第6話
「ハァッ……ッウ……」
あれからどれくらい時間が経ったんだろう。
全然性欲がおさまらなくてずっとシテる気がする。
純介は気絶して喘いでを繰り返してる。
「ゆきー!ストップー!
翡翠!ゆき止めて!」
何だ?と思って振り向くと要と豊と翡翠が立っていた。
「ん?何?」
翡翠に拘束されながら尋ねると何かため息つかれたんだけど?
「何日こもってヤリ続けてるかわかってる!?」
「んー……わかんない」
ここ時計ないし
「3日!!3日だよ!!
ゆきは大丈夫でもそろそろ相手が限界だよ!!
壊す気無いなら今日は打ち止め!!」
「んぅー…わかったぁ
それじゃあ、要が純くんお風呂入れたげて?
多分僕が入れたらまたヤッちゃうしー
豊ー、お風呂貸して」
「分かった!翡翠、僕じゃ運べないから手伝って」
「はーい。ボスー」
「湯溜まってねぇけどいい?」
「シャワー浴びるだけだしいいー
何か疲れた…連れてってー豊ー」
「へいへい」
僕は腰にタオルを巻いてしゃがむ豊にのしかかった。
「あっ!入り終わったら僕の部屋ね!」
「了解ー」
テキパキと翡翠に支持を出す要。
何だかんだ要はまとめ役だなぁと思う瞬間だったりする。
人の言う事聞かない翡翠とか葵も要の言う事は聞くし
他の連中もそうだもんなぁ。何でそうなったんだっけ
「ゆき、着いた。
服は取り敢えず俺の貸しとく」
「ん、ありがとー」
お風呂場に入りシャワーを頭からかける。
「んー…気持ちいい……」
まさか3日も経ってたとは予想外だったなぁ
途中水とかは摂取させてたけど、大丈夫かなぁ?
そんな事を思いながら僕はお風呂に入った。
「さっぱりしたー。ありがとう豊。
ついでだから僕を要の部屋に連れてって?」
「そういうと思ってた。
今簡単に作ったもんだけど、少しは腹に入れとけ」
「やったー!豊ありがとう」
豊から貰ったおにぎりを豊におんぶされながら頬張った。
あ、これおかかだ。美味し…
ガチャッ
「要ー、連れてきたぞ」
「あ、ありがとう豊。こっちも丁度終わった。」
ソファーに下ろされ2個目のおにぎりを頬張る。
お、これ鮭。
「取り敢えず今回の依頼は何とか終わらしたよ。
御剣の代わり探すの大変だったんだからね!」
「ごめんごめん。ありがとうー」
「それと、棗はどうするの?」
「ん?捨てるよ?
だって純君傷つけられたら困るし」
「まぁ、そう言うと思ってもうこっちで何とかしといたよ。
その代わり今回報酬少ないからね!」
「へーい」
お、今度はツナマヨ……
「今度は珍しく長かったな」
「ん?そうだねぇ
3日は驚いたよ」
携帯を見ながら突然翡翠が言ってきた。
まぁ、多分葵とやりとりしてんだろうけど
「今度はどう?ペット?それとも恋人?」
「んぅー…まだわかんないなぁ。
知ってるでしょ?僕が飽き性なの。
それに、普通はつまんないんだよねぇ」
狂ってる方が楽しいんだよなぁ
「それなら当分はペットだと思ってるから。
ないとは思うけど、恋人になったら教えてね」
「はーーい。豊、お味噌汁とかあったりする?」
「そう言うと思って持ってきてある」
「流石豊!やった、豊のお味噌汁好きなんだよねぇ、僕」
豊からお味噌汁を受け取りホクホクしながら飲む。
「あ、そういえば理事長が近々また手伝い欲しいって言ってた。
話的に、ゆきか要が向いてると思うけど」
「何やるの?」
「データ管理系」
「日にち次第で行ける」
「僕もかなぁ」
「それじゃ、日にちあとで聞いとく。」
ふぅ、何かお腹いっぱいになったら眠くなってきた。
いそいそと要の横に座って要の太腿に頭を乗せる。
何も言われないからオッケーって事だよね!
僕は要の腰に抱きつき目を閉じた。
何でか此処が落ち着く。一番安眠出来るんだよなぁ…何でだろう。
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