蒼星のイストリア　～ニュクス・セレーネ～

　主人公時見千明は、唐突な転移現象に巻き込まれ、気が付くと精神体のみで見知らぬ地に佇んでいた。
　近くで活動していた研究者、ヒューゴの救援で消滅の危機を免れた千明は、彼の言葉から今居る場所が自分の住んでいた世界とは別の世界、異世界の月ニュクス・セレーネである事を知る。
　その世界には、根源元素たる霊素を術式として奏でる魔術の如き術式体系の霊奏術。
　そして、術式で稼働する機関、霊奏機関が存在したのだ。
　己の肉体と切り離された千明が、ヒューゴの下に身を寄せて三ヶ月。
　千明が霊奏機関の身体に馴染んできた頃、彼らの住むモントサフィールの街が異形たちに襲撃される事件が発生するのだが――


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※セルフレイティングは予防線です、悪しからず。
※改稿…続きを読む