GM : 侯爵「……良かろう」
シェラルデナ : そして、私も王の委任を受けて立ち振る舞っているわけではありません。今は、お慈悲の程を頂ければ幸いです。
シェラルデナ : 有難う御座います。ぜひ、本作戦に関わる勇敢な冒険者たち……仲間たちにも、どうか、その成果への労いも重ねてお願い致します。
GM : 侯爵「証を立てるためならば、敢えて火中に飛び込むか」
シェラルデナ : それが王族の血ゆえに、また我ら冒険者であるゆえに……です。
パテット : つまりー、この作戦がうまくいったらジュノーをハーグストン王国の領地としてほしいと…なんかどんどん話が大きくなってきた;
GM : 侯爵「そうか……」
ジューグ : ……。
パテット : ま、いいか。海底都市遺跡の探索なんて聞いただけでwktkもんだし。
GM : 侯爵「あいわかった。その件についても報いよう」
シェラルデナ : ありがとう御座います。
シェラルデナ : (みんなへの褒美の約束も取り付けたし、バッチリだ私!)
GM : では、三つ子島に戻りましょうか。
サンディ : 急いで戻れー
GM : 今回はギルサハには遭遇せず。
ジューグ : よっしゃ、着いたな。
ジューグ : あ、そうそう。
ジューグ : ばっちゃじっちゃにはシェラの素性は一旦お口チャックしてもらってるぜ。
シェラルデナ : ありがとう、ジューグ。
シェラルデナ : あ、でも、畏まるんじゃないぞ! そういうつもりで話したんじゃないからな!
ジューグ : じゃないと村中に「ウチの孫が王様になるばい」って広まりかねないからなあ。
サンディ : (全くそういう素振り見せずピースピース)
GM : 西村の港には船が集まっていますね。
シェラルデナ : まー、人のうわさは早いから困るよなー
パテット : あ、合図用の火矢忘れた(まて
パテット : まいっか、ここで借りとこう(てきとー
パテット : 噂を広める役割と言えば吟遊詩人だね、全くあいつら節操がない(自分を棚にぽーい
ジューグ : さて、いつ出る?
ジューグ : ここからウロコ島へは片道2時間ってとこだ。
パテット : 蛮族相手に夜襲は意味がないんだよなあ。
シェラルデナ : 船で片道2時間か。
シェラルデナ : パテットの言うとおり、上陸は日中の方が良いと思う。
シェラルデナ : 作戦決行日は、夜明けとともに上陸する方が視界としても、蛮族の生活リズムとしてもベストだな。
パテット : うん、夜襲かけても暗視の無い僕等が不利になるばかり。なら昼間に動いたほうがマシ。
パテット : 結果的に払暁奇襲になってるねw
シェラルデナ : できることなら、高い位置から飛竜を使って島をぐるりと把握したいんだが、そこはファミリアかなー
パテット : 飛竜じゃ迎撃されそうだしねえ、こっそり行くなら小さい方がいい。
シェラルデナ : 今のうちに、ファミリア出しとくか!
シェラルデナ : そういや、ファミリアの行使って1時間かかるのか……今日は準備に専念かな。
ジューグ : 5日早朝に出航だな。
ケイト : 私も準備しておこう。
シェラルデナ : シェルシアス公国軍が三つ子島に到着する前に、一度ウロコ島の近海からファミリアを飛ばして事前偵察して、作戦決行日に、改めて接近する……でも構わないんだけど、どう思う?
パテット : その時にバレたら決行日までに準備整えられちゃいそうだなあ。
シェラルデナ : 確かにそれもリスクだな。シェルシアス公国軍にはそういう打ち合わせはしていないし、作戦通りに進めるかな。
パテット : ファミリアは別に隠密できるわけじゃないから、いずれバレるもんだと思って偵察は直前にやったほうが良いと思うよ。
GM : アトッキ「おーい、ジュー坊」
ジューグ : あ、じっちゃ。
シェラルデナ : 海鳥でもなければ、ファミリアの小鳥は賢い蛮族が見たら確かに怪しまれるかもな。
パテット : ていうか魔法使う奴がいたら高確率でバレる。
GM : ソーサラーがいるとヤバいですね。
パテット : ファミリアがバレにくいのは「小さくて遠目だと見えない」ってだけだからねえ。ソーサラーに情報が渡った時点でおじゃん。
パテット : それまでにどれだけ奇襲できるか、なんだよねー
GM : アトッキ(なにやらジューグと話している)
パテット : 嫁の算段かな。
シェラルデナ : そうなのか? そんなにここの村は、お嫁さんが欲しいのか?
ノエル : (警戒する眼)
パテット : こういう他の土地と隔絶した所の集落は「新しい血」を欲しがるもんだそうだよ、流浪の民であるグラランにはわかんない感覚だね。
シェラルデナ : へー、詳しいなパテット。
GM : まあ、その辺は生物学的にも理に適っているかと。>新しい血が欲しい
シェラルデナ : 大丈夫、そんなに心配しなくてもいいぞノエル。
ノエル : そうでしょうか?
ノエル : あの男、シェラルデナ様をいつも見ています。
パテット : そいやテラスティアに居た頃、どこかの森の奥の真っ赤な館にいた女の子が血をくれと言ってたけど…あんな露骨な求婚見たことねえ(ぇ
シェラルデナ : ジューグには、なんだか余計に心配かけたしなー……
ジューグ : あー、みんな。
シェラルデナ : ま、何かあったらちゃんと話してくれるだろ。
サンディ : なんだいジューグくん。
シェラルデナ : どした!
パテット : あ、集合かな?ごはん?(
ジューグ : エインフォート軍が援軍に来るまで4日か5日、待機という方向でいいかな?
パテット : そりゃまあ今の作戦だと、援軍が来ないとどうしようもないからねえ。
シェラルデナ : あとはマーマンたちと連絡を密にして、彼らにも準備してもらわないとな。
ジューグ : そうだな。
ジューグ : それで、それまでに調べてみたいものがあるんだ。
パテット : 今ここにいる手勢だけでウロコ島を攻略するのはちょっとリスクがあり過ぎるかな、僕等が超越者でもない限り。
GM : というとこで次回ですね。
パテット : ここいらへんでまだ調べてない物があったっけ?…うんあったね
シェラルデナ : 中村か!
パテット : それと中村さんちのアステリア神殿だねー
(つづく)
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