インターミッション2

GM中間反省会

……というわけで、応募期限の2021/05/31までには残念ながら完結しませんでした。

いろいろ理由はありますが、やはりあれもしたいこれもしたいとGMが盛りすぎたせいですかねー。


>応募受付期間中に作品が完結している必要はありませんが、応募受付期間終了後に作品を更新した場合、当該更新内容は選考対象外となります。

とのことですが、第6話でひとまず一区切りがつく予定ですので、今しばらくお付き合いいただけると幸いです。



■結局、GMは何がしたかったの?

『合戦(いくさ)が始まる』というキャッチフレーズでも分かるとおり、今回のリプレイは人族と蛮族との『合戦』を主題としております。



■つーかシトラス七騎って多すぎじゃね?

敵幹部のお約束として1人は寝返らせたかったもので……

当初の予定通り1話1人ずつ倒していけばちょうど良かったんですがねー。




■第1話『オンロ村の焼き討ち』

エインフォート近郊のオンロ村がシトラス七騎の“獣騎”シーロフに焼き討ちに遭い、村の牧人が助けを求めに来た。

冒険者ギルド支部“アームドスネイク”に居合わせたPCたちは即席の一党パーティを組み村へ急行。シーロフ一味に連れ去られた村人の救出を求められる。

PCたちはシーロフのアジトに突入、途中で出会ったアルボルのロコトと共闘してシーロフを討ち取ったのだった。


第1話のテーマは『焼き討ち(焼き働き)』でした。

敵の領内の城下町や村、田畑に放火する行為。略奪や暴行殺戮を伴う事も。

敵に人的・物的損害を与え、敵大名の信用を傷つける効果がありました(焼き働きを防げなければ、『ウチの殿様はいざという時頼りにならない』となる)。

村人に『エインフォートは頼りにならない。これでは蛮族に屈するしかない』と思わせるのがシーロフの狙いでした。


ロコトを出したのは、最終決戦でアルボル族と共闘するための前フリであります。


★反省点

……結局ダンジョンアタックやないかーい!という声が聞こえてきそうです。ごもっとも!

あと“獣騎”でありながら“獣”感が薄かったのも反省。ヴァルグだけでなくもっと猛獣を使役させるべきでした。


★もしリメイクするなら?

テーマである焼き討ちを全面に押し出すべきですね。


依頼によってオンロ村に向かった一行は、焼き討ちを受けている現場に出くわした。

一行は放火している蛮族を倒したり、消火に協力したりしながら村の中心に進む。

村の中心には首謀者である“獣騎”シーロフが陣取っており、焼き討ちを妨害したPC一行を挑発する。

そこに、さらわれたメリアを奪回するため乱入してきたアルボルのロコトと共闘してシーロフを討ち取ったのだった。




■第2話『城下町に潜むもの』

リルドラケンのグスタボが殺害された。彼は、雇い主エドモンドが“操騎”アベリ・バハリに協力して街壁をくぐるトンネルを作ろうとしているのを諫言して殺されたのだ。

PCたちは同じくオーガに殺されて成り代わられたトマ少年の父モリスの仇を討ち、エドモンドを捕縛してトンネル計画を頓挫させたのだった。


第2話のテーマは『敵からの謀略』でした。

戦国時代には敵城の下にトンネルを掘って水脈を絶ったり爆破する『土竜攻め』という戦法があったので、それもイメージしています。

もっともこれは城外から掘るモノでしたが……


★反省点

直接事件解決には関わりのないジャンとリネアを出したのは余計だったかも。

この2人は6話にも出てくる(※予定)ので事前の顔見せでもありました。

あとアベリ・バハリはここで倒させた方が面倒がなかった……


★もしリメイクするなら?

せっかく『合戦』『謀略』をテーマにしているので、オーガを2.0に出てきた『オーガニンジャ』にしてもよかったかなと。




■第3話『ウロコ島攻略戦』

依頼のついでにジューグの母方の故郷、三つ子島で休暇を楽しむ一行。

そこに、マーマンの使者クルピアとハーグストン王国残党のノエルが助けを求めに来た。

一行は三つ子島とエインフォートに交渉、連合軍を結成して“海騎”ワルケリの根拠地ウロコ島に攻め入る。

そして、シェラは祖国再興のため名乗りを上げたのだった。


第3話のテーマは『海戦』もしくは『攻城戦』でした。

1話、2話は一刻を争う内容だったため『ゆっくりRPする時間が欲しい』と要望があったので、前半はのんびり休暇。

それから、せっかくシェラが『亡国の姫』なのでゆくゆくは『祖国再興』させてあげたいなぁ……とハーグストン王国の残党を用意。

PCがワルケリ軍を島から誘い出す戦術をとった場合には、海戦になる予定でした。


★反省点

唐突な。ナニソレ?うん、そりゃ占有者として権利を主張しますよね当然……

ハーグストン王国残党と出会わせたいなら、普通に『漂着したよそ者が山の向こうに村を作っとるよ』でもよかったような……

ワルケリがアンデッド担当なので、ハーグストン王国軍の死者をアンデッドにして差し向けるという展開にすればよかったかも。


★もしリメイクするなら?

ハーグストン王国残党はウロコ島を仮統治領にすることになるでしょうか。




■第4話『海中都市ジュノー』

一行はハーグストン王国残党の潜んでいた海中都市ジュノーを探検する。

その中層部には、テレポーターで亡命してきたリュリアス王家残党が潜んでいた。

一行は彼らに悪影響を与えていた下層部の魔神を退治し、ジュノーを掌握した。


第4話のテーマは『お家騒動』でした。

にっくきデナーレ王の血筋に対し、シェラがどう反応するか?というのも見たかった。


没案として、リドラウム卿の年齢をシェラと同じくらいにする(当然、テオドラの年齢もその分上がる)というのもありました。


その場合、

(1)リドラウム卿自身は王位につく意志はないが、テオドラと家令イムレが暴走し戦闘へ。

(2)リドラウム卿がシェラに言い寄り、ジュノーの主導権を巡って両者が交戦。

の2案が考えられます。


★反省点

完全な寄り道です。うん、海中都市なんて出したらそりゃ探索したくなるよね!

シェラをメインにする都合上、前回はバードとしてパテットの見せ場(鎧いし蛇復活)があったので、

マギテックであるサンディにも見せ場をあげたかったですし……(出目が腐ったのはGMのせいじゃないです;)

パテットPLからも指摘ありましたが「リドラウム」「テオドラ」「ディアドラ」と語感が被ったのもややこしかったですね。

『リュリアス王家の血筋』というのもいささか中途半端で、むしろテオドラをハーグストン王家の一門や遠縁にすれば『ハーグストン王国の継承権を巡る抗争』に持って行けたのではないかと。


★もしリメイクするなら?

おそらく第6話前半の要素を一部前倒しにすることになるかと思います。


海中都市ジュノーとは別の場所にテレポーターで亡命(この場合、普通に船で漂着したでもいいですね)したリドラウム一派。

彼らとPC一行はハーグストン王国の正統な継承権を巡って抗争。(この場合、魔神による唆しで洗脳されていた、のほうが後味が悪くないかも)

リドラウム一派を屈伏させたシェラは、ハーグストン残党の勢力を強化する事に成功する。




第5話に続きます。

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