第4話

あれから僕の方は順調だった。

途中から御剣と橘を同時進行させてたから疲れは2倍だったけど。

まぁ、橘の方は基本的に僕の素に近いから楽ではあったけど、壊しちゃいけないから加減がむずかしかった。


両方から告白もされたし、ちゃんと別れないと無理って言い方変えていったし

今日は告白されてから初接触。

まずは御剣からか。


今日は寝ずに猫と遊びながら待った。


少しすると足音が聞こえてきた。


「由良、俺と付き合ってくれ」


「あ、純介。それは前も言ったけど…僕浮気相手にはなりたくないんだ…」


顔を伏せて悲しみアピール全開でいこうか。


「…昨日ちゃんと別れてきた。

だから…俺と付き合ってくれ」


「…本当…?もう僕だけの純介なの…?」


「あぁ、お前だけの純介だ。」


その言葉を聞いて僕は御剣に抱きついた。

程よくついた筋肉は、ちょっと硬くて抱き心地は良くないが我慢か。


純介は、僕の頬に手を滑らせ顔を近づけてきた。

僕は目を瞑り純介を受け入れた。


「っ!?」


最初はされるがままにしてたけど

途中から反撃して僕が舌を絡め口内を蹂躙していく。

すると、攻められるのは慣れていないのか純介がスッと座った。

あれ?腰抜けた?


ハァハァ言いながら顔を真っ赤にする様は普通にソソる。

ヤッちゃ駄目とは要言ってなかったし……ちょっとくらいヤッても許されるよね?


「純介…可愛い」


純介の頬に手を滑らせるとビクッと体が反応した。

僕は純介を押し倒してちゅっちゅっとキスしながら服を脱がしていった。


「まっ……ゆらっ…」


「大丈夫だよ。何も怖くないよ。

僕の舌だけに集中して?」


やっぱり後ろは初めてなのか目に恐怖が浮かぶ。

こんな事もあろうかとローションもゴムも持ってますよ。

僕はキスしながら後ろをほぐした。


「んぅっ!?」


ある一点を掠めた時純介がビクビクっと反応した。


「此処が気持ちいい?」


再びそこを触ると


「ヒァッ!?やっ……ゆらっ…こ、こわいぃ」


「大丈夫だよ。ちょっと気持ちよくなるだけだから。」


零れてきた涙を舌で舐め取りながら

純介の気持ちいい部分を刺激すると

僕にしがみついて声を押し殺す純介。

何この可愛いのー!こういうタイプ久しぶりかもー…


「ゆらっ……もうっ…大丈夫っんっ……」


目をウルウルしながら言われたら我慢なんて出来ないよね?


僕はネクタイを緩めてベルトを外した。


「挿れるよ?純介。

多分最初痛いだろうけど、ごめんね?」


「うんっ……早くっ…ゆらとつながりたっヒィッ!?」


言葉の途中で思わず挿れてしまった。


中は凄くキツくて油断するともってかれそうだ。


「慣れるまで動かさないからゆっくり息して」


頑張って息してる姿が可愛くて思わず乳首とかにちょっかいかけるのはしょうがないと思う。


そろそろいいか。

緩く腰を動かし始めると痛みの声ではなく快感の声が聞こえ始めた。

んー…声可愛いから聞いていたいけど、此処外だしなぁ


「んっ…ゆらぁ……ふむぅ…アゥッ……」


キスしながら下も触ると中もいい感じにきゅうきゅう吸いついてきた。

そろそろかな。


「アッアッ…ダメッ…なんか、なんかくるぅ

やっ、ゆらぁっ……あむぅッ」


イキそうになった瞬間唇で口を塞ぐ。

僕の手の中に精を吐き出し中がビクンッビクンッと収縮し始めた。

ハァハァと一息ついてる純介には悪いけど

僕まだなんだよねぇ。


声を出さないよう手で抑えながらラストスパートをかけた。


「あっつ……

純介、可愛い」


僕の言葉が嬉しいのか中がチュウチュウ吸いついてきた。


「やば……イク……んっ……」


僕がイクと同時に再び純介がイッたようで中の収縮が凄くなった。

中々の名器だなぁ……手放すの惜しい……


取り敢えず抜いて後処理はササッとして気絶してる純介をどうするか考える。


「んぅー……要に聞こっと」


携帯を取り出して要に電話をかけた。


「はーい、何ー?」


「ねね、お持ち帰りはおっけ?」


「一応聞くけど、ワンナイトで終わる?」


「…分かんない。だって凄く可愛いんだもん。

僕こういうタイプ初めてなんだけど。」


どっちかっていうと自分から恥ずかしがる事もなく腰振っちゃう子が多かったし


「はぁ……それで?どっちも終わったの?」


「んーとね、御剣君は終わって

橘の方は後は返事待ちかなぁ。だけど、あの感じは上手くいってると思うよ?」


「……どうせ駄目って言っても持ち帰るだろうし

後は僕と豊でどうにかするからしっかり別れさせといてよ!!」


「やったー!!要だいすき!」


「はいはい、僕もゆきがすきだよ。

じゃあ、切るからね」


「ん、ばいばーい」


よし、お持ち帰りの許可出た!

ヒョイッと純介を抱っこして僕は自分の寮へと向かった。



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