第2話
その日僕は校舎裏で野良猫とお昼寝していた。
勿論狸寝入りだけど。
情報によると、授業中よく此処に御剣 純介が居るらしい。
お、足音聞こえた。
今日は眼鏡を外してるし髪型も変えてるから僕だとはわかるまいよ
「チっ…先客居んのかよ……
ん?オイ、お前授業いいのか?」
どうやら僕の服装を見て昼休みに居眠りしてそのまま爆睡してる生徒だと思ったようだ
「んぅー……あれ…?ここ何処ですか?」
目をコシコシ擦りながら周りをキョロキョロして
コテンッと首を傾げる。
因みに要はこれを素でやる。
「もう昼休み終わってるぞ」
「あっ!本当だっ!起こしてくれてありがとうっ!
お礼にこれあげるっ!急がなきゃっ」
いちごアメを渡してニコッとスマイルして僕は小走りでその場を離れた。
後ろから、おいとか聞こえたけど全て聞こえないフリ。
さて、今日やる事終わったしかーえろっ
髪のセットをグシャグシャと崩しながら寮へと戻った。
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
「うるさーいっ!
あれ?思ったより早かったね」
「つっかれた……僕のキャラじゃない、恥ずか死ぬんだけど」
僕の今回のコンセプトは他人仕様の要だった。
だから髪型とかも似せて話し方も真似たりしたけど
演技でやるとサブイボたつ、いや本当に
「要!僕を癒やして!甘やかして!
じゃないとやる気出ない」
ソファーに座る要の腰に抱きついて足をバタバタする。
「ゆきが甘えん坊モードなんて珍しいー
いいよー。何して欲しい?」
PCを閉じて僕の頭を撫でる要。
「せっ「あ、下系は僕叶えられないからね」チッ…それじゃあ添い寝して。ずっと頭撫でて今日一緒にお風呂入って」
「んー、それならいいよ
変な事はしないでね!!」
「はーーーい」
僕はそのまま豊が来るまで要の膝枕で安眠を貪った。
要の太ももはいい感じにぷにぷにで気持ちいい……
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