その5 合戦の終わり

<ここまでのあらすじ>


 エインフォートの南西にはウデク五樹という5つの小勢力が割拠している。

 シトラス軍のウデク五樹への参陣要求に対抗して、PC一行はウデク五樹諸勢力と接触。協力関係を構築する事に成功する。

 7月18日、フォロル川沿いの防衛線に展開するシェルシアス=ウデク同盟軍に対し、シトラス軍は攻撃を開始。攻めあぐねたシトラス軍は魔神を召喚し、さらに魔神将を招くため異界の扉を生み出す。この暴挙にシトラス軍の“天騎”ディロンは突如謀反。これを奇貨としたPC一行はシトラス軍本陣に突入し、“祭騎”フォボスクを討ち異界の扉を破壊した。





<簡易キャラ紹介>

【パテット】(PC、グラスランナー/男/48歳):流浪の吟遊詩人バード。典型的グララン。

【サンディ】(PC、エルフ/女/41歳):ガンマンに憧れる銃士マギシュー。溺れたのは黒歴史。

【シェラルデナ】(PC、人間/女/17歳):祖国ハーグストン王国再興を夢見る姫剣士。旧臣と祖国再興に向け動き出した。

【ジューグ】(PC/GM兼務、リカント/男/17歳):キルヒアの神官戦士。重度のシスコンだが、最近はシェラが気になる様子。

【ケイト】(支援NPC、ナイトメア/女/20歳):キルヒア神官にして真語魔法使いソーサラー。ジューグの異母姉。


【ノエル・ディクソン】(人間/女/15歳):ハーグストン王国最後の騎士を名乗る少女でベルミア衆の一人。シェラに忠誠を誓う。

【キルシュブリューテ・ヴァイツェインゼル】(人間/女/18歳):エインフォート侯爵令嬢にしてエインフォート軍司令官。

【カンファ・シェルシアス】(人間/男/16歳):シェルシアス公第五子(第三公子)。キルシュを慕う。


【ラゴス・トランパ】(ドワーフ/男/85歳):50年前の先代ディロフォスとの戦いにも参加した戦士。今回のシトラス軍侵攻を知り現役に復帰した。

【プレシア・ドリコデイル】(エルフ/女/29歳):マルチアクションを使う魔法軽戦士。名を挙げるために対シトラス戦争に参戦。


【ヴァトナヨークトル】(ドラゴン/男/75歳):氷のブレスを吐くドラゴネット。ベイルが魔神をドラゴンと称していると聞き激怒。PCに協力する。

【“天騎”ディロン・シェザール・グアンロン】(ドレイク/男/90歳):シトラス七騎のひとり。異界の扉出現に際し突如謀反。

【“祭騎”フォボスク】(ダークトロール/男/110歳):シトラス七騎のひとり。ダークトロールアデプト。異界の扉を守護するが、PC一行に敗死。

【“魔将”ウェデリリ・ディロフォス】(ディアボロ/男/85歳):シトラス軍の長。エインフォート征服を一族代々の悲願とし、侵攻を開始する。


【雀】(スズメ/?/?歳):パテットがペットとして購入したスズメを名乗る不審鳥。三羽おり、時々牙を剥く。





パテット : 2d6+9+(31/6)>=12 呪歌:サモンフィッシュ (2D6+9+(31/6)>=12) > 9[3,6]+9+(31/6) > 23 > 成功


パテット : 勝手に2ターンかけて終律の準備ー


シェラルデナ : やったな!


パテット : では回復たーいむ(


GM : そして、砕け散った煙が晴れてきます。


パテット : えーと、MP回復も3人までだけどいらないひといる?(酷い聞き方


パテット : k20+9+(31/6)@13 終律:花の宴 KeyNo.20+14 > 2D:[6,6]=12 > 10+14 > 24


パテット : ここでこの出目かw


ジューグ : んー、シェラどうする?


ジューグ : サンディ、姉ちゃんは確実として。


シェラルデナ : ん?


パテット : うん、シェラの方が減ってるけどジューグが回復のメインなんだよね、迷うな。


シェラルデナ : 最悪ファミリアがあるから6Rは戦えるし、別に大丈夫だぞ!


パテット : じゃシェラ以外24点MP回復ね。


ジューグ : おう。


GM : で、煙が晴れてきますと。


GM : 扉の向こうには倒れた蛮族や魔神の数々。


GM : ”天騎”ディロンも飛竜と共に倒れています。


GM : 唯一立っていたのは禍々しき空気を纏う巨人。


ジューグ : ……魔将ウェデリリ・ディロフォス!


シェラルデナ : 総大将か!


シェラルデナ : 構えるぞ!


ディロフォス : いかにも。


パテット : わー、目がいっちゃってる。


雀 : まがまがしいちゅん(


ディロフォス : ふむ。扉を壊してくれたか……まあいい。また作り直せばよいことだ。


ジューグ : (コロコロ)ディアボロルテナントシニア(Lv12)。すでに魔人形態だ!



ディアボロルテナントを一部強化、一部弱体化(早い話が回避を下げて攻撃を当たりやすく、その代わり硬くしました)してます。ディアボロは奥の手として巨大化し、魔神に似た魔人形態に変身する事ができます。



シェラルデナ : 私たちが見過ごすわけないだろ!


ディロフォス : フォボスクもやってくれたようだな……なるほど、そなたらが。


サンディ : やってやろうじゃねえかこの野郎( ゙゚'ω゚')


GM : ラゴス、プレシアたちも合流してきて、次回ですね。


雀 : 野郎ぶっころしてやるううう(


パテット : それフラグ。




===再開===




雀 : ちゅん


雀 : ちゅちゅん!


GM : (がし


雀 : キシャあああ(収納


パテット : 雀も鳴かずばしまわれない(


GM : しまっちゃおうねえ。(しまっちゃうGM)


GM : ではボス戦です。


パテット : (コロコロ)あー、先制取れなかった!


シェラルデナ : 頼むぞサンディ!


パテット : ええい、腕輪割るぞ!最初に二回行動できないのは痛い!


GM : これから毎日、腕輪割ろうぜ?


サンディ : (コロコロ)よっしこっちも獲った。


雀 : よく考えたらパテットは戦闘時に敏捷度が殆ど必要無いから、腕輪割ってもお金以外痛くないちゅん。


シェラルデナ : よしよし!


シェラルデナ : 頭部に集中攻撃でも良いようには思えるけど、少なくとも遠隔は近づくべきではないかもな。


パテット : で、どうする?今回は長期戦になりそうな気がするし、僕は最初のターンは攻撃しないつもりでいるけど、それでいい?


パテット : 具体的にはモラルとトランスをハーモニーさせて命中を補いつつ次のターンに向けて楽素貯める。


シェラルデナ : 確か、敵も命中上がるんだったよな。


パテット : そだねー(泳ぎ目


パテット : でも特に命中を強化しにくいサンディには必要な気がするんだ。


シェラルデナ : タゲサと飛翔の事を考えたらそれでいいと思うぞ。


パテット : よし、では作戦決行!まずモラル、雀共歌え!(コロコロ)続いてトランス(コロコロ)


パテット : よし、楽素フルに溜まった。これで最大5ターン連続終律かませるよ!単部位だけど。


雀 : 命中+1、行使判定+1もお忘れなくちゅん。


サンディ : ショットガン連射だねぇ。


シェラルデナ : 範囲で胴体も落としていく感じか!


サンディ : ん~、コアだけ狙うのもありか。


サンディ : じゃあクリバレ連射にしよう。


パテット : そだね、攻撃障害無いもんね。


サンディ : (コロコロ)自動命中ゥ


サンディ : k20[10]+18 ダメージ KeyNo.20c[10]+18 > 2D:[5,5 3,2]=10,5 > 8,3+18 > 1回転 > 29


パテット : おお、今回はサンディ絶好調だねえ。


サンディ : 続けて!


サンディ : 2d6+8+4+1+1 命中力/カルネージ (2D6+8+4+1+1) > 8[4,4]+8+4+1+1 > 22


ディロフォス : 2d6+12 (2D6+12) > 4[3,1]+12 > 16


GM : 魔将、出目悪いなぁ。


パテット : いや今回はサンディが良いんだw


サンディ : k20[10]+18 ダメージ KeyNo.20c[10]+18 > 2D:[4,3]=7 > 5+18 > 23


サンディ : (ズガガン!


パテット : 今回はひたすらコア部位を狙う作戦かな。なら僕も春の強風ばっかりで行くかw



魔人形態のディアボロルテナントシニアは頭と胴体の2部位。

図に乗ったPCたちは胴体を無視してコア部位の頭部を狙います。

出目がPCに味方しているのもありますが、人間形態から始めても良かったかなあ……(そうしたらそうしたで、苦戦したかもですが)



パテット : まあ攻撃は次のターンだけどw


シェラルデナ : 私も行くぞ!


雀 : うちぬくぞーうちぬくぞー


サンディ : パラミス使いなよ(


パテット : モラルってこんな歌だったのか(


ジューグ : パラミス距離10mだから、俺が先に動くか。


シェラルデナ : 頼んだ!


ジューグ : パラミスA、コア部位でいいな?


ジューグ : ビートルスキンっと。


パテット : だね、今回コア部位狙う作戦だし。


ジューグ : 2d6+9+1 命中力/バスタードソード (2D6+9+1) > 5[3,2]+9+1 > 15


ディロフォス : 2d6+11+1 (2D6+11+1) > 9[5,4]+11+1 > 21


ジューグ : というわけだ(スカッ)。


シェラルデナ : 良い牽制だな! 太刀打ちは私が引き継ぐ!


シェラルデナ : キャッツ、ガゼル、マッスルからの魔力撃を頭部に入れる!(コロコロ)→22ダメージ


ディロフォス : ぐっ……やってくれる。


ケイト : では、エネジャベか(コロコロ)抵抗されて11ダメージ。



GM : 1回裏。


ディロフォス : ふむ……小細工は無用か。


ディロフォス : (胴体、前衛に薙ぎ払いⅡ)


ディロフォス : 2d6+15+1 (2D6+15+1) > 3[1,2]+15+1 > 19


ジューグ : 2d6+9 回避力 (2D6+9) > 11[6,5]+9 > 20


シェラルデナ : 2d6+9+(15/6)+1>=19 //回避+Gazelle (2D6+9+(15/6)+1>=19) > 11[6,5]+9+(15/6)+1 > 23 > 成功


GM : おい魔将!


パテット : なんか縄跳びみたい(


シェラルデナ : ジューグと息ぴったしだな!


ジューグ : ……あ、ああ。


ディロフォス : まあよい、邪気の噴霧だ。


ディロフォス : 2d6+15 精神抵抗 (2D6+15) > 4[3,1]+15 > 19


ジューグ : 2d6+10 精神抵抗力 (2D6+10) > 6[3,3]+10 > 16


ジューグ : これはダメだったか。


シェラルデナ : 2d+9+(13/6)-2>=19 //精神抵抗 (2D6+9+(13/6)-2>=19) > 5[4,1]+9+(13/6)-2 > 14 > 失敗


シェラルデナ : 流石にな!!!!


ディロフォス : 2d6+12  呪い属性の魔法ダメージだ。 (2D6+12) > 7[4,3]+12 > 19


GM : なおこれ、自分も食らう自爆技です。(必ず抵抗成功はしますが)


ディロフォス : (ジューグに攻撃)


ジューグ : (カンッ)3ダメージ。へっ、かゆいぜ!



GM : 2回表!


パテット : 出し惜しみしない、獣の咆哮行くぞ!


パテット : でもシュアパフォーマーはいれる(


パテット : k30+9+(31/6)@13 終律:獣の咆哮 KeyNo.30+14 > 2D:[6,4]=10 > 10+14 > 24


パテット : …入れない方が威力高かった!


雀 : これでトランスは効果消えたちゅん、モラルはずっと続行ー


シェラルデナ : 命中+1は継続だな!


パテット : そう、存分にやれ♪


シェラルデナ : 任せろ!


ジューグ : パラミスA使って拡大キュアハートだな。


ジューグ : それとシェラをかばっとく。


サンディ : よーっし


サンディ : クリバレタゲサだぁ


サンディ : 2d6+8+4+1+1 命中力/カルネージ (2D6+8+4+1+1) > 7[4,3]+8+4+1+1 > 21


ディロフォス : 2d6+11 (2D6+11) > 11[5,6]+11 > 22


GM : ……からーの?


サンディ : 腕輪ァ!


GM : これから毎日、腕輪割ろうぜ?(天丼)


シェラルデナ : 本当、準備がいいな!


サンディ : k20[10]+18 ダメージ KeyNo.20c[10]+18 > 2D:[5,3]=8 > 6+18 > 24


パテット : さてトドメが見えてきたねえ。


シェラルデナ : 行かせてもらうぞ!


シェラルデナ : 魔力撃!!!!!(コロコロ)


シェラルデナ : k46+15+6+(9/6)+2@10 //魔力撃+Muscle KeyNo.46c[10]+24 > 2D:[2,6]=8 > 10+24 > 34


ディロフォス : ああ……こんなところで終わるとは。


ディロフォス : 父祖よ……


ジューグ : ふうっ。


シェラルデナ : はぁ……はぁ……勝った!


パテット : じゃシェラだけ回復いきまーす(空気嫁


サンディ : (クリップをカルネージからはじき出す)


パテット : 2d6+9+(31/6)>=17 呪歌:アトリビュート (2D6+9+(31/6)>=17) > 2[1,1]+9+(31/6) > 16 > 自動的失敗


パテット : なん、だと・・・


GM : おめでとう(棒


GM : そして


パテット : まあ時間が余計にかかるだけだけどね(


パテット : 2d6+9+(31/6)>=17 呪歌:アトリビュート (2D6+9+(31/6)>=17) > 11[6,5]+9+(31/6) > 25 > 成功


パテット : k20+9+(31/6)@13 終律:花の宴 KeyNo.20+14 > 2D:[1,2]=3 > 1+14 > 15


パテット : わーしょぼい。


GM : 天騎ディロンは飛竜と共に倒れています。


パテット : とゆわけでシェラのMPが15点だけ回復したよ。


サンディ : こいつ生きてる?


ジューグ : まだ息はあるようだな。


シェラルデナ : 何か言いたいことはあるか?


パテット : とりあえず縛るか。


GM : ディロン「ヴィー……ウェデリリはどうした?」


パテット : なんか死んだ(


GM : ディロン「……扉は?」


パテット : 割れた(


GM : ディロン「そう、か……」


サンディ : (弾薬装填)


パテット : いや実際魔法は兎も角歌で攻撃ってビジュアル的にどんな感じなんだろう(


GM : なんか魔法的なエフェクトが発生するんでしょう。


シェラルデナ : シトラスの目論見は私たちが挫いた。大きな誤算だったかもな。


サンディ : 二種類の楽にしてやるがあるけどどっちがいい?(何


雀 : ●もフレの格闘ゲームみたいな動画のせいで、●キが放つ●斗有情破顔拳みたいなもんかなと(


シェラルデナ : ウデクの五大氏族もシェルシアス側についている。つまり、これで終わりだ。


パテット : 二種類?らくになるのとたのしくなるのと?(


GM : ディロン「……終わりか。そうかもな」


シェラルデナ : よい戦いだった……でいいのか?


GM : ディロン「とんでもない。最悪だ」


GM : ディロン「魔神を使役するだけならともかく、魔神将を呼ぼうとするとはな」


サンディ : まあヒーリングバレットと止め刺し用の実弾(


シェラルデナ : 魔神による混沌成就が目的だったのか? 狂信か、それとも歴史をただ繰り返しているだけか……私にはよく分からないけどさ。


GM : ディロン「……僕の本当の名前はアンデ・シェザール・ウインクルという」


GM : ディロン「今のこの名は、あれウェデリリの父君からもらった名だ。フォスに因む名をな」


GM : ディロン「惨めなドレイクを拾ってくれたのが彼だった」


GM : ディロン「あれには、彼の息子として恥じない男になってもらいたかったのだが……」


GM : ディロン「制御もできない魔神将を呼んで、戦に勝ったところで何になるのか」


シェラルデナ : ウェデリリのいう父祖とは、かの父君の事であってるのか?


GM : ディロン「もちろん父君も、その先代もだろう」


GM : ディロン「この300年、ディロフォス一族と人族はエインフォートを奪い合ってきたのだ」


シェラルデナ : めちゃくちゃに壊せばそれでいい、というものでもないだろうにな。何はともあれ済んだことだ。


シェラルデナ : フリーシアには会いたくないのか?


GM : ディロン「……会ってどうなるものでもあるまい」


シェラルデナ : 共に生きる選択だってあるだろう。


GM : ディロン「……共に生きる?」


シェラルデナ : フリーシアが無計画に寝返ったと本気で思ってるのか? 少なくとも、新しい可能性を彼女は選択したはずだ。


シェラルデナ : 死に殉ずるのもいいさ。逆の立場なら、私は絶対に諦めない。四肢を失っても必ず祖国を取り戻す。


シェラルデナ : だから聞いてるんだ。どうしたいんだってな。私たちは己が己の為に戦ったんだからな。己が己の選択を尊ぶのは当然なんだ。


GM : ディロン「……」


GM : ディロン「この戦いでディロフォス将領軍は大きく衰えた。だが、死に絶えたわけではない」


GM : ディロン「シトラスを制圧するのには少々では血は足るまい」


GM : ディロン「だから……取引をしよう」


GM : ディロン「に頭を下げられない者はドロメオ男爵領で引き取る。あるいは、東に落ち延びるように促す」


パテット : ・・・あれ、僕マジで何のために戦ってたんだっけ(そこか


シェラルデナ : シェルシアスの金払いは悪くないと思うぞ、パテット。


雀 : ぶっちゃけ生きるためちゅん(


ジューグ : まあ、お前は依頼されたから、でいいんじゃないか?


ジューグ : 俺たちにとっちゃ、故郷を守るためだけど。


サンディ : 私はね~、やっぱこう、正しいと思えることのために銃を撃ちたい?


シェラルデナ : 私も貴族の端くれだ。ドロメオ男爵領による緩衝の影響力は理解できる。


シェラルデナ : でも決めるのは私たちじゃない、シェルシアスだ。私たちが問うているのはあくまでも生死だってこと、忘れてくれるなよな。


シェラルデナ : もちろん、生きるのであればハーグストン王家の指輪に誓ってその願いは聞き入れる。


GM : ディロン「いいだろう。もう少し生きてみる事にする」


シェラルデナ : ま、再び剣を交えることになろうとも、生きている間は誰かの役には立ち続けるだろうさ。


シェラルデナ : サンディ、ジューグ、パテット! 応急処置と拘束引き渡しだ!


パテット : 拘束はもうやってるね。呪歌で回復しとこう。


パテット : 念の為全回復はしない(


シェラルデナ : 手際がいいな! 武装解除もしたし……これでいいよな、皆。


GM : ディロン「ウェデリリが討ち死にしたと伝えてやったらどうだ」


シェラルデナ : そうだな、戦いは終わらせよう。


シェラルデナ : みんなで勝鬨だ!


サンディ : ここはシェラに華を持たせるんだよぉ


ジューグ : おう。


シェラルデナ : 国を取り戻したら、たっぷり礼はするからな!


ジューグ : えい、えい、


シェラルデナ : おー!


GM : 戦利品判定どうぞ。扉戦含めて5部位なので1回ずつ。



===戦利品判定中===



GM : アビスシャードは売っちゃいますか?


シェラルデナ : いやー、シャードガチャやってみたいから残しておく!


GM : ではアビスシャードを3個入手しました。


シェラルデナ : エインフォート・アビスシャード100連ガチャとか無いか?


GM : 100連って、どんだけ魔域攻略するんですかね……


GM : あと、フォボスク10個 ボス20個かけらあったので、


GM : 10個ずつどうぞ。


GM : (計算中)合計110ですね。


GM : では、勝ちどきを挙げると。


GM : ある者はシトラスを目指し落ちていき、またある者は死力を尽くして散っていき、またある者はフリーシアに降ったようです。




GM : カンファ「みなさん!」


キルシュ : この度も御見事!


シェラルデナ : お役に立てて何よりです。


雀 : どやちゅん(


キルシュ : しかし、ディロフォスを討ち取ったとなれば、シトラスがどうなるかだな。


サンディ : 7騎は天騎を除いて倒され、まあ数十年は攻勢に出る余裕はないでしょ。


シェラルデナ : ディロンとの交渉にもよりますが、組織的な団結は失われるでしょう。速やかな東進と統一が望ましいかと。


パテット : まああまり急に統一しようとすると逆に蛮族の結束を強めちゃうかもしれないので多少はね?


キルシュ : そうだな……


GM : 次回、エピローグですね。




GM : フォロル川の戦いが終わり、エインフォート軍はシトラスに進軍します。


パテット : 僕等もついてくの?


シェラルデナ : ここまできたら、同行すると思うぞ。


雀 : 蹂躙せよ!(ぉ


ジューグ : 平面宇宙に帰れ。


パテット : はい収納(


雀 : 素粒子に還るのはいやちゅん;


GM : 元天騎ディロン、元鉄騎フリーシアがいたこともあり、無血とまではいきませんでしたが、無事にシトラスは制圧されました。


GM : 大破局の前、エインフォート周辺はのどかな農村地帯で、エインフォートがある場所にも漁村があるだけでした。


GM : 大破局後、震災で壊滅したシトラスは蛮族の手に落ちました。一方、シェルシアス公の都ユーゲニアは蛮族の襲撃を撃退します。


GM : かくして、この二つの都市の間にあるエインフォートとその周辺に城砦群が作られ、『境目の城』となったのです。


GM : 200年の間、エインフォートの支配者はめまぐるしく入れ替わり、とうとう100年前に今のエインフォート侯爵の先祖が奪回して街は安定しました。


GM : それでもディアボロの将ディロフォス家は諦める事はなく、戦いは続いたのです。


GM : 50年前の戦いでは先代のウェレリズ・ディロフォスは深手を負い、シトラスに撤退中に落命。


GM : そして今回。ウェデリリには勝算があったのでしょう。ただし、魔神将を招き入れての勝利が本当に勝利と言えたのかどうか。今となっては分かりません。


GM : ともあれ。君達は300年に及ぶエインフォートの因縁の戦いに終わりをもたらしたのです。


シェラルデナ : 100年と300年の歴史は重いな。


パテット : なんか普通に英雄扱いになってるような。


雀 : 大破局以来の前線を動かしたんだからそりゃね…あ、ちゅん(やっつけ


サンディ : いやー長い戦いだった(


GM : 10日後、7月28日。


GM : 君達は公都ユーゲニアに招かれています。


パテット : そいやユーゲニアに来た事無かったような(


ノエル : (シェラの髪をすく)


パテット : なんか堅苦しい席ならやだなあ。


シェラルデナ : こういう式典に参加するのって何年ぶりだろうな。


キルシュ : すまんな。これからシェルシアス公殿下への謁見である。


雀 : そういう時は三羽揃って牙を剥いてりゃ大体ごまかせるちゅん(まて


シェラルデナ : ふふん、パテット。こういう式典にも賢く立ち回るコツってやつがあるんだ。


GM : 建前上、フェルライザ地方は今でもオリエンス帝国領なので、シェルシアス公も帝国諸侯の一員です。シェルシアス公家はオリエンス皇室一門の扱いとなり敬称は“殿下”となります。


パテット : うん、幾ら何でも雀のアレは間違ってるって僕にもわかる;


プレシア : 公爵殿下は寛大な御方ですから、作法に神経質にならなくてもよろしくてよ。


GM : ラゴス「だといいんだが」


シェラルデナ : 愛想よくして、乾杯したらパテットは自由時間だ。それまで我慢だぞ。


パテット : 結局どっちですか。


雀 : 要はいつも通りでいいってことちゅん(


GM : 会場に入ると、数人の貴人たちが待っています。端にいるカンファ公子殿下がにっこり会釈しますね。


シェラルデナ : (にっ)


サンディ : こりゃ随分と。


パテット : ああ、知ってる人がいるだけで幾らか落ち着く。


GM : 真ん中に立っているのがローレル公爵殿下のようです。50過ぎですががっしりとした肉体の人間の男性ですね。


GM : ローレル「よく来た、エインフォートの勇士たちよ」


シェラルデナ : 拝謁のお許し、光栄の極みに御座います。殿下。


GM : ローレル「三百年来の憂いの打破、改めて礼を言おう」


パテット : いえいえー僕なんか成り行きでついて行って後ろで歌ってただけで;


雀 : …パテットといい誰かさんと言いアウトロー的な奴等はなんでこう公的な場が苦手ちゅん?(


雀 : もう冒険者やめて放浪者ヴァグランツにでもなったほうがいいかもちゅん(



放浪者ヴァグランツはアウトロープロファイルブックで実装された、冒険者ギルドに所属せずに己の信念のまま戦う人々の事です。デメリットは冒険者ギルドのサポートが一切ないこと。とは言え、冒険者と協力して事に当たる事も多いようです。



シェラルデナ : これも偏に、我らをただ公平に評し御恩に報いたまでです。


サンディ : (デカイから目立つなぁ、と思ってる顔)


雀 : 自由だー(小さくても悪目立ちする雀


パテット : 収納…そりゃこんなのがいたら場違いにもなるわ;


GM : ローレル「ところで、御主らの功績に見合った褒賞を……と考えていたのだが、何か望みのものはあるかね」


サンディ : えぇ…あんまり考えてなかったな…


シェラルデナ : みんなは冒険者だから、名誉と変わりない日常さえあればそれが十分な褒美にはなるだろうけどさ……


シェラルデナ : 殿下、我らは出自や生き方が異なる者ばかりに御座います。


シェラルデナ : これからも公国と殿下の御威光に報いる機会と、その栄誉栄達を冠して頂ければと、愚考する次第です。


GM : ローレル「ふむ……」


パテット : そうだねえ…アルフレイム大陸へ渡る方法があったら教えて欲しいね(ぇ


雀 : …テラスティアじゃなくてちゅん?


シェラルデナ : 私事ながら、道はまだ半ば。


パテット : 変顔で聞くな;まあ僕にも義理があるわけでね?一緒に流されてきた人もいるわけだよ。


サンディ : (まじで特に褒賞のことを考えてなかったさすらいのガンマン志望)


GM : ローレル「飛空船によってならばアルフレイム大陸に至れるかもしれん。しかし、現状では海の藻屑になりかねないだろう」


パテット : 魔航船は落ちるものってえのはここでも一緒ですかそうですか。


ジューグ : 長距離飛行する事自体がリスクだからなあ。


ジューグ : つーわけで、貴重なコアを一か八かの賭けに供するわけにはいかないのさ。


サンディ : ま、ジュノーのテレポーターの修理部品探すのが確実じゃないかな。


シェラルデナ : 我が故国ハーグストンの地に返り咲くためにも、まだ成すべき事が多く御座います。


ノエル : (直立不動)


パテット : ああ、シェラもまた別の意味でアルフレイムへ行く方法を探さないとだね。


シェラルデナ : 故に今は、この地に留まり剣を振るうことをお許し頂き、再び故国の花を持って拝謁できる機会を頂ければ今は十分、と。


GM : ローレル「はっは、それもよかろう」


シェラルデナ : その足掛けとして、ジュノーを始めとする諸島につきましては、エインフォート侯との盟約を改めてお許し頂ければ幸いです。


GM : ローレル「もちろんだとも」


シェラルデナ : ジューグやケイトは、何かないのか?(こしょこしょ)


ジューグ : んー、俺は特になァ。


ケイト : では、キルヒア神殿への支援金を増額していただこうか。


GM : ローレル「たやすいことだ」


サンディ : ふ、普通にお金ですぅ…


GM : ローレル「他の者たちも、特に望みが無ければ報酬を増額しておこう」



結果、報酬は5万G(+戦利品)となりました。



シェラルデナ : ちなみに今後、旧ディロフォス将領の統治は如何成されるおつもりですか?


GM : ローレル「ひとまずは代官に統治させることになろうな」


シェラルデナ : 殿下のお役に立てることが御座いましたら、ぜひお申し付け下さい。力になれるはずです。


GM : ローレル「うむ。今後とも期待しておるぞ」


シェラルデナ : (今のところはこんなものだろうな。ジュノーやウロコ島の利用やバックアップがあれば一先ず)


シェラルデナ : はっ、是非とも。お任せ下さい。


GM : という感じで謁見は終わりましょうか。


ジューグ : ふいー……


パテット : さあて、これからどうしようかな…偉い人なら大陸に渡る手段のひとつもこっそり知ってるかと思ったんだけどねえ。


ジューグ : 秘密にする理由、あるか?


シェラルデナ : 私はジュノーの復旧が一番確実だと考えてるぞ。


ジューグ : 秘密にする事ですごい利権になるとかなら別だけどさ。


雀 : 渡りたい人が殺到したらどうするちゅん?難民続出ちゅんよ(


ジューグ : 海中船は……あの潮流が海中まで続いてるかどうかだな。


シェラルデナ : 渡りたいと思う人は少数じゃないか?


シェラルデナ : 流石に調査でしくじったら終わりだもんな。


パテット : だから魔動機文明時代でもテレポーターは一般的じゃなかったんじゃないかな。多分(


ジューグ : 飛空船も、大破局でだいぶ地形が変わってるみたいだからなあ。


ジューグ : 大型マナチャージクリスタルで航続距離を安定できればだいぶ違うんだが。


シェラルデナ : そういう難しいことは専門職に任せる!


ケイト : ユーゲニアからエインフォートへの鉄道再建計画も、いよいよ始まるそうだよ。


シェラルデナ : 便利になるな!


サンディ : 列車回収出来たかな(


シェラルデナ : 回収は確実だと思うぞ。なにせ勢力圏内だからな。それこそまた冒険者が派遣されるんじゃないか?


GM : でしょうね。


GM : という感じで……


GM : 君達の冒険はまだまだ続きますが、「エインフォート」としてはここで一区切りとしましょう。


GM : 何しろ、「境目」じゃなくなりましたからね!


パテット : これからは何の町になるんだろうねえ。


GM : 南のポリスフェア、東のシトラス方向にも鉄道が延びれば、分岐点の街になるのでは。


シェラルデナ : エインフォートは地政学の観点からも、より重要な立ち位置になるだろうさ。


GM : 正直、どういう風にハーグストン再興を進めるか、あるいはアルフレイム大陸へのアクセスをどう復興させるかはちょっと考え中です!


サンディ : やれやれ、少しは落ち着くなぁ。


GM : せっかく潜水船も出したんだし、何らかの形で利用したいなー


パテット : 鉄道の町か…ストラスフォード信仰でも起きたら面白いねえ。


シェラルデナ : (\ ハーグストン救国委員会 /)


GM : 褒賞で飛空船のコアとかベイルとかシトラスとか求められるかなと思ってた(何)


GM : まあ、コアはともかくとしてベイルとかシトラスの統治は面倒そうですなw


シェラルデナ : まあ、押し付けてくるなら全然良かったけどな!


シェラルデナ : そこは後日交渉だ!(後日談)


GM : ちなみにベイルも代官統治。ただ「オラこんな村いやだー」で人口流出始まってるとか。もともと、魔神崇拝者が民を支配するために作った村ですので。


GM : では、続編(タイトル未定)でまたお会いしましょう!




(「境目の城エインフォート」完)

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ソード・ワールド2.5リプレイ「境目の城エインフォート」 碧野氷 @aonoao_83

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